クレイジークラスルーム

けん玉マスター

7話 特別テストの内容

「皆席につけ。」
週末の朝、奥寺先生が皆を席に座らせた。
「来週末に控えた中間テストだが…学力テストに加えた特別テストが決定した。」

奥寺先生の一言で皆が耳を傾ける。
「行うのは…クラス対抗サバイバルゲーム。」
「!…それはどういう内容なんですか?」
青井星矢が代表して尋ねた。
「詳しいルールは当日に発表するが…よく聞くサバイバルゲームと同じだ。この校舎の後ろには学校の私有地である山がある。その中で一人1本の銃と異能を使ってサバイバルゲームを行う。最後に生き残っていた人数が多いクラスや、敵クラスを全滅させ最後に残っていたクラスが勝利となる。」


「だってよ〜、蓮也。」
後ろの席の大河が蓮也の脇を突き話しかけてきた。
「…だからどうした?」
「いやぁ…お前はどうするのかなぁって。」
「お前もな。メリケンサックでどうする気だよ?」
「ぶん殴ればいいんじゃね?」
「サバイバルゲームだぞ?相手は銃だからな?メリケンサックでどうこうできるもんじゃないだろ?」
「任せとけって俺の瞬発力なめんなよ?俺は一時期ボクシングを習っていた事があったりなかったりするんだ。」
「どっちだよ…。」
「まあ体力には自信あるから任せとけって!」
「はいはい。」


「あの…!蓮也くん。」
「ん?星乃海…どうした?」
「わ、私…特別テスト…役に立てるかなぁ?」
「…どうだろうな。星乃海の異能はこういうのには向いてないからな。」
「そうだよね…。」
「まあ出来ることはあると思うぞ?」
「ほ、本当に?」
「ああ、例えばそうだな…。サバイバルゲームなら地図とかあるかもしれないだろ?星乃海の異能なら記憶できるだろ?」
「た、確かに…。」
「まあ今のところはそれしか思いつかないが…当日になれば詳しいルールも発表される。長い場合はルールブックもあるかもしれないからそれを記憶すればみんなの役に立てる。」
「そ、そうだね…!」
「後ろ向きに考えるんじゃなくてお前はもっと能力に自信をもて。俺の異能と比べてみろ。」
「そ、そんなこと…!蓮也くんの異能だって役に立つよ!」
「そうか…。ありがとう。」
「二人とも…いつの間に仲良くなったんだ?」
大河が尋ねた。
「別に…ただ勉強を教えただけだ。」
「そ、そうです…。」
「?…ふーん。」

「ふざけんなっ!」
ガタンッ!

教卓が倒れた。
見ると金髪の生徒が先生につめよっていた。
「なんだ?事実を言ったまでだろう?」
「てめぇ…」
金髪の生徒は拳を振り上げる。
「ちょ…!落ち着いて!」
青井がその手を抑える。
「離せ!」
「気持ちはわかるけど落ち着いて!先生もあんまり挑発しないでください!」
「すまないすまない。君たちを見ているとつい本音がなぁ?俺は職員室に戻らせてもらおう。」
先生は教室から出ていった。

「っ…くそが!」
金髪の生徒は椅子を蹴る。
「お、落ち着いて?」
日下が必死に宥める。
「くそ…」

「なんだあれ?俺らのアイドル日下ちゃんと親しげじゃね?」
「親しいっていうかあれは違うだろ。日下は誰にでもあんな感じだろ?」
「でもなんか近くね?」
「日下なら仕方ないだろ。」
「蓮也…お前日下のことなんだと思ってんの?」
「?…みんなの日下だろ?」
「みんなの日下って…」
「れ、蓮也くんは日下さんみたいにコミュニケーション能力がある人がタイプなの?」
「?…別に?ただああいう生徒がクラスにいるといいよな。」
「そ、そっか…。」
「それより何があったんだ?ていうかあいつの名前なんだっけ?」
「さあ?自己紹介の時はいなかったからな。」
「確か私名簿見たけど…建宮  昂輝たてやま  こうきくんだよ。」
「ふぅん…。なんかこええな。」
「そうだな。積極的には近づきたくないな。」
「何かあったのかな?」
「どうせ先生が何か言ったんだろ。」
「そうだな…あの先生はいつも一言多いからな。」


理事長室
「理事長…私に用とはなんでしょうか?」
奥寺先生が理事長に尋ねた。
「すまないね、奥寺先生。君は優秀な教師だ。それを見込んで頼みがある。」
「…鼎蓮也のことですか?」
「分かっていたか。」
「いえ。あなたがこの前話していたのは知っていたので。」
「そうか。」
「彼は何者なんですか?」
「詳しくは言えない。だがこの学校の目的のためには必要不可欠な生徒だ。」
「それほどに…強大な異能なんですか?」
「ああ。隠しているがな。」
「私にどうしろと?」
「彼は異能を恨んでいる。彼の動向に気をつけて…見張って欲しい。」
「!…学校内にはプライベートがあります。」
「分かっている。授業の間だけでもいい。その間に彼の異能を見出して欲しい。君にならできるはずだ。奥寺先生。」
「私は…1人の生徒も守りきれなかった使えない教師ですよ。」
「それ以上の生徒を救っているじゃないか。」
「…私でよければ。」
「頼んだ。」




長らくお待たせしましたが投稿再開致します。

フォローorコメントよろしくお願いします!

「クレイジークラスルーム」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「学園」の人気作品

コメント

  • かつあん

    待ってましたー!あとは鼎くんがどんな子をしてく)るか楽しみですね!

    1
コメントを書く