ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
変身バンクについて?
「さて、やる気になったのは良いが実際どうする?」
「まあ、策未満の考えならあるけど……」
お互い協力する事を決めた二人は、マナビーストの猛攻を防ぎ、避けながら会話を進める。
「その前にっとお!? 質問なんだがっ、救助や脱出はやっぱ無理?」
「お前あれだけ言いきっておいてそれか……」
「今ある手札を適切に切る為にも現状の把握は必要でしょ」
「確かになっ、まあ期待はしていないだろうが難しいだろうな。このダンジョンは私達の攻撃にも耐えられる程頑丈だ。その上で試練の最中は、強度を高める為に龍神様の結界も張ってある。龍王様達が全力を出せばなんとかなるかもしれないがその時は───」
「その時は?」
「ダンジョンごと私達も潰れる」
「ええー……」
「それに龍神様はこの程度のことでは動けないしな」
「なるほど」
動かないではなく動けない。
そこに制約のようなものを感じながら、女神達よりも世界に関わっている龍神ならあるいは、と考えていたがやはり無理だったかと諦める。
「それと脱出も難しいな」
「だね」
チラリと後方を確認する二人。
ハクアがボス部屋から出てきた時には、既にダンジョンの様相は変わり、小休憩が出来る程度のスペースしかなかった扉の前は、体育館程の大きさのホール状になっている。
そして唯一の出口は樹木に覆われ、その口を閉じられていた。
マナビーストの仕業だろうと思ってはいたハクアだが、アトゥイの反応でそれが正解だったかとため息を吐く。
「やっぱ、アトゥイ達でもあれは壊せない?」
「いや、壊せはする」
「壊せんのかい!」
「ああ、でもっと、時間が掛かり過ぎて現実的ではないな」
「ああ、そういう……じゃあしょうがない。まずは今からユエが動けない奴のガード入って欲しい」
「ワチが?」
いきなり話が自分に降り掛かってきたユエは、ハクアにおぶさりながら小首を傾げて聞き返す。
こんな時でも愛嬌を忘れない優秀な配下である。
「その娘がか? マナビーストの攻撃を防ぎきれるのか?」
「うちのユエを甘く見ないで貰おうか。トリスの本気のブレスすら数秒なら耐えられるぞ」
「トリス様のブレスをか!? それなら確かに十分だな」
アトゥイが驚くのも無理はない。
火竜の中でも最高峰の力を持つトリスのブレスを、数秒とはいえ防ぐ事が出来るのは驚嘆に値するのだ。
その事実を知っているからこそ、切実にこの防御力が欲しかったと思うハクアである。
しかしそれは顔に出さない。
滅多に顔を出さないプライドさんを引きずり出し、顔面に貼り付ける事でどうにか平静を保つのだ。だってユエからも尊敬されなくなったら多分泣いちゃうから。
尊敬の二文字を守る為に、プライドさんを顔面に貼り付けるしかないのだ。
しかしやはり悔しいのは悔しいハクア。ぐぬぬ。
「んで、アトゥイもユエと一緒に行って、動けそうでそれなりに使えそうなの連れて来て。その間は私が抑えとくから」
「それなら私とお前が逆の方が良いんじゃないか?」
「いや、私だと連れてこられるかわからん。てか、その余裕もないしね。あいつ、私が狙いだし」
「おい! どういう事だ!?」
「あるじ!?」
「いや、だってわかんべ?」
「何がだ?」
「マナビーストは暴走状態なんだろ? だったら本能的にその状態を解消する術を求めてもおかしくない」
「解消する術……ドラゴンコアか!?」
「正解」
ハクアの答えは正しい。
マナビーストはハクアとアトゥイ達ドラゴンの、ドラゴンコアを捕食する事で暴走した力を制御しようと、本能的にそれを求めていた。
しかしそれなら何故、マナビーストはハクアが言ったようにハクアを狙っているのか?
