優しい時間

月前ノ星

朝。

秋の朝。
日差しがカーテンを照らし
2人の部屋に街の音が流れ出す。

絶対に離すまいと 
布団を両手で大切そうに抱きしめて
まだ自分は このまま寝るのだと
小さな抵抗をしている あなた。(^^)

出掛ける準備が整った私は 
そのおでこに
優しくキスを落とす。

「いってくるね。」
「…いってらっしゃい…気をつけて…」

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