ゴブリンから頑張る神の箱庭~最弱からの成り上がり~
「何かハクアみたいな事言い出した!」
「ハァァァー!」
ガキャ!
「へへっ!いい調子だな!」
「そうっすね、リーダー!」
「これで俺の事を組伏せてくれたあのメスガキに一泡吹かせられますね」
「あぁ、くく、自分が誰にケンカを売ったか教えてやらねえとな!」
「えぇ、あのガキ共のせいで折角楽に勝てる筈だったのに、本気出さなきゃ行けなくなりましたからね!」
そうだ、俺の立てた完璧な計画が狂ったのは全部あいつらが現れてからだ!
行きなり現れたと思ったらたった一度のスコア申請で二位になりやがって!
そのうえ、調子に乗って俺の死霊術師を使った計画もしたり顔で暴きやがった上に、女神まで味方に付けやがって!
「たく、あんなガキ共のせいで危うく俺達の計画が崩される所だったぜ」
「ですね。俺達はその為にこんなランクに居ますからね」
そう、俺達の現在の冒険者のランクはDランクだ。
だが、実際俺達は直ぐにでもCランクに上がれる実力がある。それをしない理由がこの祭り。この祭りはDランク以下の冒険者しか参加出来ない決まりなのだ。
だからこそ俺達は賞品のアイテムを手に入れる為、Dランクに留まり続けている。
ふん、完勝してあのガキ共に目にもの見せてやる!
俺は心にそう誓い再びモンスターを狩り続ける。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「やっと、向こうに行った」
「ハクア、ずっと睨まれてたからね」
エレオノの言葉に頷きながら私は辟易する。
全く、あんなに睨むとか私が何したって言うんだ。ただちょっとだけ組伏せて、挑発もして、自分達がやってた反則気味の事をぶちまけただけじゃん。うん、恨まれるわ!
〈あんな事をしてまで勝とうとした人間が恨まないと言う事は無いでしょうね〉
ですよね~。
「まさか!ご主人様を狙って・・・!」
「いや、ただ単に大口叩いて負けてる。私達をザマアとか思ってるだけでしょ」
「あぁ、確かにそんな感じ」
「時にご主人様、こう言う祭りって・・・・・」
「祭りって?」
「不慮の事故は付き物ですよね?」
何言ってるのかなアリシアさん!?
「ハクアあれマジだよね?目が全く笑って無いもん」
「・・・あ、ははは」
「あ、アリシア落ち着くかな!そんな事したら失格になっちゃうかな」
えっ?そこなの!?
「バレなければ平気です」
「何かハクアみたいな事言い出した!」
失礼な!私が何時そんなん言った!
〈割りと、毎回似た様な事言ってますよね?〉
はい、すいません!
「大分、敵減ってきたゴブ」
「・・・そうだね」
アクアさん、相変わらず流れぶった切るね?
「そろそろ行けるかな?」
〈はい、こちらの準備は出来ています〉
「どうするのハクア?」
「ん~?今迄とほとんど同じだよ?」
「えっ!それでどうやって勝つのかな?」
「ほとんどって言ったよね?だから今度は今までよりも少し早く攻撃して倒す」
「???」
「まぁ、見ててアクアもアリシアも準備OK?」
「はい!」「大体分かったゴブ」
その言葉を聞いて私はヘルさんの新しいスキル【共有】を発動。
このスキルは相手に自分のスキルを使わせる事が出来る。私はヘルさんの【俯瞰】を使い同時に【魔眼】も発動する。
すると、地面から魔力が吹き出しその魔力が収束していくのが分かる。その部分に何の威力も無い風魔法を目印代わりに撃ち込む。
「アリシアあそこに20秒後、数5、レベル並」
「了解です」
私の指示を聞きアリシアが魔法を放つ。
すると、魔法が何も無い地面に到達する直前、突然地面からスケルトンがまるで自ら魔法に当たりに来たかの様に出現する。
ドガアァン!
私は次も風魔法を目印代わりに撃ち込み。
「アクア、25秒、数3、レベル弱」
「りょゴブ」
私の指示を聞き今度はアクアが魔法を放つ。
するとまた魔法が何も無い地面に到達する直前、地面からスケルトンが出現する。
「なっ、何が起きてるの?!」
驚いているエレオノに私は種明かしをする。
「簡単な事だよ。私達が倒したボスのガシャドクロがスケルトンを呼んだ時ガシャドクロのMPが減ってたんだ。
だから、モンスターが出現する時はもしかしたら魔力が使われると思ったんだ。元々この祭りは封印が弱まってそのせいで不死の王の魔力が漏れ出してるのが原因でしょ?だからそれをヘルさんに聞いてみたら〈魔物は周囲の魔力が集まり淀む事で産まれます〉って教えてくれたんだよね。だったら【魔眼】で魔力を直接見れば何処に、いつ、何体、どれ位の強さの奴が出るかは魔力を見れば大体分かるんだよ」
「ハクア凄いかな!」
「本当に凄いよハクア!」
「まぁ、そこまで分かるようになるまで結構時間掛かっちゃったけどね」
「いや、分かるだけでも十分でしょ!」
いやいや、どうせならパッと解りたいじゃん?目指せスカウター的な?
