ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
(((ひ、否定できない)))
休憩を終え階段を降りる途中エレオノはふと気になった事を瑠璃に聞いてみる。
「るりちゃん前衛やる。って、言ってたけど大丈夫なの?」
「今迄は対して強く無い奴等だったけど、ボスになれば今迄みたいにいかないよ」
「う~ん。多分大丈夫です。コレが有りますから」
そう言って瑠璃が今迄使っていなかった鉄扇を掲げて見せる。
「コレってその鉄扇の事?そんなので何とかなるの?」
「瑠璃は元の世界で柔術習ってたって言ったよね?」
「言っていましたね?」
「そう言えば瑠璃先輩って凄い有名な武術が使えるとかって噂が?」
「そうそれ、瑠璃の家は水転流って言うオリジナルの柔術だったんだよ。その中には鉄扇を使った物もあって瑠璃は得物の中では鉄扇が一番得意何だよ。多分今のエレオノでも瑠璃の防御を突破するのは難しいと思うよ」
「へ~、今度模擬戦しよ!るりちゃん」
「良いですよ」
(う~ん。エレオノもなかなかに能筋な思考だよね?そう言えば、元の世界の経験が有効なら元から使えた技とかってどうなるんだろう?)
〈時間は掛かりますがスキルとして使える様になるらしいです〉
(そっか)
「そう言えばご主人様、私も一つ聞きたかったんですけど、ここのボスはオーク将軍単体で出現するんじゃありませんでしたっけ?」
「あっ、そう言えばそうだったかな」
「あれ?でもさっき白亜先輩雑魚が出たら私達に相手してくれって言いませんでしたっけ?」
「はい、だから私も気になりました」
「それは・・・大変遺憾だけど私が関わると普通とは違う事が多々起きるからその警戒です・・・」
(((ひ、否定できない)))
そんな話をしている間に階段の終わりが見え全員が慎重に降りていく。全員が階段を降り終るとそれを感知したかの様に辺りに明かりが灯る。
光に照らされたボス部屋は今迄ハクア達が見た中では一番小さく、15メートル程の真四角の部屋だった。その中央に今迄のオークよりも二回り程大きい、要所を守る鎧を着け腕に小さな楯を装備したモンスターが立って居いた。その手には長い槍の先に斧が付いている武器を持っていた。
(あれは、確かハルバート?だったよね)
「瑠璃、あれは遠心力で威力が倍増するから気を付けて」
「うん。分かりました」
ハクアは瑠璃に注意促しつつ辺りを見回し、モンスターが一匹なのを確かめ相手のステータスを確認する。
【鑑定士】スキル成功
オーク将軍
名前:ブブゼラ
レベル:10
HP:800/800
MP:150/150
物攻:280
物防:200
魔攻:100
魔防:150
敏捷:80
知恵:40
器用:35
運 :50
スキル:【本気】【頑強】【突進】【呼声】【凪ぎ払い】【一閃】【疾風突き】【咆哮】【蒼天破斬】【雷鳴突き】
「さらっと名持ちだし・・・」
「ハクアやっぱり大当たりだね?【呼声】も有るから仲間呼ぶ気満々だね」
「えと・・・ご・・ご主人のせいじゃありませんよ?」
「・・・・ありがと」
優しさが痛い!!
