ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
そうなのか?!本当にそう思ってるのか?!
「おふぁよ~」
「おはようございますご主人様、もうすぐ出来ますよ」
うん、相変わらずの勝ち組の光景だね。
〈そのネタはもう良いです〉
ネタとか言われましたよ!?
〈違うんですか?〉
いえ、まあ、本心とはいえ、若干。すいません。
そんな事をヘルさんと話していると、皆が起きて来たのでそのまま朝御飯を食べ始める。
「そう言えばハクア」
「何?」
「昨日寝る前に思ったんだけど、クーがここに居たら、スケルトン祭りってどうなるの?」
ガチャン!
エレオノの言葉にコロが食器を鳴らす、そして・・・。
「あああ~!そ、そうだったかな!村の財源が!お金が~!」
おお、コロにしては珍しい取り乱し方だね。
「ハクア~、どうじよう~!」
やべ、マジ泣きだ。
「それなら我も聞きたいのじゃ!我の力はどうなるのじゃ!無くなったままなのか?」
それはどうでも良い。あ~、でも戦力的には痛いのか。
「それなんだけど、大丈夫みたいよ?」
「えっ、そうなの?」
コロ、焦ると語尾が無くなるんだね。
「うん、詳しい事は駄女神説明」
『シルフィン:それが人にものを頼む態度ですか!』
「良いから早く」
『シルフィン:くっ!まあ、良いでしょう。昨日ダンジョンから出る時にハクアが何かやっていたのは知っていますか?』
「全然」「全くなのじゃ」「ボクもかな」「眠いゴブ」
誰も関心もってくれない。グスン。
「はい、全部見てましたから」
『シルフィン:・・・良かったですね』
そうなのか?!本当にそう思ってるのか?!
『シルフィン:兎に角、その時やっていたのが、スケルトン祭りを継続して行う為の準備だったんですよ』
「そうなの?」
「らしいよ」
『シルフィン:あの時、ハクアが壊した封印の宝珠が有りましたが、彼女の漏れ出ていた力はあの宝珠に流れ込んでいたんですよ』
あれ?でもそれだと駄目じゃない?
『シルフィン:その通りです。そしてあの時そこのクーから感じていたプレッシャーは、実は割れた際に出ていた力だったんですよ』
「じゃから我、最初気が付かなかったのか」
『シルフィン:恐らくは、そしてその力はダンジョン自体が吸収しました』
「「「「はっ?」」」」「ムニャ?」
「ど、どう言う事なのじゃ!それじゃあ我、弱いまま」
『シルフィン:永らくクーを封印して居て漏れでる力も受けていた為、効率よく吸収出来たのでしょう。ダンジョンは元々、意志の無い生物の様な物ですからね。吸収してもおかしくは有りませんよ。そもそも、マスターの居ないダンジョンで同じモンスターが生まれるのはそのせいですし』
「なるほどね。モンスターを作れるならモンスターの力や魂を吸収してもおかしくないって事か?てか、簡単に言うとモンスターのリサイクル?」
『シルフィン:良い例えですね。まぁそれだけだと、スケルトン等が常に生れ続けるので、あの時ハクアに宝珠を回収させ、そのまま私が宝珠を元に戻して、今までの様に今度はダンジョンから力を吸収し、一定の周期で力を解放するようにしておきました』
「じゃ、じゃあスケルトン祭りは今まで通り出来るのかな?」
『シルフィン:ええ、大丈夫です。それとクーには一部のスキルなら返せますよ?どうしますか?』
「い、一部でも良いのじゃ」
『シルフィン:では【剛力】【堅牢】【魔術】【魔坑】の、スキルを返します。他は強力過ぎて取り出せませんでしたので』
「十分なのじゃ」
『シルフィン:では、後でハクアにスキルの種を渡しておきます』
「うむ」
「スキルの種?」
『シルフィン:ああ、スキルの種は使うと特定のスキルを覚えたり、熟練度を上げられるアイテムですよ。アリスベル程の都市なら売っていると思いますよ』
「へぇ~、楽しみだねハクア」
「うん」
『シルフィン:・・・・・・』
「どうしたの?」
『シルフィン:・・・いえ、元・・・とは言え魔王と友好的に話す時が来るとは・・・・と』
「それは我もそうじゃ。しかし今は主様の従僕じゃしの、それに我自体は女神に何か思う所が有った訳では無いしの」
『シルフィン:・・・そうですか。ではこれからよろしくクー』
「うむ、よろしくなのじゃ」
コンコン!
「は~い、今出るかな」ガチャ!
「間に合ったか」
「お父さんどうしたのかな?」
「見送りだ。それにハクア。昨日の件は大丈夫だ。まあ、どうなるかは分からんのなら決まったら言ってくれ」
「了解」
「ご主人様?昨日の件とは?」
「う~ん、とりあえず内緒。未だ分からないから?」
「分かりました」
「お前達もう出るんだろ」
「うん、そろそろ出発するかな」
「そうか、って、何か一人増えとらんか?」
「うむ、お初にお目にかかるのじゃ!我はクーじゃ」
「いきなり何で増えとるんだ?」
「後から合流した」
「ふう、まぁそう言う事にしておこう。お前達、娘をコロを頼む!」
「任された」「はい」「勿論」「ゴブ」「うむ」
「お父さん、行ってきます」
「ああ、気を付けて行ってこい」
こうしてコロ父に見送られ私達はユルグ村から商業都市アリスベルへと出発した。
着いたらいろいろやらなきゃな~。
「おはようございますご主人様、もうすぐ出来ますよ」
うん、相変わらずの勝ち組の光景だね。
〈そのネタはもう良いです〉
ネタとか言われましたよ!?
