ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
「・・・アイギス様、本音が出ています」
【洗脳】スキルにより完璧に操られたクシュラをカークスとフープの兵に任せ。澪、アイギス、フーリィーの三人は、捕らえていた冒険者やギルド長達と共にハクア達が新しく構えた陣へとやって来ていた。
「はい、では改めて紹介しま~す。なんちゃってドS外道勇者の安形 澪だよ」
「オイコラ待て白亜、私に変な属性を追加しようとするな!誰がドSで!誰が外道で!誰がなんちゃって勇者だ!」
「・・・瑠璃、何か違ってた?」
「正しくみーちゃんを捉えていますね」
「オイコラ親友共!」
そんな元の世界での何時ものやり取りをするハクア達だが、何故か皆は何時もの様に近寄って来ず、遠巻きにハクア達のやり取りを眺めていた。
「あれ?皆どうしてそんなに遠くに居るんですか?」
「あ~、いえそのーーー」
「お前!澪!お前があんな意味の無い尋問何てするから皆引いてるじゃん!」
「大丈夫じゃ主様!あの行為の前で普通に世間話しとった、主様達にもドン引きしてるのじゃ」
「・・・何・・・だと・・・、クソ~、澪の無意味な行いのせいでーーー」
「意味の無いとは失礼な!あれにも一応の意味は在るぞ!」
「あっ?趣味と腹いせ以外の理由が在ったのか?」
「勿論だ。まぁ、確かに、趣味と実益を兼ねた行いでは在ったがな」
「割合は?」
「7:3位?と、言うのは冗談でーーー」
「・・・いや、絶対本気だろ」
「本気ですね」
「シャラップ親友!まぁ、あれだ【洗脳】スキルは相手の心を折った方が掛かりやすいんだ」
「へ~、そうなん?」
「あぁ【洗脳】スキルでも、油断させたり、懐柔したり、心が壊れた方が操り易いらしい。その辺は普通にやるのと変わらん」
「なるほどね。こっちの手間をスキル一つの工程で終らせられる訳か・・・」
「そうだ。だから信用されていない相手や、レベル差が在る相手、気を許していない相手には効きにくい。そうで無ければ、私やお前ならやろうと思えば、時間さえあれば出来るだろう?その代わりスキルでは在るから、実力如何では精神を無理矢理捩じ伏せられるがな」
「何だてっきり趣味オンリーかと思ってた♪」
「ハッハッハ。そんな訳無いだろ親友。ぶちのめすぞ?」
「やれるもんならやってみろ」
「二人共そろそろ話し進めましょう?進みませんよ」
「「イ、イエッサー!」」
「あの、ご主人様?」
「その方がご主人様や、るりの友人の方何ですか?」
「そうだよ」
「えっと・・・ちょっと怖い人?」
「大丈夫ですよ皆。みーちゃん噛み付かないですから」
「動物扱いは止めろ!全く。あ~、改めて自己紹介させて貰う。私の名は安形 澪。白亜や瑠璃のツレだ。一応この世界には勇者として召喚されたらしい」
「お前が勇者の柄か?」
「うるさいぞ白亜!そしてこっちの如何にもな女がフープの女王アイギス、そしてこっちが」
「お初に御目に掛かります。私はフープ騎士団副団長を務めさせていただいている。フーリィー・マライアと申します。以後お見知り置きをハクア様」
「ん?何で様付け?」
「ミオ様の大切な御方なら私に取っても敬愛すべき方なので」
「・・・お前、クールビューティーな女騎士とかーーー」
「ふっ、羨ましいか」
「・・・・ご主人様」
「ハッ!・・・・・・・・ふ、ふんっ!私には金髪エルフのアリシアが居る!」
「ぐっ!確かにそれは羨ましい!」
「・・・・ハーちゃん、みーちゃん・・・」
「こ、この話しはそろそろーーー」
「そうだな。お互いの為にそうしよう」
二人は何故か大量の汗を流しながら固く握手を交わす。そしてそんな二人を見てハクアの仲間達は、口には出さないが一つの事を思っていた。
(((((あぁ、ハクア(主様、ハクア様、おねちゃん)の友達だ)))))
「オホンッ!そろそろ話しを進めても良いかな?」
「あ~、そう言えばギルド長久しぶり。無事みたいだね?何もされて無いでしょ?」
「あ、あぁ」
何故かハクアの言葉に言い淀むギルド長は秘書であるマチルダの方を見る。しかし、何時もギルド長を献身的に支えている彼女は、今この時に至ってはずっと無言でギルド長を睨んでいた。
「何かしたのか?」
「いや、ギルド長はわりと実力者でな。面倒だし【洗脳】してしまおうかと思って奇麗所をあてがってみた」
「あ~、それでか」
澪のやろうとした事は至ってシンプルに、ギルド長を女に溺れさせその心の隙を突いて【洗脳】スキルを使うと言う物だった。
しかしそこには澪の知らない地雷が在った。何故なら秘書であるマチルダが、ギルド長ローレスに好意を持っているのは、ローレスとゲイル以外のギルド職員は全員知っており、更にはギルドに出入りしている人間も、ほとんどの者が知っていたからだ。
ハクアはその事を耳打ちでフープ側の人間達に伝える。
「それはまた面白い・・・ゴホンッ!悪い事をしてしまったわね」
「・・・アイギス様、本音が出ています」
「う~む。魔族側への言い訳としてああしたのが失敗したか」
「言い訳け?」
