魔王LIFE
49話 話の分かるヤツ
「お、俺! ちょっと確認してくる!」
フェンディアが《神速》でどこかへ言ってしまった。
「えっ……とりあえず! …とりあえずどうしよう」
「ルト落ち着いて。もしここが本当に前世だったとしたら、この世界の人々達も僕達を見て驚くはずだ」
「そ、そうね……まずは見えないようにしなきゃ……」
この世界の人々に見えないように特殊な結界を……。
「は、張れない……」
《世界の神》が使えない。そうか……ここは元いた世界とは違う世界。《世界の神》の効果が使えないのはそのせいか……。
「落ち着いて。僕が試してみる……出来た」
「魔法は使えるんだね……」
サハルの《全能》という技能は使えるようだ。
「いま確認してきた。一応この大地は太平洋の上だよ」
ということは人々の迷惑にはなってない……のかな?
「……っ! ミシェルは!? ミシェルはいる!?」
「お、俺が探してくる!」
もしも転移した時に地上にいたのなら……ミシェルはあの世界に取り残されたままだ。
「ーーうわっ!」
「ミシェルッ!!」
フェンディアが一瞬で連れてきたミシェルに、すぐさま抱きついた。
「良かった……居た……」
「ル、ルト……この騒ぎはなんだ?」
「私達異世界人の故郷に転移したのよ」
 
チヒロが簡単に説明してくれた。
「異世界人の故郷……その割れている鏡のせいか?」
「割れて……っ!?」
鏡は綺麗に割れて、中に入っていた魔力は無くなっている。
「嘘……もう戻れないの……?」
「お、落ち着いてルト。僕達の理想郷はここにある。それに故郷に帰ってこれたじゃないか」
あのサハルでさえも、少しだけ焦っている。
「今は状況を把握することを優先しよう。あの世界に残された人々の事は、一旦忘れよう」
「そうよ王女様」
「……分かった」
一応ほとんどの人はこの大地で生活している。あちらの世界に残された人々は極小数。イシールとミソラさんと……他にも数名。
「今この大地は他の場所からは見えないのよね」
「僕が結界を張ったから大丈夫だ」
「まず……私は1度親に会いに行くわ」
「ま、待って……」
「そ、そうだ! 俺は獣人族になったんだぞ!?」
俺もそうだが、フェンディアは人間ではなくなっている。親に会いに行こうにも無理だ。
ㅤそれに俺は、見た目は人間だけど元の姿ではない。親に会いに行っても赤の他人だ。
「私は……親に心配かけてると思うの。だから早く会いに行って安心させないと……」
「……サハルはどうするの?」
「僕は……別に会いたい人もいないし、ルトと一緒にいるよ」
そうか。
「じゃあ……チヒロ、怪しまれないようにね。その服」
チヒロの今の服はメイド服。そんな姿で歩いていたら……。
「……これじゃ会えないわね」
かなり落ち込んでいる様子だ。
ㅤさてと……これからどうしたら良いんだ。
「……そうだ」
サハルが何かを思いついたようだ。
「コスプレ集団として街を歩いて、服を買えば良いと思うよ」
「コスプレ……そんな恥ずかしいことできないよ」
「そうよ」
「俺なんか尻尾生えてるんだぜ!?」
このまま人前に出るなんてことは無理だな。
ㅤドワーフ達に作ってもらうか……。
ーーーーー
ドワーフ達の工房。そこに、俺、サハル、チヒロ、フェンディア、ミシェル、リアンが揃ってやってきた。
ㅤ何事かと周りはザワザワ騒いでいる。
「要件は1つ、この服を全員分作ってくれ。サイズも書いてある」
「わ、分かりました……」
サハルが紙を渡した。
ㅤ服というのもシンプルな服だ。全員白のロングコートに革ズボン。
ㅤそれも日本に馴染み深いデザインでだ。
ーーーーー
制作が完了するまでの時間潰しに城に集まった。
ㅤ作戦会議だ。
「まず。この世界に来たことで大きな損害があります」
司会は俺。司会らしい口調で行こう。
「私の一部の能力が使えなくなった。ということです。
ㅤもしも今、ミシェルに首を貫かれたら即死。そんな状況になりました」
まあ簡単に避けれるし防げるけどな。
「そして、この大地以外は何も転移していないという事。地上に残してきた人々はそのまま。この大地にいる人、物、それだけがここに転移しました。
ㅤそして戻る方法も皆無」
つまり、この世界でどうにか生きていかないとダメということだ。
「魔法は使えるし、身体能力のそのまま。
ㅤしかし、この世界には魔素がありません。つまり呼吸だけで魔力を得る事は不可能。食事でしか魔力補給はできないということです」
かなりの損害だ。俺とサハルは魔力量がかなり多いため、特に心配はない。それでも魔力の少ない人達は食事を多く取らないといけない。
「で、ここからが本題です。転移者は良いとして、転生者は明らかに見た目が変わっています。家族に会うことも。普通に歩くことすら大変な状況です」
「それは幻影魔法で大丈夫だろう」
と、ミシェルが解決策を上げた。
「幻影魔法はかなりの魔力を使います。長時間は無理ですが、体の一部を変えるのなら大丈夫ですね」
