クラス転移したら恋人に裏切られたので生き残る為に強くなります!
妹が!?
あれから僕はご飯を食べ終わりソファーでテレビを見ながらゆっくりしていた。
「そろそろ行かないと。」
リビングを出て階段を上がり桐江の部屋の前に来た。
「なんか緊張するな。」
トントン。      ガチャ。
不機嫌な桐江が出てきた。
「遅い。」
「ごめん、ソファーに座ったら立ちたく無くなっちゃって。」
「分かったから早く兄の部屋に行きましょ。」
「うん。」 
そう言って桐江は僕を置いて僕の部屋に行ってしまう。桐江の後をおい僕も部屋に向う。
「イス1個しかないけどどうする?」
「.......。」
聞いてみたものの桐江はベットの上に座ってしまった。
「それで話って?」
 
桐江は少し顔を赤くさせながら間を開けてから何か覚悟を決めたようにこちらを向くと。
「兄は本当に彼女が出来ちゃったの!?」
出来ちゃったってなんだよ。
「本当だよ。こんなこと嘘ついてどうすふんだよ。」
「そっか...。」
そう言うと俯いて黙ってしまった。なぜ落ち込むんだろう?なんかまずいのかな?
________________________
〜桐江〜
どうしよう!本当にお兄ちゃんに彼女が!!!
どうして私のこの気持ちに気づかないの!
いつもさりげなくアピールしてるのに!
さりげなくお兄ちゃんが飲んでいたコップでお茶を飲んだり。さりげなくお兄ちゃんの後のお風呂はいつもより少し長く入ってたり。お兄ちゃんがソファーに座ってたらそこに座ろうとしたり。お兄ちゃんが買っといてあったジュースを飲んだり。色々したのに!
もうかれこれ2年以上こんなことを続けている。雑誌を呼んで色々試した。良く聞くであろう『押してダメなら引いてみろ!作戦!』とかこれは今も続けている。これで寂しくてなって私のことを意識してくれている。  と思う。
しかし、お兄ちゃんには彼女ができてしまった。絶対私の方が好きなのに!私の方が長く一緒にいたのに!
まさかお兄ちゃんの方から告白してないよね…。
「に、兄から告白した...の?」
「そうだけど。なんで?」
そ、そんな!私が今までしてきたことは無駄だったってこと!?
こうなったらお兄ちゃんの目を覚まさせて、私に振り向いてもらうしかない!『押してダメなら引いてみろ!作戦!』も意味がないと分かったならもう真正面からこの気持ちを言うしかない!
________________________
〜円二〜
桐江が俯いてから、もう5分ほど経つ。
「なぁ、きri「お兄ちゃん!」」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
桐江が僕のことをお兄ちゃんって呼んだだと!
「お兄ちゃん!私お兄ちゃんのことが好きなの!大!大!大!大好きなの!」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
「え?桐江冗談じゃないよな?」
「冗談じゃないよ!本当にお兄ちゃんが好きななの!」
「ど、どうして急にそんなことをいうんだよ?桐江は俺の事を嫌ってたんじゃないのか?」
「急じゃないよ。前からお兄ちゃんに私の気持ちに気づいてもらうためにいろんなアピールしてたよ。」
「全然気づかなかった。」
「それにお兄ちゃんが嫌ってたように見えたのは、私の演技『押してダメなら引いてみろ!作戦!』っていう雑誌に乗ってたのをやっただけだよ。」
そうだったのか。でも引きすぎじゃない?かなり心に来てたよ?
「それでお兄ちゃん、返事は?」
「ごめん、僕は城崎さんのことが好きだだから桐江の気持ちには答えられない。」
「まぁ、そう言うと思った。だからこれからはお兄ちゃんを私だけしか見れないようにするから覚悟しといてよね!じゃ、おやすみ。お兄ちゃん♪」
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
337
-
-
4112
-
-
353
-
-
267
-
-
1
-
-
3087
-
-
2
-
-
1359
-
-
22803
コメント