ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
この親友はダメかも知れない。主に頭が。
「クハハハハ!言ってくれるじゃネェか!さあ、さっさとやろうぜ!」
私達二人のセリフに笑いながら戦闘体制に入るグロス。隣の澪もそれに合わせ臨戦態勢に入る。当然私も・・・・・等と言うことは無く。
「ターイム!」
止まる時間、固まる空気、絶対零度もかくやという様な視線、それが私に集中する。
オイコラ!澪までそんな見るんじゃ在りません!お前アレだからな!私の側なんだから同罪何だからな!つーか、いきなり始める訳ないじゃん!空気読めよ空気!私?私は、読めて無いんじゃ無くて読まないだけだよ!それが私のクオリティー!
「・・・・・好きにしろヨ」
「・・・何か済まん」
オイ!呆れるなよグロス!澪は何謝ってんの?!
私は釈然としない気持ちを抱えながら、瑠璃に近づき抱き抱えると少し離れた所まで連れていき、回復薬を渡しておく。そして【念話】を使い幾つかの事を確認する。
「ハーちゃん言い付け守らず・・・」
「良いよ。お疲れ、グロス相手に良く持ちこたえたね。後は任せて」
瑠璃の言葉を遮りながらそういうと「ハーちゃん」と何やら感動したように呟きいきなり口許を押える瑠璃。その手の隙間からは血が溢れており、私は少し慌てて瑠璃の様子を確認する。
「瑠璃!大丈夫!何処か内蔵にでも怪我を・・・」
「大丈夫です。ちょ、ちょっとハーちゃんが男前過ぎで鼻血が出てしまっただけですから」
・・・・・・・・この親友はダメかも知れない。主に頭が。
私は「あ、そう」と、返事をして瑠璃の周りに土魔法で壁を作りその場を離れる。
「終わったカヨ?」
「サンキュー。さっ、始めようか?」
何だかんだと待ってくれるんだから、ビックリだよね?って、何か澪が見てる?
「・・・・お前、本当唯我独尊でゴーイングマイウェイだよな?」
失礼な!こんなに色々気を配って要るのに何て言い方だ!全く何でそうなるんだか?解せん?
「くかか!まあ良い、これで心置き無く殺りあえんだからな!さあ、楽しませろよ!テメェら!」
叫ぶグロスから感じる圧力は、以前とは比較にならない程強く荒々しい魔力だった。
これは、予想以上かも?向こうも平気かな?
「白!」
予想よりも数倍早い速度でグロスが動き、私達に向かって魔力を纏った拳を振るう。その攻撃は地面に突き刺さると同時にドガァァア!と、音を立て地面を陥没させる。
馬鹿じゃねぇの!?何あの威力!前の時はどんだけパワー下がってたの?!
澪の言葉に返事をする余裕も無く横に飛びながら、グロスの攻撃を何とか回避。同時に【雷装鬼】を発動する。見れば私に注意を促すと同時に、逆へと飛んだ澪も【闘気】と【魔闘技】を発動して、次いでに手で銃の形を作り「行け!」と言うと、指の先から氷の弾丸が発射される。
これは、澪のギフトに依る攻撃で名を【氷弾】と、言うらしい。実に安直な名前だが、この業、実は結構えげつない性質がある。
一つの大きさは普段は弾丸程度だが、その気に成ればさっき降らせた人間大の大きさにまで出来る上に、連射性も良くMPの消費も少ない。更に言えば氷を圧縮する事もでき、込めた魔力によって硬度も変わり相手に当たると同時に、込めた魔力以上の魔力や気力でガードしていなければその部分が凍るオマケ付きなのだ。
いいな~、チートいいな~、羨ましいな~。
その攻撃を羨みながら眺めていると、グロスは拳に魔力を纏い、横殴りにする事で弾丸を砕く。それを見て驚いている辺りかなりの魔力を籠めたのだろう。南無。
私は着地と同時に【雷速】を使い。澪の方を振り向いた事で、私に背を向けているグロスの後頭部に、雷の速度の飛び蹴りを入れる。あっ、勿論足は【結界】でコーティングしてるよ!
