クレイジークラスルーム

けん玉マスター

6話 RNYリング

「きょ、今日は本当にありがとうございましたっ!」
星乃海は深く頭を下げる。
「いや、あんまり力なになれなくて悪かったな。」
「そ、そんなこと…!異能のことたくさん教えてもらいましたし…!」
「そう言ってくれるとありがたいよ。」
「はいっ!今日教えてもらったこと…早速試して見ます!」
「ああ。」
「で、ではまた明日…。」
「送ってくよ。」
「い、いえっ!だ、大丈夫です。」
「夜道は危険だ。女の子一人で返すのもあれだしな…気にするな。」
「あ、ありがとうございます…。」



「なあ星乃海…ひとついいか?」
「は、はい…。」
「前から思ってたんだが…なんで敬語?」
「え?!へ、変でしたか?!」
「いや、変というか…同い年なんだから普通にタメ口でいいだろ。」
「そう…ですよね…。」
「不安なのは分かるが…あんまり他人行儀だと友達出来ないぞ。」
「分かってます…でも…不安なんです…。もし馴れ馴れしくして…嫌われたら…私…」
「だよな…。まあ俺はそんなことないから…俺にはタメ口でいいぞ。」
「え…」
「そうすれば練習にもなるだろ?」
「い、いいんですか?!」
「敬語になってるぞ。」
「あ、その…いい…の?」
「ああ。そっちの方が星乃海とも友達になれた気がするからな。」
「あ、ありがとう…。」
「ああ、女子寮着いたな…。」
「あ…う、うん。」
「じゃあ、また明日な。」
「う、うん…送ってくれてありがとうござ…あ、ありがとう。ま、また明日。」
「ああ…。」
蓮也は部屋に戻っていく星乃海の後ろ姿を見送る。
すると星乃海はこちらに気づき、控えめに手を振る。
蓮也は小さく手を振り返した。
「…星乃海聖奈…。図書館ライブラリか…。まさか4組にいるとはな…。」
覚醒していないとはいえ…大人達も見る目がないもんだな…。だが覚醒していないならさせるだけ…。俺の目的には使える。利用させてもらうよ…。星乃海…。



「おい蓮也!昨日のこと説明しやがれ!」
大河が蓮也につめよった。
「ああ…あの後勉強したんだよ…。」
「勉強だぁ?」
「ああ、テストが近いだろ?それでな。」
「てめぇ…それを口実に女の子とデートしやがって…!」
「違うって言ってるだろ?」
「お、おはよう…蓮也くん…。」
そんなことをしているうちに隣の席に星乃海がやってきた。
「あ、ああ。おはよう星乃海。」
「その…森下くんも…おはよう。」
「あ、ああ…おはよう…。」
呆気に取られ星乃海の方を見る。
「メガネ…どうした?」
「あ、えっと…コンタクトにしてみたの…。」
いつもと違い赤縁のメガネを付けていない星乃海に蓮也が言う。
「変じゃないが…なんというか星乃海は赤縁のメガネをつけてた方が落ち着くと思う。」
「え?そ、そう?」
星乃海はサッとメガネを取り出しつける。
「あ、コンタクトにメガネつけたから変な感じする…。ちょっと外してくるね!」
星乃海は立ち上がり駆け出した。
ガンッ!
「痛!」
しかしよく見えずドアに激突してしまった。
「…」
「…なんか変わったな…星乃海さん…。」
「…そうだな。」


その日の三限。
「今日の体育だが…お前達にテストで行う戦闘について説明しておこう。」
体育の教師が告げる。
「戦闘と言っても強力な異能を受けては致命傷になる可能性がある。そこで取り付けるのがこの腕輪。」
生徒全員に配られた腕輪を見る。
「この腕輪はかの有名な叶江聖樹先生が作り出したものだ。名をRNYリング。致命傷になると異能の効果を打ち消す効果がある。」
「RNYリング…。」
「これを付けてテストを行う。」
「なんか…地味じゃね?このリング。」
「それを言うな…つけるのが嫌になるだろ…。」
渡されたリングはただ黒いだけという物だった。
「おいおい、あんまり馬鹿にするなよ?」
体育の教師が話す。
「このリングは1年前に起きた異能者によるクーデターの時に大活躍だったんだぞ?」
「クーデター?」
「ああ、異能者集団が異能者研究所を襲ったっていう…。」
「確かリーダーのなんったっけ?」
「…米原  凱斗よねばら  かいと。」
「それだそれ。蓮也詳しいな。」
「…まあな…。」
「そいつが自爆して終わったんだっけ?」
「…ああ。」
「あ、知ってるそれ。ニュースで見た。研究所にでっかい穴空いてたよね。」
「確かそこにいた異能者が1人逃げ出したっていう…。」
「その話は授業のあとな。」





中途半端ですいません!
他2作今日中無理かも…
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コメント

  • ノベルバユーザー309511

    逃げ出したやつってもしや.......いや何でもない忘れてくれ

    1
  • かつあん

    逃げ出したやつってもしかして...?

    1
  • たくあん

    逃げ出した異能者ってまさか……まぁ…ない、よな?

    2
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