ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
ヤバイ、引きこもりたくなってきた。
「そう言えば、あのコボルト・ロード、グルドと同じ位強かったね」
「確かにそうですね」
「あれ?二人とも知らないの?」
「ハクアはともかく、アリシアまで知らないとは思わなかったかな」
エレオノとコロの言葉に二人揃って首を傾げると・・。
〈マスターはあの魔族達の首の色が違っていたのを覚えていますか?〉
「全く!」
〈まぁ、違っていたんです。そしてそれはある事を示します〉
「ある事ですか?」
「うん、自分達のステータスを下げてる事だよ」
「何と!?でも何故に?」
〈前に図書館で話した通り、魔族領とこちら側は結界で隔たれていますが、ある一定以下の力の者ならすり抜けられます〉
「つまりは一時的に何らかの手段でステータスを下げてこっちに来てる?」
「うん、しかもそれは時間が経てば元に戻るかな」
「やっぱ、その結界ザルじゃん!」
「その代わり、普段なら手の出せないレベルの魔族を倒せる様にはなるかな」
「そうそう、すり抜けの目安は大体600前後って言われてるよ」
「ふ~ん」
〈それの目安が、首輪の様に色が変わっていた部分なんです〉
「要は私の【主従契約】のこれと同じ感じ?」
私はそう言いながらアリシアの手首に触れる。
〈そうですね。原理は分かりませんが似ています。因みに魔族の方は時間が経つと、段々と薄くなり完全に戻ると消える様です。それに元の力が強いと戻るのも、それなりに時間が掛かるようですし〉
「と、言う訳で次に会ったらもっと強いはずだよ」
「そ、そうだったのか・・・・」
グルドとの戦いも運が良かっただけなんだな~。
「うん、だから出来ればあの段階で倒したかったんだよね」
う~む、でもどうしようも無かったしな。
「じゃあ、ガダルに関してはもっと強くなるの?」
「多分そうかな」
ヤバイ、引きこもりたくなってきた。何で私そんなんに狙われるんだ!
あっ、何処かの女神のせいか。
『シルフィン:だからすいませんでした!』
「まぁ、良いか。そうだ皆に一応聞きたいんだけど」
「何ですか?」「何?」
「このまま進む?それとも戻る?」
「えっ?何でかな?」
「いや、だってここに下のボスが居るって事は下手したら30層のボスはもっと強いって事でしょ?それにコロは武器も壊れてるし」
「確かにそうですね。私はご主人様に従います」
「私は進むに一票!まだ全員動けるし休んだから疲れも抜けたし」
「行くゴブ、駄目ならアイテム使う」
ああ、そう言えば今回はダンジョンから直ぐに出られる転移アイテム買ったんだっけ?忘れてた。
でもアリアドネの糸ってどうよ?他ちゃんと思い付けよ。
『シルフィン:ど、道具は私じゃ無いですよ』
いや、別にどうでも良いよ!
「ボクも頑張るかな!それに武器ならこれでも良いし」
コロはそう言いながら、コボルト・ロードのドロップアイテム、断魔の大剣を掲げる。
「コロ、大剣も使えるの?」
「ボク元々はこっち使ってたかな。と、言ってもスキルも無いし二年位前だけどね」
「へ~、そうなんだ?何で変えたの?」
「お父さんが斧使ってて、それが格好良かったからボクも斧にしたかな」
そんなんが理由だったか。
「でも久しぶりに持ったけどやっぱりボクだと大剣の方が扱い易いかな?斧の方が格好いいだけどね?それにこの断魔の大剣、魔力を込めるとある程度の魔法まで掻き消せるみたいかな、勿論剣で当てればだけどね」
「なるほど、だからアリシアの攻撃とか対処出来てたのか」
「多分そうかな?」
「でも、私的には斧よりもそっちの方が似合ってると思うよ?ねっ、ハクア」
「確かに」
ちっちゃい子が大きな斧持ってるのもなかなか良かったけどさ、こう、なんつうの?大剣の方が様になってる気がする。
「そうかな?まぁ、ボクも同じ一撃の破壊力なら大剣の方が振り回されなくて良いけどね。特にこれからの戦いはそう思うかな」
「そうだ、コロ」
「何かなハクア?」
「【破壊の一撃】と【蒼天破斬】出来るか試してみたら?」
「あっ、そっかハクアの言う通りなら出来るかも何だよね?よし!」
コロはそう言いながら気合いをいれると。
「【破壊の一撃】」ドガァ!