ドガァ!次いで、足に風縮の要領で風魔法を使い、攻撃に転用する。思いの外良いところに当たり、グロスの頭は前に倒れ・・・・・無かった。
なんと!?
攻撃を耐えきり逆に私の足を掴みに来たグロスの腕を【結界】で阻害してその場で体を捻り何とか回避して着地する。その間に詰め寄って来た澪の、氷を剣の様に腕に纏わせた【氷斬剣】が、グロスの腹に突き刺さる。しかし、その一撃ですらグロスは腹に力を入れ、そのパワーだけで砕き対したダメージは入らない。
うそん!?
それどころか、懐に飛び込んできた澪に両手を組み、叩き付ける様にその後頭部を狙う。
オイ!それは死ぬ!
私は、着地と同時にまたも【雷速】を使い澪を拾い上げそのまま駆け抜ける。だが、後ろからドゴォーーオオ!と、音を立てながら地面が私達を追って割れて来る。
何だそれ!?衝撃波か!?
何とか【雷速】を解除しながら横に飛び衝撃波をやり過ごすが、グロスの馬鹿は何故か再びその場で腕を引き絞り、私達に向かって思いきりストレートを放つ。
「「うそん!」」
グロスの放つストレートは、その威力凄まじくドバァ!と、風を叩き付ける音を立てながら、私達に衝撃波・・・・いや、これ壁だね!壁と成って迫ってくる!
「うわっ!」
「くっ!」
私達は風の壁に打撃され吹き飛びながら、地面を転がっていく。
しかし、私は最近慣れてきたので、見事な受け身を取りながら地面を転がり、ダメージを最小限に抑えられる!うん、全く嬉しくない特技が出来たよ!
「おい、白亜あそこまで強いとか聞いてないぞ」
それは、私も予想外何ですが!?私か!私が悪いのか!?
「想定外だね。まさかここまでとは・・・・」
こ~れ、勝てるのかな?
私達二人のセリフに笑いながら戦闘体制に入るグロス。隣の澪もそれに合わせ臨戦態勢に入る。当然私も・・・・・等と言うことは無く。
「ターイム!」
止まる時間、固まる空気、絶対零度もかくやという様な視線、それが私に集中する。
オイコラ!澪までそんな見るんじゃ在りません!お前アレだからな!私の側なんだから同罪何だからな!つーか、いきなり始める訳ないじゃん!空気読めよ空気!私?私は、読めて無いんじゃ無くて読まないだけだよ!それが私のクオリティー!
「・・・・・好きにしろヨ」
「・・・何か済まん」
オイ!呆れるなよグロス!澪は何謝ってんの?!
私は釈然としない気持ちを抱えながら、瑠璃に近づき抱き抱えると少し離れた所まで連れていき、回復薬を渡しておく。そして【念話】を使い幾つかの事を確認する。
「ハーちゃん言い付け守らず・・・」
「良いよ。お疲れ、グロス相手に良く持ちこたえたね。後は任せて」
瑠璃の言葉を遮りながらそういうと「ハーちゃん」と何やら感動したように呟きいきなり口許を押える瑠璃。その手の隙間からは血が溢れており、私は少し慌てて瑠璃の様子を確認する。
「瑠璃!大丈夫!何処か内蔵にでも怪我を・・・」
「大丈夫です。ちょ、ちょっとハーちゃんが男前過ぎで鼻血が出てしまっただけですから」
・・・・・・・・この親友はダメかも知れない。主に頭が。
私は「あ、そう」と、返事をして瑠璃の周りに土魔法で壁を作りその場を離れる。
「終わったカヨ?」
「サンキュー。さっ、始めようか?」
何だかんだと待ってくれるんだから、ビックリだよね?って、何か澪が見てる?