ここにはアトゥイも居る。少し離れた所には姿を隠して気配を消しているが、もっと容易に屠れる同胞も居る。
それなのに何故?
浮かんだ疑問を口に出す前にハクアはフッと笑う。
「簡単だよ。暴走状態だからこそ、目の前でちょろちょろ動いてる奴を放置して、隠れてる奴を見付ける程頭は回らない。そしてここには獲物が三匹。内一人はドラゴンコアを持ってなくて、もう一人は本物のドラゴンで強い。そして最後の一人は───」
言わなくても分かるよね?
そんな気配を感じてハクアを見ると目の光が消え去り、またかと言いたげな顔をしている。
思わずアトゥイですら顔を背けるくらいには哀愁が漂っている。とても哀れだ。
そう、ハクアが言う通りマナビーストからすれば、ユエは無関係、アトゥイは強い、そんな中ハクアは大して強くもなく、その割に逃げる事もせず立ち向かってくるとっても美味しいカモネギ状態なのだ。
暴走状態だからこそ、本能的に楽に狩れそうなハクアが選ばれた。
ただそれだけの事。
むしろそれだけだから反論出来ないし、ハクアからすればまた弱いからかとしか思えない。総じて言えばまたこの展開かド畜生! の一言である。南無南無。
「はい。そういう訳でお願いします」
「あ、ああ、わかった」
ハイライトの消えた目で首をグリンと回して言われれば、その光景から目を逸らしつつ受けるしかない。
しかもその話を聞いてユエが頭を撫でてるのが更に辛い。思わず目を逸らしてしまうアトゥイの事をきっと誰も責められないだろう。
「あっ、そうだ!? 行く前に一つ聞きたい」
そうそうに離脱しようとしたアトゥイの背中にハクアの声が掛かる。
因みにユエは既に安全圏に退避済み。相変わらず空気読みスキルはカンストしているようだ 。
……素早い。この空気読みスキルもハクアの欲しいもの一つだったりする。
「なんだ?」
逃げ遅れて若干バツの悪いアトゥイが聞き返す。
「いや、そういえばさっきから、私の攻撃あんまり通じてないっぽいんだけど理由わかるかなと」
「お前の攻撃が通じない理由?」
単に攻撃力が低いからでは? と思いつつその言葉について考える。
しかしハクアが言うのもしょうがない。
ハクアは自分が弱いのは知っている。知った上でそう聞くのはハクアの繰り出す、隙が出来る程の強い攻撃が、アトゥイの素早さ重視の攻撃と同程度の威力だからだ。
ハクアの目から見てその威力にはほとんど違いがない。
違いがあるのは本人達のスペックだけだ。
目から目汁が出そうになるが、悲しいかなそれが現実。しかし悲しい現実として、弱攻撃が強攻撃と同程度、もしくは少し下だとしてもダメージの通りが違う。
それが納得出来な───ではなく、理不尽───でもなく、違和感を感じたから質問したのだ。
「……ああっ!?」
「おお、やっぱ何か理由があったのか」
「ああ、そういえばマナビーストにはマナ以外の攻撃が通りにくいんだった……」
「お前それ最初に言っとくべき事じゃね!?」
びっくりである。衝撃の事実である。
投げ付けられた爆弾発言に、攻撃力が高いからと地味に酒呑童子化の変身して戦っていたのに、まさか変身がスルーされるだけではなく、足枷だったとはハクアもびっくりである。
「道理で変身バンクもなく、スルーされると思ったわ!」
「いや、意味はわからんが済まない。本当に忘れてた」
世の中の真理に触れたツッコミを入れるが、やはりドラゴン相手には通じない。それでも地味に変身してたのでツッコミだけは入れたかったハクアである。
「だが、大丈夫だぞハクア」
「何がでい!」
「魔法は物理で越えられる。鬼なら行ける」
「……ちょっと黙ろうか脳筋種族?」
「はい」
せっかくの変身を解いて元に戻りながら静かに言うハクアに、思わず返事をするアトゥイ。
そんなアトゥイを尻目にそれならしょうがないと、ハクアは自身の内側に居る存在に語り掛ける。
(ノクス行ける?)