〈高望みし過ぎかと〉
そうかな~?まぁいいか、それじゃサクサク行きますかね!
そして、ここから私達の怒涛の追い上げが始まった。
ガキャ!
「へへっ!いい調子だな!」
「そうっすね、リーダー!」
「これで俺の事を組伏せてくれたあのメスガキに一泡吹かせられますね」
「あぁ、くく、自分が誰にケンカを売ったか教えてやらねえとな!」
「えぇ、あのガキ共のせいで折角楽に勝てる筈だったのに、本気出さなきゃ行けなくなりましたからね!」
そうだ、俺の立てた完璧な計画が狂ったのは全部あいつらが現れてからだ!
行きなり現れたと思ったらたった一度のスコア申請で二位になりやがって!
そのうえ、調子に乗って俺の死霊術師を使った計画もしたり顔で暴きやがった上に、女神まで味方に付けやがって!
「たく、あんなガキ共のせいで危うく俺達の計画が崩される所だったぜ」
「ですね。俺達はその為にこんなランクに居ますからね」
そう、俺達の現在の冒険者のランクはDランクだ。
だが、実際俺達は直ぐにでもCランクに上がれる実力がある。それをしない理由がこの祭り。この祭りはDランク以下の冒険者しか参加出来ない決まりなのだ。
だからこそ俺達は賞品のアイテムを手に入れる為、Dランクに留まり続けている。
ふん、完勝してあのガキ共に目にもの見せてやる!
俺は心にそう誓い再びモンスターを狩り続ける。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「やっと、向こうに行った」
「ハクア、ずっと睨まれてたからね」
エレオノの言葉に頷きながら私は辟易する。
全く、あんなに睨むとか私が何したって言うんだ。ただちょっとだけ組伏せて、挑発もして、自分達がやってた反則気味の事をぶちまけただけじゃん。うん、恨まれるわ!
〈あんな事をしてまで勝とうとした人間が恨まないと言う事は無いでしょうね〉
ですよね~。
「まさか!ご主人様を狙って・・・!」
「いや、ただ単に大口叩いて負けてる。私達をザマアとか思ってるだけでしょ」
「あぁ、確かにそんな感じ」
「時にご主人様、こう言う祭りって・・・・・」
「祭りって?」
「不慮の事故は付き物ですよね?」
何言ってるのかなアリシアさん!?
「ハクアあれマジだよね?目が全く笑って無いもん」
「・・・あ、ははは」
「あ、アリシア落ち着くかな!そんな事したら失格になっちゃうかな」
えっ?そこなの!?
「バレなければ平気です」
「何かハクアみたいな事言い出した!」
失礼な!私が何時そんなん言った!
〈割りと、毎回似た様な事言ってますよね?〉
はい、すいません!
「大分、敵減ってきたゴブ」
「・・・そうだね」
アクアさん、相変わらず流れぶった切るね?
「そろそろ行けるかな?」
〈はい、こちらの準備は出来ています〉
「どうするのハクア?」
「ん~?今迄とほとんど同じだよ?」
「えっ!それでどうやって勝つのかな?」
「ほとんどって言ったよね?だから今度は今までよりも少し早く攻撃して倒す」
「???」
「まぁ、見ててアクアもアリシアも準備OK?」
「はい!」「大体分かったゴブ」
その言葉を聞いて私はヘルさんの新しいスキル【共有】を発動。
このスキルは相手に自分のスキルを使わせる事が出来る。私はヘルさんの【俯瞰】を使い同時に【魔眼】も発動する。
すると、地面から魔力が吹き出しその魔力が収束していくのが分かる。その部分に何の威力も無い風魔法を目印代わりに撃ち込む。
「アリシアあそこに20秒後、数5、レベル並」
「了解です」
私の指示を聞きアリシアが魔法を放つ。
すると、魔法が何も無い地面に到達する直前、突然地面からスケルトンがまるで自ら魔法に当たりに来たかの様に出現する。
ドガアァン!
私は次も風魔法を目印代わりに撃ち込み。
「アクア、25秒、数3、レベル弱」
「りょゴブ」
私の指示を聞き今度はアクアが魔法を放つ。
するとまた魔法が何も無い地面に到達する直前、地面からスケルトンが出現する。
「なっ、何が起きてるの?!」
驚いているエレオノに私は種明かしをする。
「簡単な事だよ。私達が倒したボスのガシャドクロがスケルトンを呼んだ時ガシャドクロのMPが減ってたんだ。
だから、モンスターが出現する時はもしかしたら魔力が使われると思ったんだ。元々この祭りは封印が弱まってそのせいで不死の王の魔力が漏れ出してるのが原因でしょ?だからそれをヘルさんに聞いてみたら〈魔物は周囲の魔力が集まり淀む事で産まれます〉って教えてくれたんだよね。だったら【魔眼】で魔力を直接見れば何処に、いつ、何体、どれ位の強さの奴が出るかは魔力を見れば大体分かるんだよ」
「ハクア凄いかな!」
「本当に凄いよハクア!」
「まぁ、そこまで分かるようになるまで結構時間掛かっちゃったけどね」
「いや、分かるだけでも十分でしょ!」
いやいや、どうせならパッと解りたいじゃん?目指せスカウター的な?
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