「【蒼天破斬】」ドガァン!
コロはそれぞれ二つのスキルを叫び発動させる。
「わぁー、本当に出来ちゃった」
何そのいい方!
「ご主人様が特別な訳では無いんですね?」
「出来たよハクア」
「コロおめ」
「ありがとうかなアクア」
「威力的にはどう?」
「う~ん、何となく手応えが斧に比べて低いかな?ハクアが言ってた様に7割か8割位の威力かも?でも【蒼天破斬】は相手のMPも一緒に削れるから貴重かな」
「確かにそうですね。やっぱり魔法を使って来なくても武技を使うかどうかでかなり違いますからね。それにもっと強い敵は【魔闘技】や【闘気】【結界】も普通に使うって言いますからね」
「マジで?」
「うん、ドラゴンとかハクアが前練習で見せてくれた【結界】を二重に張るっていうの出来る奴がいるらしいしね」
「この世界のモンスターマジ鬼畜」
「・・・・あはははは、確かに強い所のモンスターは下手な魔族よりも強力らしいかな」
「そっか、じゃ強くならないとね」
「そうですね」
「勿論だよ」
「かな」
「ゴブ!」
「さてと、そろそろ行こうか?」
「そうだね」
〈ここからは難易度が上がるので油断は禁物です。危険だと判断した場合は直ぐにアイテムを使い脱出を〉
「「「「「了解」」」」」
さあ、下層の探索始めよう!
「確かにそうですね」
「あれ?二人とも知らないの?」
「ハクアはともかく、アリシアまで知らないとは思わなかったかな」
エレオノとコロの言葉に二人揃って首を傾げると・・。
〈マスターはあの魔族達の首の色が違っていたのを覚えていますか?〉
「全く!」
〈まぁ、違っていたんです。そしてそれはある事を示します〉
「ある事ですか?」
「うん、自分達のステータスを下げてる事だよ」
「何と!?でも何故に?」
〈前に図書館で話した通り、魔族領とこちら側は結界で隔たれていますが、ある一定以下の力の者ならすり抜けられます〉
「つまりは一時的に何らかの手段でステータスを下げてこっちに来てる?」
「うん、しかもそれは時間が経てば元に戻るかな」
「やっぱ、その結界ザルじゃん!」
「その代わり、普段なら手の出せないレベルの魔族を倒せる様にはなるかな」
「そうそう、すり抜けの目安は大体600前後って言われてるよ」
「ふ~ん」
〈それの目安が、首輪の様に色が変わっていた部分なんです〉
「要は私の【主従契約】のこれと同じ感じ?」
私はそう言いながらアリシアの手首に触れる。
〈そうですね。原理は分かりませんが似ています。因みに魔族の方は時間が経つと、段々と薄くなり完全に戻ると消える様です。それに元の力が強いと戻るのも、それなりに時間が掛かるようですし〉
「と、言う訳で次に会ったらもっと強いはずだよ」
「そ、そうだったのか・・・・」
グルドとの戦いも運が良かっただけなんだな~。
「うん、だから出来ればあの段階で倒したかったんだよね」
う~む、でもどうしようも無かったしな。
「じゃあ、ガダルに関してはもっと強くなるの?」
「多分そうかな」
ヤバイ、引きこもりたくなってきた。何で私そんなんに狙われるんだ!