(クルッルゥ♪)
自身の内に居る存在から頼もしい返事を聞いたハクアは、満足そうに頷き力ある言葉を唱える。
「竜化外装!」
ハクアの声が響くと同時にノクスが頭上に現れ、腹の顎を開きハクアを頭から呑み込むと、そのままノクスは黒い液状の球体へと変化した。
その黒い球体を突き破るように手足が突き出され、そのまま黒い球体が人の形に沿って収縮しだす。
足、腕、胸、顔の四箇所に集まり順にハクアの装備に変わると、顔に集まった液体が、ハクアの顔を出しながら白い髪を黒く染め上げる。
そして最後にハクアの背から黒い翼が生え広がり変身が完了した。この間僅か一秒の高速変身である。
「おお、それがお前の竜人化か」
変身したハクアを見てアトゥイの感嘆の声が上がる。
「そうだよ。変身バンクも今までと違う感じにしたからね。あんまり同じ様式続けると変化がないって飽きられちゃうから常に模索していかないとね!」
「お前は何を言ってるんだ?」
「変身バンクについて?」
変身バンクとはアニメの変身シーンに使われるバンク(特定のシーンの動画を流用すること)である。
「あれ? なんか変なナレーション入った?」
「お前はさっきら本当に何を言ってるんだ!?」
「世界の真理かな? ってどうしたのユエ!?」
ハクアの変身を見てマナビーストの攻撃を避ける事も忘れて固まるユエ。そんなユエを間一髪助けながら思わず問い質すハクア。
「あるじがグレた!?」
「闇堕ちとかじゃないからね!?」
しかし、そんなハクアにユエから無情な一言が浴びせられた。
以降、このやり取りを観ていたテア達の密告により、闇堕ちバージョンと仲間内で呼ばれる事になる事をハクアはまだ知らない。
「違うからね!?」
「まあ、策未満の考えならあるけど……」
お互い協力する事を決めた二人は、マナビーストの猛攻を防ぎ、避けながら会話を進める。
「その前にっとお!? 質問なんだがっ、救助や脱出はやっぱ無理?」
「お前あれだけ言いきっておいてそれか……」
「今ある手札を適切に切る為にも現状の把握は必要でしょ」
「確かになっ、まあ期待はしていないだろうが難しいだろうな。このダンジョンは私達の攻撃にも耐えられる程頑丈だ。その上で試練の最中は、強度を高める為に龍神様の結界も張ってある。龍王様達が全力を出せばなんとかなるかもしれないがその時は───」
「その時は?」
「ダンジョンごと私達も潰れる」
「ええー……」
「それに龍神様はこの程度のことでは動けないしな」
「なるほど」
動かないではなく動けない。
そこに制約のようなものを感じながら、女神達よりも世界に関わっている龍神ならあるいは、と考えていたがやはり無理だったかと諦める。
「それと脱出も難しいな」
「だね」
チラリと後方を確認する二人。
ハクアがボス部屋から出てきた時には、既にダンジョンの様相は変わり、小休憩が出来る程度のスペースしかなかった扉の前は、体育館程の大きさのホール状になっている。
そして唯一の出口は樹木に覆われ、その口を閉じられていた。
マナビーストの仕業だろうと思ってはいたハクアだが、アトゥイの反応でそれが正解だったかとため息を吐く。
「やっぱ、アトゥイ達でもあれは壊せない?」
「いや、壊せはする」
「壊せんのかい!」
「ああ、でもっと、時間が掛かり過ぎて現実的ではないな」
「ああ、そういう……じゃあしょうがない。まずは今からユエが動けない奴のガード入って欲しい」
「ワチが?」
いきなり話が自分に降り掛かってきたユエは、ハクアにおぶさりながら小首を傾げて聞き返す。
こんな時でも愛嬌を忘れない優秀な配下である。
「その娘がか? マナビーストの攻撃を防ぎきれるのか?」