〈違うんですか?〉
いえ、まあ、本心とはいえ、若干。すいません。
そんな事をヘルさんと話していると、皆が起きて来たのでそのまま朝御飯を食べ始める。
「そう言えばハクア」
「何?」
「昨日寝る前に思ったんだけど、クーがここに居たら、スケルトン祭りってどうなるの?」
ガチャン!
エレオノの言葉にコロが食器を鳴らす、そして・・・。
「あああ~!そ、そうだったかな!村の財源が!お金が~!」
おお、コロにしては珍しい取り乱し方だね。
「ハクア~、どうじよう~!」
やべ、マジ泣きだ。
「それなら我も聞きたいのじゃ!我の力はどうなるのじゃ!無くなったままなのか?」
それはどうでも良い。あ~、でも戦力的には痛いのか。
「それなんだけど、大丈夫みたいよ?」
「えっ、そうなの?」
コロ、焦ると語尾が無くなるんだね。
「うん、詳しい事は駄女神説明」
『シルフィン:それが人にものを頼む態度ですか!』
「良いから早く」
『シルフィン:くっ!まあ、良いでしょう。昨日ダンジョンから出る時にハクアが何かやっていたのは知っていますか?』
「全然」「全くなのじゃ」「ボクもかな」「眠いゴブ」
誰も関心もってくれない。グスン。
「はい、全部見てましたから」
『シルフィン:・・・良かったですね』
そうなのか?!本当にそう思ってるのか?!
『シルフィン:兎に角、その時やっていたのが、スケルトン祭りを継続して行う為の準備だったんですよ』
「そうなの?」
「らしいよ」
『シルフィン:あの時、ハクアが壊した封印の宝珠が有りましたが、彼女の漏れ出ていた力はあの宝珠に流れ込んでいたんですよ』
あれ?でもそれだと駄目じゃない?
『シルフィン:その通りです。そしてあの時そこのクーから感じていたプレッシャーは、実は割れた際に出ていた力だったんですよ』
「じゃから我、最初気が付かなかったのか」
『シルフィン:恐らくは、そしてその力はダンジョン自体が吸収しました』
「「「「はっ?」」」」「ムニャ?」
「ど、どう言う事なのじゃ!それじゃあ我、弱いまま」
『シルフィン:永らくクーを封印して居て漏れでる力も受けていた為、効率よく吸収出来たのでしょう。ダンジョンは元々、意志の無い生物の様な物ですからね。吸収してもおかしくは有りませんよ。そもそも、マスターの居ないダンジョンで同じモンスターが生まれるのはそのせいですし』
「なるほどね。モンスターを作れるならモンスターの力や魂を吸収してもおかしくないって事か?てか、簡単に言うとモンスターのリサイクル?」
『シルフィン:良い例えですね。まぁそれだけだと、スケルトン等が常に生れ続けるので、あの時ハクアに宝珠を回収させ、そのまま私が宝珠を元に戻して、今までの様に今度はダンジョンから力を吸収し、一定の周期で力を解放するようにしておきました』
「じゃ、じゃあスケルトン祭りは今まで通り出来るのかな?」
『シルフィン:ええ、大丈夫です。それとクーには一部のスキルなら返せますよ?どうしますか?』
「い、一部でも良いのじゃ」
『シルフィン:では【剛力】【堅牢】【魔術】【魔坑】の、スキルを返します。他は強力過ぎて取り出せませんでしたので』
「十分なのじゃ」
『シルフィン:では、後でハクアにスキルの種を渡しておきます』
「うむ」
「スキルの種?」
『シルフィン:ああ、スキルの種は使うと特定のスキルを覚えたり、熟練度を上げられるアイテムですよ。アリスベル程の都市なら売っていると思いますよ』
「へぇ~、楽しみだねハクア」
「うん」
『シルフィン:・・・・・・』
「どうしたの?」
『シルフィン:・・・いえ、元・・・とは言え魔王と友好的に話す時が来るとは・・・・と』
「それは我もそうじゃ。しかし今は主様の従僕じゃしの、それに我自体は女神に何か思う所が有った訳では無いしの」
『シルフィン:・・・そうですか。ではこれからよろしくクー』
「うむ、よろしくなのじゃ」
コンコン!
「は~い、今出るかな」ガチャ!
「間に合ったか」
「お父さんどうしたのかな?」
「見送りだ。それにハクア。昨日の件は大丈夫だ。まあ、どうなるかは分からんのなら決まったら言ってくれ」
「了解」
「ご主人様?昨日の件とは?」
「う~ん、とりあえず内緒。未だ分からないから?」
「分かりました」
「お前達もう出るんだろ」
「うん、そろそろ出発するかな」
「そうか、って、何か一人増えとらんか?」
「うむ、お初にお目にかかるのじゃ!我はクーじゃ」
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「ふう、まぁそう言う事にしておこう。お前達、娘をコロを頼む!」
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