「大丈夫だよハーちゃんもう大分慣れたから」
瑠璃はハクアに一言言うとそのまま無造作にオーク将軍へと歩み寄って行く。
その行動に気が付いたオーク将軍はハルバートを構え瑠璃へと突進していく、その行動に瑠璃は腰へと仕舞った鉄扇を取り出しその場に留まり迎え撃つ。
オーク将軍は突進したままハルバートを突き出し瑠璃を貫こうとするが、ハルバートの切っ先が瑠璃を貫くかと思われた瞬間、その切っ先を鉄扇で横から弾きそのまま一歩踏み込んで、オーク将軍の喉元へと鉄扇を突き入れる。
「ゴブアァあ!」
鉄扇を喉元にカウンターで突き込まれた事でオーク将軍は苦悶の声を挙げるが、ステータスの違いかそれで止まらずにハルバートの斧の部分で攻撃を加えようとしてくる。
「ダークボール」
しかしその瞬間、クーの放ったダークボールがハルバートを持つ腕に向かって行く。それを察知したオーク将軍は瑠璃への攻撃を諦めダークボールを迎撃していく。
その隙に瑠璃はオーク将軍の後ろへと回ったがオーク将軍はそれを見逃さず、瑠璃に向かって体を大きく捻り込み全ての力を突きに注ぎ込む槍技【一閃】を繰り出す。しかし、瑠璃はそれに慌てず水転流鉄扇術【流扇】で受け流す。
【流扇】は相手の攻撃を鉄扇で受けその力の全てを自分の好きなベクトルに流す技である。
そして、力のベクトルを地面へと変えられた事でオーク将軍はハルバートのしなりでハルバートを持っていた手が吹き飛ばされて仕舞う、その一瞬を見逃さず瑠璃は鉄扇を拡げ扇の渕の部分で相手を切り裂く、水転流鉄扇術【扇刃】をオーク将軍の腕に向けて放つ。
「ブギャグゴ」
【扇刃】を食らったオーク将軍の腕は中程迄切り裂かれ堪らず後ずさる。そのオーク将軍にいつの間にか近付いて来たクーが【魔法拳】でダークボールを手に纏い殴り掛かる。が、その攻撃は何とか間に合ったオーク将軍の楯で受け止められて仕舞う。だがそれでも全ての威力は殺し切れず、その巨体は壁に向かって吹き飛んで行く。
(うわっ、ボス相手に一方的何ですけど)
「何か・・・見てるこっちが可哀想になる位、今の所一方的ですね?」
「まあ、ここからが大変でしょ」
そう言った私の目の前でHPを半分削られたオーク将軍がスキル【本気】が発動しステータスを上げていた。
【鑑定士】スキル成功
オーク将軍
名前:ブブゼラ
HP:400/800
MP:100/150
物攻:280→350
物防:200→250
魔攻:100→125
魔防:150→187
敏捷:80→100
知恵:40→20
器用:35
「るりちゃん前衛やる。って、言ってたけど大丈夫なの?」
「今迄は対して強く無い奴等だったけど、ボスになれば今迄みたいにいかないよ」
「う~ん。多分大丈夫です。コレが有りますから」
そう言って瑠璃が今迄使っていなかった鉄扇を掲げて見せる。
「コレってその鉄扇の事?そんなので何とかなるの?」
「瑠璃は元の世界で柔術習ってたって言ったよね?」
「言っていましたね?」
「そう言えば瑠璃先輩って凄い有名な武術が使えるとかって噂が?」
「そうそれ、瑠璃の家は水転流って言うオリジナルの柔術だったんだよ。その中には鉄扇を使った物もあって瑠璃は得物の中では鉄扇が一番得意何だよ。多分今のエレオノでも瑠璃の防御を突破するのは難しいと思うよ」
「へ~、今度模擬戦しよ!るりちゃん」
「良いですよ」
(う~ん。エレオノもなかなかに能筋な思考だよね?そう言えば、元の世界の経験が有効なら元から使えた技とかってどうなるんだろう?)