「うちのユエを甘く見ないで貰おうか。トリスの本気のブレスすら数秒なら耐えられるぞ」
「トリス様のブレスをか!? それなら確かに十分だな」
アトゥイが驚くのも無理はない。
火竜の中でも最高峰の力を持つトリスのブレスを、数秒とはいえ防ぐ事が出来るのは驚嘆に値するのだ。
その事実を知っているからこそ、切実にこの防御力が欲しかったと思うハクアである。
しかしそれは顔に出さない。
滅多に顔を出さないプライドさんを引きずり出し、顔面に貼り付ける事でどうにか平静を保つのだ。だってユエからも尊敬されなくなったら多分泣いちゃうから。
尊敬の二文字を守る為に、プライドさんを顔面に貼り付けるしかないのだ。
しかしやはり悔しいのは悔しいハクア。ぐぬぬ。
「んで、アトゥイもユエと一緒に行って、動けそうでそれなりに使えそうなの連れて来て。その間は私が抑えとくから」
「それなら私とお前が逆の方が良いんじゃないか?」
「いや、私だと連れてこられるかわからん。てか、その余裕もないしね。あいつ、私が狙いだし」
「おい! どういう事だ!?」
「あるじ!?」
「いや、だってわかんべ?」
「何がだ?」
「マナビーストは暴走状態なんだろ? だったら本能的にその状態を解消する術を求めてもおかしくない」
「解消する術……ドラゴンコアか!?」
「正解」
ハクアの答えは正しい。
マナビーストはハクアとアトゥイ達ドラゴンの、ドラゴンコアを捕食する事で暴走した力を制御しようと、本能的にそれを求めていた。
しかしそれなら何故、マナビーストはハクアが言ったようにハクアを狙っているのか?
ここにはアトゥイも居る。少し離れた所には姿を隠して気配を消しているが、もっと容易に屠れる同胞も居る。
それなのに何故?
浮かんだ疑問を口に出す前にハクアはフッと笑う。
「簡単だよ。暴走状態だからこそ、目の前でちょろちょろ動いてる奴を放置して、隠れてる奴を見付ける程頭は回らない。そしてここには獲物が三匹。内一人はドラゴンコアを持ってなくて、もう一人は本物のドラゴンで強い。そして最後の一人は───」
言わなくても分かるよね?
そんな気配を感じてハクアを見ると目の光が消え去り、またかと言いたげな顔をしている。
思わずアトゥイですら顔を背けるくらいには哀愁が漂っている。とても哀れだ。
そう、ハクアが言う通りマナビーストからすれば、ユエは無関係、アトゥイは強い、そんな中ハクアは大して強くもなく、その割に逃げる事もせず立ち向かってくるとっても美味しいカモネギ状態なのだ。
暴走状態だからこそ、本能的に楽に狩れそうなハクアが選ばれた。
ただそれだけの事。
むしろそれだけだから反論出来ないし、ハクアからすればまた弱いからかとしか思えない。総じて言えばまたこの展開かド畜生! の一言である。南無南無。
「はい。そういう訳でお願いします」
「あ、ああ、わかった」
ハイライトの消えた目で首をグリンと回して言われれば、その光景から目を逸らしつつ受けるしかない。
しかもその話を聞いてユエが頭を撫でてるのが更に辛い。思わず目を逸らしてしまうアトゥイの事をきっと誰も責められないだろう。
「あっ、そうだ!? 行く前に一つ聞きたい」
そうそうに離脱しようとしたアトゥイの背中にハクアの声が掛かる。
因みにユエは既に安全圏に退避済み。相変わらず空気読みスキルはカンストしているようだ 。
……素早い。この空気読みスキルもハクアの欲しいもの一つだったりする。
「なんだ?」
逃げ遅れて若干バツの悪いアトゥイが聞き返す。
「いや、そういえばさっきから、私の攻撃あんまり通じてないっぽいんだけど理由わかるかなと」
「お前の攻撃が通じない理由?」