「あぁ、ここからはお前達にも関わる事だから聞いて欲しい」
澪はそう前置きをして、フープに辿り着いてから起こった出来事を話し始めたーーー。
「はい、では改めて紹介しま~す。なんちゃってドS外道勇者の安形 澪だよ」
「オイコラ待て白亜、私に変な属性を追加しようとするな!誰がドSで!誰が外道で!誰がなんちゃって勇者だ!」
「・・・瑠璃、何か違ってた?」
「正しくみーちゃんを捉えていますね」
「オイコラ親友共!」
そんな元の世界での何時ものやり取りをするハクア達だが、何故か皆は何時もの様に近寄って来ず、遠巻きにハクア達のやり取りを眺めていた。
「あれ?皆どうしてそんなに遠くに居るんですか?」
「あ~、いえそのーーー」
「お前!澪!お前があんな意味の無い尋問何てするから皆引いてるじゃん!」
「大丈夫じゃ主様!あの行為の前で普通に世間話しとった、主様達にもドン引きしてるのじゃ」
「・・・何・・・だと・・・、クソ~、澪の無意味な行いのせいでーーー」
「意味の無いとは失礼な!あれにも一応の意味は在るぞ!」
「あっ?趣味と腹いせ以外の理由が在ったのか?」
「勿論だ。まぁ、確かに、趣味と実益を兼ねた行いでは在ったがな」
「割合は?」
「7:3位?と、言うのは冗談でーーー」
「・・・いや、絶対本気だろ」
「本気ですね」
「シャラップ親友!まぁ、あれだ【洗脳】スキルは相手の心を折った方が掛かりやすいんだ」
「へ~、そうなん?」
「あぁ【洗脳】スキルでも、油断させたり、懐柔したり、心が壊れた方が操り易いらしい。その辺は普通にやるのと変わらん」
「なるほどね。こっちの手間をスキル一つの工程で終らせられる訳か・・・」
「そうだ。だから信用されていない相手や、レベル差が在る相手、気を許していない相手には効きにくい。そうで無ければ、私やお前ならやろうと思えば、時間さえあれば出来るだろう?その代わりスキルでは在るから、実力如何では精神を無理矢理捩じ伏せられるがな」
「何だてっきり趣味オンリーかと思ってた♪」
「ハッハッハ。そんな訳無いだろ親友。ぶちのめすぞ?」
「やれるもんならやってみろ」
「二人共そろそろ話し進めましょう?進みませんよ」
「「イ、イエッサー!」」
「あの、ご主人様?」
「その方がご主人様や、るりの友人の方何ですか?」
「そうだよ」
「えっと・・・ちょっと怖い人?」
「大丈夫ですよ皆。みーちゃん噛み付かないですから」
「動物扱いは止めろ!全く。あ~、改めて自己紹介させて貰う。私の名は安形 澪。白亜や瑠璃のツレだ。一応この世界には勇者として召喚されたらしい」
「お前が勇者の柄か?」
「うるさいぞ白亜!そしてこっちの如何にもな女がフープの女王アイギス、そしてこっちが」
「お初に御目に掛かります。私はフープ騎士団副団長を務めさせていただいている。フーリィー・マライアと申します。以後お見知り置きをハクア様」
「ん?何で様付け?」
「ミオ様の大切な御方なら私に取っても敬愛すべき方なので」
「・・・お前、クールビューティーな女騎士とかーーー」
「ふっ、羨ましいか」
「・・・・ご主人様」
「ハッ!・・・・・・・・ふ、ふんっ!私には金髪エルフのアリシアが居る!」
「ぐっ!確かにそれは羨ましい!」
「・・・・ハーちゃん、みーちゃん・・・」
「こ、この話しはそろそろーーー」
「そうだな。お互いの為にそうしよう」
二人は何故か大量の汗を流しながら固く握手を交わす。そしてそんな二人を見てハクアの仲間達は、口には出さないが一つの事を思っていた。
(((((あぁ、ハクア(主様、ハクア様、おねちゃん)の友達だ)))))
「オホンッ!そろそろ話しを進めても良いかな?」
「あ~、そう言えばギルド長久しぶり。無事みたいだね?何もされて無いでしょ?」
「あ、あぁ」
何故かハクアの言葉に言い淀むギルド長は秘書であるマチルダの方を見る。しかし、何時もギルド長を献身的に支えている彼女は、今この時に至ってはずっと無言でギルド長を睨んでいた。
「何かしたのか?」
「いや、ギルド長はわりと実力者でな。面倒だし【洗脳】してしまおうかと思って奇麗所をあてがってみた」
「あ~、それでか」
澪のやろうとした事は至ってシンプルに、ギルド長を女に溺れさせその心の隙を突いて【洗脳】スキルを使うと言う物だった。
しかしそこには澪の知らない地雷が在った。何故なら秘書であるマチルダが、ギルド長ローレスに好意を持っているのは、ローレスとゲイル以外のギルド職員は全員知っており、更にはギルドに出入りしている人間も、ほとんどの者が知っていたからだ。
ハクアはその事を耳打ちでフープ側の人間達に伝える。
「それはまた面白い・・・ゴホンッ!悪い事をしてしまったわね」
「・・・アイギス様、本音が出ています」
「う~む。魔族側への言い訳としてああしたのが失敗したか」
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「あぁ、ここからはお前達にも関わる事だから聞いて欲しい」
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