フェンディアも、リアンも。耳と尻尾だけだからな。
「次に、この世界の人々にとって我々は美しすぎる」
「それ自分で言う?」
「転移者は普通ですけどね」
「おい」
だが、確実に今の俺ならモデルになれる自信がある。
「最後に。どうやってこの世界で生きていくかです」
「協力者が必要だね」
「私の友人に手伝ってもらう事はできるわ」
「俺は友人に全て話して協力してもらうぜ」
俺もそうした方が良いだろう。
「まずは、服が完成したら1度私とミシェルとチヒロとサハルで地上に行きましょう。フェンディア、リアンは後からです」
「「了解」」
まずは人間組から外出だ。
ーーーーー
服が完成したので、早速地上に降りる事にした。
「どこに行く?」
「王女様の地元で良いと思う」
「僕人がいるところ苦手なんだけど」
「ルトの地元ってどんなところ?」
あぁ〜一斉に喋るな。
「もう行くよ」
勘で人が居なさそうな場所に転移する。
ㅤ基本俺の地元は人がいない場所なんてほとんどないんだけどな。
「よし……大通りに出るよ」
大勢の人が沢山いる場所に出た。
「なんだあれは……魔物か?」
「車だよ。馬車の代わり」
「あのチカチカ光るのは何故だ?」
「電気で動いてるの」
ミシェルにとっては初体験ばっかりだ。
「早速人が集まってきたね」
スマホ片手に写真を撮る人。俺とミシェルは日本人には見えないからな。それに何かのモデルか女優かと勘違いされているかもしれない。
「な、何をするっ……」
「ミシェル。行くよ」
はぐれないように手を繋ぎながら人混みの中を歩いていく。
ㅤこんなに大勢の人がいると、サハルも大人しくなるようだ。
「あの〜、良かったらウチで働いてみませんか?」
「……」
「ウチのモデル事務所に入りませんか?」
「……」
スカウトを無視して歩いていく。
「どこに向かうの?」
「私の友人が、いつもこの時間帯にいる場所に向かってる」
俺の唯一の友達。頼れる優しい奴だけど友達が少なかった。いつもこの時間は公園の椅子に座ってコンビニ弁当を食べている。
ーーーーー
「この公園だから。怪しまれないようにそこで待ってて」
「「了解」」
ポケットに手を入れて、自然な様子で公園に入る。
ㅤ友人がいつも座っている椅子を見ると、やはり居た。
ㅤ黒髪で少しチャラそうな見た目。膝の上に乗せた弁当を割り箸で突いている。
ㅤ足元には猫。俺と友人はよく懐かれたな。
ㅤ友人の名前は 『赤崎尭』。
「こ、こんにちは〜……」
「……」
ボーッとしているのだろうか。俺に気づいていない。
「あの〜……」
「っ!? えっと……どちら様でしょうか」
顔を覗き込むと、やっと反応を示した。
「尭、信じてもらえないだろうけど……俺だ。悠人だ」
「……マジでか……」
なんだその反応。
「う、疑わないのか?」
「いや……薄々思ってた」
「どういうこと?」
「前によ、事故があったんだ。衝突事故。事故現場に残されていたのは悠人のバイクとヘルメットに血痕。それだけだった。
ㅤだからよ、もしかしたら悠人。異世界転生したんじゃねぇのって思ったわけ」
流石二次元に侵食された脳味噌を持つ男だな。勘が鋭すぎて怖いんだが。
「それに。俺を 尭 って呼んでくれるの悠人だけだったし」
「はは……すぐに信じてくれて嬉しいぜ」
「それで、なんでここに?」
「いやよ。異世界で魔王してたんだけど、事故でこの世界に戻ってきたんだ」
「はっ……魔王ね。悠人らしいな」
「で、どうよ今の俺。惚れた?」
「正直……惚れるな。ってそんな事はどうでもいい。事故って……何か悪いことが起きてるから俺に会いに来たんだろ?」
やっぱり尭は話が早くて助かるな。
「協力してくれ」
「……お前は昔から話が下手だな。協力するのは当たり前だろ? 何したら良いんだ」
「……感謝する。来てくれ、紹介したい人がいる」
「ちょっ!?」
手を掴んで、ミシェル達が待っている場所へと向かった。
ㅤアキは昔から勘が鋭いヤツだった。話もすぐに理解して、ドラ○もんの上位互換。泣き頼まなくても解決してくれるようなやつだ。
ㅤアキと友達で良かった。
フェンディアが《神速》でどこかへ言ってしまった。
「えっ……とりあえず! …とりあえずどうしよう」
「ルト落ち着いて。もしここが本当に前世だったとしたら、この世界の人々達も僕達を見て驚くはずだ」
「そ、そうね……まずは見えないようにしなきゃ……」
この世界の人々に見えないように特殊な結界を……。
「は、張れない……」
《世界の神》が使えない。そうか……ここは元いた世界とは違う世界。《世界の神》の効果が使えないのはそのせいか……。
「落ち着いて。僕が試してみる……出来た」
「魔法は使えるんだね……」
サハルの《全能》という技能は使えるようだ。
「いま確認してきた。一応この大地は太平洋の上だよ」
ということは人々の迷惑にはなってない……のかな?