単に攻撃力が低いからでは? と思いつつその言葉について考える。
しかしハクアが言うのもしょうがない。
ハクアは自分が弱いのは知っている。知った上でそう聞くのはハクアの繰り出す、隙が出来る程の強い攻撃が、アトゥイの素早さ重視の攻撃と同程度の威力だからだ。
ハクアの目から見てその威力にはほとんど違いがない。
違いがあるのは本人達のスペックだけだ。
目から目汁が出そうになるが、悲しいかなそれが現実。しかし悲しい現実として、弱攻撃が強攻撃と同程度、もしくは少し下だとしてもダメージの通りが違う。
それが納得出来な───ではなく、理不尽───でもなく、違和感を感じたから質問したのだ。
「……ああっ!?」
「おお、やっぱ何か理由があったのか」
「ああ、そういえばマナビーストにはマナ以外の攻撃が通りにくいんだった……」
「お前それ最初に言っとくべき事じゃね!?」
びっくりである。衝撃の事実である。
投げ付けられた爆弾発言に、攻撃力が高いからと地味に酒呑童子化の変身して戦っていたのに、まさか変身がスルーされるだけではなく、足枷だったとはハクアもびっくりである。
「道理で変身バンクもなく、スルーされると思ったわ!」
「いや、意味はわからんが済まない。本当に忘れてた」
世の中の真理に触れたツッコミを入れるが、やはりドラゴン相手には通じない。それでも地味に変身してたのでツッコミだけは入れたかったハクアである。
「だが、大丈夫だぞハクア」
「何がでい!」
「魔法は物理で越えられる。鬼なら行ける」
「……ちょっと黙ろうか脳筋種族?」
「はい」
せっかくの変身を解いて元に戻りながら静かに言うハクアに、思わず返事をするアトゥイ。
そんなアトゥイを尻目にそれならしょうがないと、ハクアは自身の内側に居る存在に語り掛ける。
(ノクス行ける?)
(クルッルゥ♪)
自身の内に居る存在から頼もしい返事を聞いたハクアは、満足そうに頷き力ある言葉を唱える。
「竜化外装!」
ハクアの声が響くと同時にノクスが頭上に現れ、腹の顎を開きハクアを頭から呑み込むと、そのままノクスは黒い液状の球体へと変化した。
その黒い球体を突き破るように手足が突き出され、そのまま黒い球体が人の形に沿って収縮しだす。
足、腕、胸、顔の四箇所に集まり順にハクアの装備に変わると、顔に集まった液体が、ハクアの顔を出しながら白い髪を黒く染め上げる。
そして最後にハクアの背から黒い翼が生え広がり変身が完了した。この間僅か一秒の高速変身である。
「おお、それがお前の竜人化か」
変身したハクアを見てアトゥイの感嘆の声が上がる。
「そうだよ。変身バンクも今までと違う感じにしたからね。あんまり同じ様式続けると変化がないって飽きられちゃうから常に模索していかないとね!」
「お前は何を言ってるんだ?」
「変身バンクについて?」
変身バンクとはアニメの変身シーンに使われるバンク(特定のシーンの動画を流用すること)である。
「あれ? なんか変なナレーション入った?」
「お前はさっきら本当に何を言ってるんだ!?」
「世界の真理かな? ってどうしたのユエ!?」
ハクアの変身を見てマナビーストの攻撃を避ける事も忘れて固まるユエ。そんなユエを間一髪助けながら思わず問い質すハクア。
「あるじがグレた!?」
「闇堕ちとかじゃないからね!?」
しかし、そんなハクアにユエから無情な一言が浴びせられた。
以降、このやり取りを観ていたテア達の密告により、闇堕ちバージョンと仲間内で呼ばれる事になる事をハクアはまだ知らない。
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