クラス転移したら恋人に裏切られたので生き残る為に強くなります!

西東 北南(さいとう ぼくなん)

クラス転移!?後編

昇降口に白崎さんを見つけた僕は駆けつけた。

「お、おはよう!白崎さん!」

「おはよう城山君。」

さすが白崎さん、平然としている。何回かお付き合いしたことあるのかもしれない。

「今日一緒にお昼食べない?」

「いいですよ。では城山君の教室でもいいですか?」

「いや、僕が白崎さんの教室に行くよ。」

「いえ、城山君の教室に私用もあるので大丈夫ですよ。」

「そっか、なんかありがとね。」

僕のクラスに私用ってなんだろ。



お昼になり5分程で白崎さんが教室に来た。白崎さんが教室のドアを開けた途端教室が静かになった。皆驚いているようだ。なんせ学校のアイドルだからな。みんなが固まっている中1人が動き出した。天野勇気だ。高身長、イケメン、成績優秀、運動なんでもござれ、それでいてカリスマ性も持ち合わせているモテ男、しかも、同性にも好かれている時た、こんな僕にも優しい天野くん。何度か一緒にゲーセンにクラス男子僕も含めた5人で行ったこともある。

「このクラスに何か用かな?」

「うん、城山君と一緒にお昼を食べようと思って。」

「円二と?まさか、付き合ってるの?」

「うん。昨日告白されて。」

「「「「えっ!?」」」」

クラスのみんなが驚いた顔で今度はこっちを凝視してくる。陸希と神崎さんもだ。そういえば伝えるの忘れてたな。と思いながら2人にごめんと気持ちを込めて視線を送る。

「マジか!おーい!円二!ホントか!?」

天野くんが真実を確かめる為に僕を呼ぶ。僕は2人の所へ足を運ぶ。途中、クラスの男子からお祝いの言葉を貰う。なんただが恥ずかいな。けど、嫉妬の視線1つを感じたがまあ仕方ないかと受け流した。

「本当だよ。」

「そっか。良かったな。これでリア充の仲間入だな!ようこそリア充界へ!」

そう天野くんは付き合っている人がいる。永沢陽菜このクラスの図書委員で黒髪ロングで身長は150くらい性格はの控えめな女の子なのだかとても可愛い。天野くんの幼なじみだとか。

「色々聞きたいから俺たちも一緒にお昼食べていいか?」

いつの間にか陸希と神崎さん天野くんの彼女永沢さんがいた。

「うん、僕はいいけど白崎さんは?」

「私も大丈夫だよ。」

僕達は6個の机をかりお昼を食べることにした。



「円二、お前どうして付き合ってるのに白崎さんのこと下の名前で呼ばないんだ?」

と陸希が聞いてきた。

「付き合っても、僕達はあまり話したことないからまだお互いのことを知ってからの方がいいかなって。」

「だって白崎さん。白崎さんはどう思ってるの?」

と神崎さん。

「う~ん。私は別に下の名前で呼びあってもいいと思うけど。ダメかな、“円二君“。」

「ッ!だ、ダメじゃないよ。“花菜さん“。」

「初々しいしいな~!俺達も最初こうだったよな陽菜?」

「ここまで初々しくはなかったよ。幼なじみだったしね。けどいざ付き合ってからはすこし恥ずかしかったかな。」


お昼ご飯を雑談を交えてこんなに楽しく食べたのは久しぶりだ。こんな楽しい日々がこれからも続くのかと思うと幸せでいっぱいだ。







しかし、幸せはいつか途絶えるものであることをしるのはすぐだった。

『ピカッ』見たことの無い文字?で丸く並んでまるでマンガで見る魔法陣のような物が教室の床を中心に広がっていく。教室にいる全員が驚きで硬直し教室から逃げ出せずにいた。次の瞬間、より強く光、視界が白一面に広がると同時に浮遊感が僕らを襲った。



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