〈時間は掛かりますがスキルとして使える様になるらしいです〉
(そっか)
「そう言えばご主人様、私も一つ聞きたかったんですけど、ここのボスはオーク将軍単体で出現するんじゃありませんでしたっけ?」
「あっ、そう言えばそうだったかな」
「あれ?でもさっき白亜先輩雑魚が出たら私達に相手してくれって言いませんでしたっけ?」
「はい、だから私も気になりました」
「それは・・・大変遺憾だけど私が関わると普通とは違う事が多々起きるからその警戒です・・・」
(((ひ、否定できない)))
そんな話をしている間に階段の終わりが見え全員が慎重に降りていく。全員が階段を降り終るとそれを感知したかの様に辺りに明かりが灯る。
光に照らされたボス部屋は今迄ハクア達が見た中では一番小さく、15メートル程の真四角の部屋だった。その中央に今迄のオークよりも二回り程大きい、要所を守る鎧を着け腕に小さな楯を装備したモンスターが立って居いた。その手には長い槍の先に斧が付いている武器を持っていた。
(あれは、確かハルバート?だったよね)
「瑠璃、あれは遠心力で威力が倍増するから気を付けて」
「うん。分かりました」
ハクアは瑠璃に注意促しつつ辺りを見回し、モンスターが一匹なのを確かめ相手のステータスを確認する。
【鑑定士】スキル成功
オーク将軍
名前:ブブゼラ
レベル:10
HP:800/800
MP:150/150
物攻:280
物防:200
魔攻:100
魔防:150
敏捷:80
知恵:40
器用:35
運 :50
スキル:【本気】【頑強】【突進】【呼声】【凪ぎ払い】【一閃】【疾風突き】【咆哮】【蒼天破斬】【雷鳴突き】
「さらっと名持ちだし・・・」
「ハクアやっぱり大当たりだね?【呼声】も有るから仲間呼ぶ気満々だね」
「えと・・・ご・・ご主人のせいじゃありませんよ?」
「・・・・ありがと」
優しさが痛い!!
「大丈夫だよハーちゃんもう大分慣れたから」
瑠璃はハクアに一言言うとそのまま無造作にオーク将軍へと歩み寄って行く。
その行動に気が付いたオーク将軍はハルバートを構え瑠璃へと突進していく、その行動に瑠璃は腰へと仕舞った鉄扇を取り出しその場に留まり迎え撃つ。
オーク将軍は突進したままハルバートを突き出し瑠璃を貫こうとするが、ハルバートの切っ先が瑠璃を貫くかと思われた瞬間、その切っ先を鉄扇で横から弾きそのまま一歩踏み込んで、オーク将軍の喉元へと鉄扇を突き入れる。
「ゴブアァあ!」
鉄扇を喉元にカウンターで突き込まれた事でオーク将軍は苦悶の声を挙げるが、ステータスの違いかそれで止まらずにハルバートの斧の部分で攻撃を加えようとしてくる。
「ダークボール」
しかしその瞬間、クーの放ったダークボールがハルバートを持つ腕に向かって行く。それを察知したオーク将軍は瑠璃への攻撃を諦めダークボールを迎撃していく。
その隙に瑠璃はオーク将軍の後ろへと回ったがオーク将軍はそれを見逃さず、瑠璃に向かって体を大きく捻り込み全ての力を突きに注ぎ込む槍技【一閃】を繰り出す。しかし、瑠璃はそれに慌てず水転流鉄扇術【流扇】で受け流す。
【流扇】は相手の攻撃を鉄扇で受けその力の全てを自分の好きなベクトルに流す技である。
そして、力のベクトルを地面へと変えられた事でオーク将軍はハルバートのしなりでハルバートを持っていた手が吹き飛ばされて仕舞う、その一瞬を見逃さず瑠璃は鉄扇を拡げ扇の渕の部分で相手を切り裂く、水転流鉄扇術【扇刃】をオーク将軍の腕に向けて放つ。
「ブギャグゴ」
【扇刃】を食らったオーク将軍の腕は中程迄切り裂かれ堪らず後ずさる。そのオーク将軍にいつの間にか近付いて来たクーが【魔法拳】でダークボールを手に纏い殴り掛かる。が、その攻撃は何とか間に合ったオーク将軍の楯で受け止められて仕舞う。だがそれでも全ての威力は殺し切れず、その巨体は壁に向かって吹き飛んで行く。
(うわっ、ボス相手に一方的何ですけど)
「何か・・・見てるこっちが可哀想になる位、今の所一方的ですね?」
「まあ、ここからが大変でしょ」
そう言った私の目の前でHPを半分削られたオーク将軍がスキル【本気】が発動しステータスを上げていた。
【鑑定士】スキル成功
オーク将軍
名前:ブブゼラ
HP:400/800
MP:100/150
物攻:280→350
物防:200→250
魔攻:100→125
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敏捷:80→100
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