楽しむ異世界生活

フーミン

9話 便利な翼

 次に翼追加を試すことにした。
 鱗追加と同じように、脳内で翼追加と念じる。
 すると、背中に慣れない感覚を感じ、顔を後ろに向けると、カラスの羽のような、それに鳥の手のような物が付いた、白い翼があった。
 自分の手のように動かす事ができ、魔力を集中して魔法を発動する事もできた。
 実質4本の手があるのだ。
 そして、今は室内で大きく動かす事はできないが、空だって飛べるだろう。
 翼の大きさは、片方の翼で俺の1.5倍の大きさだ。
 思ったより大きく、ビックリしてしまった。


『ってあれ? これどうやって戻すんだ?』
『翼から魔力を抜くようなイメージをしてください。私が翼を消滅させます』


言われた通りに翼にある魔力を、体へと送る。
 だんだんと感覚が無くなり、後ろを見ると翼は無くなっていた。
 これはもう最強といっても良いのではないだろうか。
 腕が4本あるとしたら、剣を4つ持つことも。4本の手から魔法を連発することも。
 ましてや空だって飛べるんだ。竜の力様様だな。
 俺はしばらく椅子に座って、これからの事について考える。


 今、自分の年齢は分からないが、学校には通える年齢だろう。
 親に許可を貰って入学。そこから更に自分の実力を磨いたり、人とのコミュニケーションを学んだりできる訳だ。
 ここから学校まで距離があると言っていたが、この翼があれば大丈夫なのでは?
 しかし、翼を生やして飛んでいるところを見られたら変に思われるかもしれない。


『レイン。ここから学校に最短で行く方法ってあるかな?』
『転移とかなら一瞬で行けますよ?』


転移!? 瞬間移動みたいなアレか!
 

『転移ってのはどうやるんだ!?』
『どこに行きたいか、名前や場所のイメージ、そのどれかがあれば私がサポートして使えるようにします』


レイン本当に便利。もう思考補助スキルなんかじゃないよね。
 いや、一応転移も脳のイメージと魔力操作によって使える魔法だから思考補助スキルでも良いのか。


『それで、親に学校に通う許可を貰うにはどうしたら良いかな?』
『学校に行きたいという気持ちを、伝えるのです。お父様やお母様も、レム様の本気の気持ちが伝われば、断れないでしょう』


なるほど。
 てことは、明日にでも許可は降りるな。
 一応、転移の事も伝えないといけない。
 その為にも転移の練習してみるか。


『では、行きたい場所の名前。もしくはイメージをして、転移と念じてください』
『転移』


《空間操作スキルを獲得しました》
《転移スキルを獲得しました》


すると、体の魔力が一気に熱くなり。目の前の空間が歪んで、次の瞬間には自分の部屋にいた。
 レインのサポートのお陰で、問題なく転移は使えるようだが。転移する瞬間、体が熱くなるのが厄介だな。


『体全体の周りに影響を与える魔法となると、魔力を相当使用しますので、仕方ありません。 耐熱スキルでも獲得しますか?』
『そんなのあるのか。頼む』


《耐熱スキルを獲得しました》


レインに頼むと、どんどん不安が無くなるな。
 それにスキルもどんどん増えていっている。
 スキル確認してみるか。


ーーー


《竜の力》        
《レイン》
《魔力操作:改》
《魔法スキル》
《魔法スキル:火属性》
《魔法スキル:氷属性》
《魔力伝達》
《ステータス表示スキル》
《遠隔操作スキル》
《医療スキル》
《空間操作スキル》
《転移スキル》
《耐熱スキル》


ーーー


おぉ、大分集まったな。
竜の力のスキル安易獲得のお陰でもあるな。
 

 スキルを確認した後、体の疲れによって俺はベッドで横になって眠った。

「楽しむ異世界生活」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く