「・・・・お前、本当唯我独尊でゴーイングマイウェイだよな?」
失礼な!こんなに色々気を配って要るのに何て言い方だ!全く何でそうなるんだか?解せん?
「くかか!まあ良い、これで心置き無く殺りあえんだからな!さあ、楽しませろよ!テメェら!」
叫ぶグロスから感じる圧力は、以前とは比較にならない程強く荒々しい魔力だった。
これは、予想以上かも?向こうも平気かな?
「白!」
予想よりも数倍早い速度でグロスが動き、私達に向かって魔力を纏った拳を振るう。その攻撃は地面に突き刺さると同時にドガァァア!と、音を立て地面を陥没させる。
馬鹿じゃねぇの!?何あの威力!前の時はどんだけパワー下がってたの?!
澪の言葉に返事をする余裕も無く横に飛びながら、グロスの攻撃を何とか回避。同時に【雷装鬼】を発動する。見れば私に注意を促すと同時に、逆へと飛んだ澪も【闘気】と【魔闘技】を発動して、次いでに手で銃の形を作り「行け!」と言うと、指の先から氷の弾丸が発射される。
これは、澪のギフトに依る攻撃で名を【氷弾】と、言うらしい。実に安直な名前だが、この業、実は結構えげつない性質がある。
一つの大きさは普段は弾丸程度だが、その気に成ればさっき降らせた人間大の大きさにまで出来る上に、連射性も良くMPの消費も少ない。更に言えば氷を圧縮する事もでき、込めた魔力によって硬度も変わり相手に当たると同時に、込めた魔力以上の魔力や気力でガードしていなければその部分が凍るオマケ付きなのだ。
いいな~、チートいいな~、羨ましいな~。
その攻撃を羨みながら眺めていると、グロスは拳に魔力を纏い、横殴りにする事で弾丸を砕く。それを見て驚いている辺りかなりの魔力を籠めたのだろう。南無。
私は着地と同時に【雷速】を使い。澪の方を振り向いた事で、私に背を向けているグロスの後頭部に、雷の速度の飛び蹴りを入れる。あっ、勿論足は【結界】でコーティングしてるよ!
ドガァ!次いで、足に風縮の要領で風魔法を使い、攻撃に転用する。思いの外良いところに当たり、グロスの頭は前に倒れ・・・・・無かった。
なんと!?
攻撃を耐えきり逆に私の足を掴みに来たグロスの腕を【結界】で阻害してその場で体を捻り何とか回避して着地する。その間に詰め寄って来た澪の、氷を剣の様に腕に纏わせた【氷斬剣】が、グロスの腹に突き刺さる。しかし、その一撃ですらグロスは腹に力を入れ、そのパワーだけで砕き対したダメージは入らない。
うそん!?
それどころか、懐に飛び込んできた澪に両手を組み、叩き付ける様にその後頭部を狙う。
オイ!それは死ぬ!
私は、着地と同時にまたも【雷速】を使い澪を拾い上げそのまま駆け抜ける。だが、後ろからドゴォーーオオ!と、音を立てながら地面が私達を追って割れて来る。
何だそれ!?衝撃波か!?
何とか【雷速】を解除しながら横に飛び衝撃波をやり過ごすが、グロスの馬鹿は何故か再びその場で腕を引き絞り、私達に向かって思いきりストレートを放つ。
「「うそん!」」
グロスの放つストレートは、その威力凄まじくドバァ!と、風を叩き付ける音を立てながら、私達に衝撃波・・・・いや、これ壁だね!壁と成って迫ってくる!
「うわっ!」
「くっ!」
私達は風の壁に打撃され吹き飛びながら、地面を転がっていく。
しかし、私は最近慣れてきたので、見事な受け身を取りながら地面を転がり、ダメージを最小限に抑えられる!うん、全く嬉しくない特技が出来たよ!
「おい、白亜あそこまで強いとか聞いてないぞ」
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