「……っ! ミシェルは!? ミシェルはいる!?」
「お、俺が探してくる!」
もしも転移した時に地上にいたのなら……ミシェルはあの世界に取り残されたままだ。
「ーーうわっ!」
「ミシェルッ!!」
フェンディアが一瞬で連れてきたミシェルに、すぐさま抱きついた。
「良かった……居た……」
「ル、ルト……この騒ぎはなんだ?」
「私達異世界人の故郷に転移したのよ」
 
チヒロが簡単に説明してくれた。
「異世界人の故郷……その割れている鏡のせいか?」
「割れて……っ!?」
鏡は綺麗に割れて、中に入っていた魔力は無くなっている。
「嘘……もう戻れないの……?」
「お、落ち着いてルト。僕達の理想郷はここにある。それに故郷に帰ってこれたじゃないか」
あのサハルでさえも、少しだけ焦っている。
「今は状況を把握することを優先しよう。あの世界に残された人々の事は、一旦忘れよう」
「そうよ王女様」
「……分かった」
一応ほとんどの人はこの大地で生活している。あちらの世界に残された人々は極小数。イシールとミソラさんと……他にも数名。
「今この大地は他の場所からは見えないのよね」
「僕が結界を張ったから大丈夫だ」
「まず……私は1度親に会いに行くわ」
「ま、待って……」
「そ、そうだ! 俺は獣人族になったんだぞ!?」
俺もそうだが、フェンディアは人間ではなくなっている。親に会いに行こうにも無理だ。
ㅤそれに俺は、見た目は人間だけど元の姿ではない。親に会いに行っても赤の他人だ。
「私は……親に心配かけてると思うの。だから早く会いに行って安心させないと……」
「……サハルはどうするの?」
「僕は……別に会いたい人もいないし、ルトと一緒にいるよ」
そうか。
「じゃあ……チヒロ、怪しまれないようにね。その服」
チヒロの今の服はメイド服。そんな姿で歩いていたら……。
「……これじゃ会えないわね」
かなり落ち込んでいる様子だ。
ㅤさてと……これからどうしたら良いんだ。
「……そうだ」
サハルが何かを思いついたようだ。
「コスプレ集団として街を歩いて、服を買えば良いと思うよ」
「コスプレ……そんな恥ずかしいことできないよ」
「そうよ」
「俺なんか尻尾生えてるんだぜ!?」
このまま人前に出るなんてことは無理だな。
ㅤドワーフ達に作ってもらうか……。
ーーーーー
ドワーフ達の工房。そこに、俺、サハル、チヒロ、フェンディア、ミシェル、リアンが揃ってやってきた。
ㅤ何事かと周りはザワザワ騒いでいる。
「要件は1つ、この服を全員分作ってくれ。サイズも書いてある」
「わ、分かりました……」
サハルが紙を渡した。
ㅤ服というのもシンプルな服だ。全員白のロングコートに革ズボン。
ㅤそれも日本に馴染み深いデザインでだ。
ーーーーー
制作が完了するまでの時間潰しに城に集まった。
ㅤ作戦会議だ。
「まず。この世界に来たことで大きな損害があります」
司会は俺。司会らしい口調で行こう。
「私の一部の能力が使えなくなった。ということです。
ㅤもしも今、ミシェルに首を貫かれたら即死。そんな状況になりました」
まあ簡単に避けれるし防げるけどな。
「そして、この大地以外は何も転移していないという事。地上に残してきた人々はそのまま。この大地にいる人、物、それだけがここに転移しました。
ㅤそして戻る方法も皆無」
つまり、この世界でどうにか生きていかないとダメということだ。
「魔法は使えるし、身体能力のそのまま。
ㅤしかし、この世界には魔素がありません。つまり呼吸だけで魔力を得る事は不可能。食事でしか魔力補給はできないということです」
かなりの損害だ。俺とサハルは魔力量がかなり多いため、特に心配はない。それでも魔力の少ない人達は食事を多く取らないといけない。
「で、ここからが本題です。転移者は良いとして、転生者は明らかに見た目が変わっています。家族に会うことも。普通に歩くことすら大変な状況です」
「それは幻影魔法で大丈夫だろう」
と、ミシェルが解決策を上げた。
「幻影魔法はかなりの魔力を使います。長時間は無理ですが、体の一部を変えるのなら大丈夫ですね」
フェンディアも、リアンも。耳と尻尾だけだからな。