あっ、何処かの女神のせいか。
『シルフィン:だからすいませんでした!』
「まぁ、良いか。そうだ皆に一応聞きたいんだけど」
「何ですか?」「何?」
「このまま進む?それとも戻る?」
「えっ?何でかな?」
「いや、だってここに下のボスが居るって事は下手したら30層のボスはもっと強いって事でしょ?それにコロは武器も壊れてるし」
「確かにそうですね。私はご主人様に従います」
「私は進むに一票!まだ全員動けるし休んだから疲れも抜けたし」
「行くゴブ、駄目ならアイテム使う」
ああ、そう言えば今回はダンジョンから直ぐに出られる転移アイテム買ったんだっけ?忘れてた。
でもアリアドネの糸ってどうよ?他ちゃんと思い付けよ。
『シルフィン:ど、道具は私じゃ無いですよ』
いや、別にどうでも良いよ!
「ボクも頑張るかな!それに武器ならこれでも良いし」
コロはそう言いながら、コボルト・ロードのドロップアイテム、断魔の大剣を掲げる。
「コロ、大剣も使えるの?」
「ボク元々はこっち使ってたかな。と、言ってもスキルも無いし二年位前だけどね」
「へ~、そうなんだ?何で変えたの?」
「お父さんが斧使ってて、それが格好良かったからボクも斧にしたかな」
そんなんが理由だったか。
「でも久しぶりに持ったけどやっぱりボクだと大剣の方が扱い易いかな?斧の方が格好いいだけどね?それにこの断魔の大剣、魔力を込めるとある程度の魔法まで掻き消せるみたいかな、勿論剣で当てればだけどね」
「なるほど、だからアリシアの攻撃とか対処出来てたのか」
「多分そうかな?」
「でも、私的には斧よりもそっちの方が似合ってると思うよ?ねっ、ハクア」
「確かに」
ちっちゃい子が大きな斧持ってるのもなかなか良かったけどさ、こう、なんつうの?大剣の方が様になってる気がする。
「そうかな?まぁ、ボクも同じ一撃の破壊力なら大剣の方が振り回されなくて良いけどね。特にこれからの戦いはそう思うかな」
「そうだ、コロ」
「何かなハクア?」
「【破壊の一撃】と【蒼天破斬】出来るか試してみたら?」
「あっ、そっかハクアの言う通りなら出来るかも何だよね?よし!」
コロはそう言いながら気合いをいれると。
「【破壊の一撃】」ドガァ!
「【蒼天破斬】」ドガァン!
コロはそれぞれ二つのスキルを叫び発動させる。
「わぁー、本当に出来ちゃった」
何そのいい方!
「ご主人様が特別な訳では無いんですね?」
「出来たよハクア」
「コロおめ」
「ありがとうかなアクア」
「威力的にはどう?」
「う~ん、何となく手応えが斧に比べて低いかな?ハクアが言ってた様に7割か8割位の威力かも?でも【蒼天破斬】は相手のMPも一緒に削れるから貴重かな」
「確かにそうですね。やっぱり魔法を使って来なくても武技を使うかどうかでかなり違いますからね。それにもっと強い敵は【魔闘技】や【闘気】【結界】も普通に使うって言いますからね」
「マジで?」
「うん、ドラゴンとかハクアが前練習で見せてくれた【結界】を二重に張るっていうの出来る奴がいるらしいしね」
「この世界のモンスターマジ鬼畜」
「・・・・あはははは、確かに強い所のモンスターは下手な魔族よりも強力らしいかな」
「そっか、じゃ強くならないとね」
「そうですね」
「勿論だよ」
「かな」
「ゴブ!」
「さてと、そろそろ行こうか?」
「そうだね」
〈ここからは難易度が上がるので油断は禁物です。危険だと判断した場合は直ぐにアイテムを使い脱出を〉
「「「「「了解」」」」」
さあ、下層の探索始めよう!
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