「次に、この世界の人々にとって我々は美しすぎる」
「それ自分で言う?」
「転移者は普通ですけどね」
「おい」
だが、確実に今の俺ならモデルになれる自信がある。
「最後に。どうやってこの世界で生きていくかです」
「協力者が必要だね」
「私の友人に手伝ってもらう事はできるわ」
「俺は友人に全て話して協力してもらうぜ」
俺もそうした方が良いだろう。
「まずは、服が完成したら1度私とミシェルとチヒロとサハルで地上に行きましょう。フェンディア、リアンは後からです」
「「了解」」
まずは人間組から外出だ。
ーーーーー
服が完成したので、早速地上に降りる事にした。
「どこに行く?」
「王女様の地元で良いと思う」
「僕人がいるところ苦手なんだけど」
「ルトの地元ってどんなところ?」
あぁ〜一斉に喋るな。
「もう行くよ」
勘で人が居なさそうな場所に転移する。
ㅤ基本俺の地元は人がいない場所なんてほとんどないんだけどな。
「よし……大通りに出るよ」
大勢の人が沢山いる場所に出た。
「なんだあれは……魔物か?」
「車だよ。馬車の代わり」
「あのチカチカ光るのは何故だ?」
「電気で動いてるの」
ミシェルにとっては初体験ばっかりだ。
「早速人が集まってきたね」
スマホ片手に写真を撮る人。俺とミシェルは日本人には見えないからな。それに何かのモデルか女優かと勘違いされているかもしれない。
「な、何をするっ……」
「ミシェル。行くよ」
はぐれないように手を繋ぎながら人混みの中を歩いていく。
ㅤこんなに大勢の人がいると、サハルも大人しくなるようだ。
「あの〜、良かったらウチで働いてみませんか?」
「……」
「ウチのモデル事務所に入りませんか?」
「……」
スカウトを無視して歩いていく。
「どこに向かうの?」
「私の友人が、いつもこの時間帯にいる場所に向かってる」
俺の唯一の友達。頼れる優しい奴だけど友達が少なかった。いつもこの時間は公園の椅子に座ってコンビニ弁当を食べている。
ーーーーー
「この公園だから。怪しまれないようにそこで待ってて」
「「了解」」
ポケットに手を入れて、自然な様子で公園に入る。
ㅤ友人がいつも座っている椅子を見ると、やはり居た。
ㅤ黒髪で少しチャラそうな見た目。膝の上に乗せた弁当を割り箸で突いている。
ㅤ足元には猫。俺と友人はよく懐かれたな。
ㅤ友人の名前は 『赤崎尭』。
「こ、こんにちは〜……」
「……」
ボーッとしているのだろうか。俺に気づいていない。
「あの〜……」
「っ!? えっと……どちら様でしょうか」
顔を覗き込むと、やっと反応を示した。
「尭、信じてもらえないだろうけど……俺だ。悠人だ」
「……マジでか……」
なんだその反応。
「う、疑わないのか?」
「いや……薄々思ってた」
「どういうこと?」
「前によ、事故があったんだ。衝突事故。事故現場に残されていたのは悠人のバイクとヘルメットに血痕。それだけだった。
ㅤだからよ、もしかしたら悠人。異世界転生したんじゃねぇのって思ったわけ」
流石二次元に侵食された脳味噌を持つ男だな。勘が鋭すぎて怖いんだが。
「それに。俺を 尭 って呼んでくれるの悠人だけだったし」
「はは……すぐに信じてくれて嬉しいぜ」
「それで、なんでここに?」
「いやよ。異世界で魔王してたんだけど、事故でこの世界に戻ってきたんだ」
「はっ……魔王ね。悠人らしいな」
「で、どうよ今の俺。惚れた?」
「正直……惚れるな。ってそんな事はどうでもいい。事故って……何か悪いことが起きてるから俺に会いに来たんだろ?」
やっぱり尭は話が早くて助かるな。
「協力してくれ」
「……お前は昔から話が下手だな。協力するのは当たり前だろ? 何したら良いんだ」
「……感謝する。来てくれ、紹介したい人がいる」
「ちょっ!?」
手を掴んで、ミシェル達が待っている場所へと向かった。
ㅤアキは昔から勘が鋭いヤツだった。話もすぐに理解して、ドラ○もんの上位互換。泣き頼まなくても解決してくれるようなやつだ。
ㅤアキと友達で良かった。
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