クレイジークラスルーム

けん玉マスター

プロローグ 桜木学園

────序列468位、七瀬 恵ななせめぐみ、決闘敗北を確認、退学処置となります。────
「!、そんな…!ちょっと待ってよ…!私は!」
「負け犬はとっとと出ていけよ…。」
「!」
他の生徒の蔑むような目。
ここ、桜木学園ではこういうことは日常茶飯事だ。


22世紀終わり、突如として地球に衝突した隕石は地球の3分の1を奪った。
その時同時に日本全土をおおった未知のウイルス。
そのウイルスは日本人に大きな影響をもたらした。
しかしそれはもう50年も前の話。
しかしそのウイルスは50年の時を経て日本人に大きな影響を及ぼした。そのウイルスを吸った大人から生まれた子供は皆、他の人間とは違った。特殊な能力を持っていたのだ。その能力は「異能」と呼ばれ、異能を持つ子供は皆、国が新たに作り出した、桜木学園で、それぞれ個人の異能を使いこなせるよう教育を受けていた。


「ここが桜木学園か…。」
正門の前に立ち見上げる。
「ここなら…俺の異能も…」
そんな期待を胸にひめ、青年、鼎 蓮也かなえれんやは1歩踏み出した。


蓮也の配属されたクラスは1年4組。
クラスは別に気にしていなかったがどうやら4組は落ちこぼれのクラスらしい。
教室のドアに手をかけた。
しかしまだ誰も来ていなかった。
「…なんだ、俺が1番か…。」
そう思っていた。
「…あの…お、おはようございます…!」
「え?…ああ。」
なんだ、いたのか。
「せ、席は…黒板に貼ってあります…!」
「どうも。」
壁際の後ろの席に座る、ふわふわとした髪に、アホ毛が伸び、黒縁メガネをかけた少女は丁寧に教えてくれた。
「俺は…と…。…あった。」
なんという偶然だろうか。蓮也の席は先程の少女の隣だった。
「…俺、君の隣だ。」
「そ、そうなんですか?」
「ああ、よろしく。」
「よ、よろしくお願いします!私、星乃海  聖奈ほしのうみ  せなって言います!」
「鼎 蓮也だ。よろしく。」
2人は握手をした。


その後もぞろぞろとほかのクラスメイトが入ってきた。
話を始めたため騒がしくなってきた。

「よう、君は俺の後ろの奴だろ?」
「あ、ああ。」
前の席に座る男子生徒が蓮也に話しかけてきた。
「俺は森下 大河もりした たいが。前後なら仲良くやろうぜ?」
「鼎 蓮也だ。よろしく。」
「じゃあ蓮也だな。よろしく。」
いきなり馴れ馴れしいなぁ…。そういう事なら俺も…。
「分かった。よろしく頼むよ、大河。」
「ああ!よろしくな!」


「全員席につけ。」
教室にこだました声でクラスメイトは皆静かになった。
「俺は1年4組の担任になった奥寺  誠司おくでら  せいじだ。俺から言うことはそれだけだ。落ちこぼれの君たちにはなにも期待はしていない。」
「なんだと?!」
金髪の柄の悪そうな生徒が反応する。
「そうだな、学校のルールだけは教えておいてやろう。全員生徒手帳を出せ。」
入学式の時に配られたタブレット端末の事だ。
「開けば自分のプロフィールを見ることが出来る。左上に自分のこの学校での序列を見ることが出来る。そう入ってもこのクラスにいるのは全員が序列500位第の落ちこぼれだがな。」
「てめぇ…」
「この学校内では始業中を除いて生徒同士決闘を行うことが出来る。生徒手帳の右上を見ろ。それが現在君たちが所有しているポイントだ。」
タブレットの右上を見ると、そこには1000と書かれていた。
「決闘の際には好きなだけポイントを掛けていい。そのポイントに応じて君たちの序列も変わる。」
「待てよ!それだとおかしいだろ?!なんでまだ入学したばかりなのに俺たちの序列が決まってんだよ?!」
金髪の生徒が問う。
「お前達のポテンシャルは入学試験を通して見せてもらった。その結果君たちは落ちこぼれの4組に決まったのだ。受け入れろ。」
「くっ!やってられるか!」
金髪の生徒は出ていってしまった。
「この学園は全寮制になっている。食事、娯楽全てタダだ。」

生徒達の間でどよめきが起きる。
「い、いいんすか?」
「好きにして構わない。しかしハメを外しすぎて学校に迷惑をかければペナルティもあるから覚悟しておくように。それからこの学校では一日に一限、自分の異能を高めるための異能学習がある。」
異能学習か…。
「そして一年に一度その異能を生かした競技祭が行われる。その結果によっては一気に序列も上がる。まあ君たちでは無理だろうがな。…ほかの説明はひをおってせつめいする。あとは好きにしたまえ。」
先生は教室を出ていった。


「全部タダってマジ?!」
「いいの?そんなことして?」
「ラッキー!俺この学校来てよかったわ!」
「まあ異能が使えるからね〜。」

だいたいこんな内容の話を皆している。
まあそうだよな…。俺自身、超嬉しい。
「なあ蓮也。」
大河が話しかけてきた。
「この後飯でも食いに行かねぇか?」
「…分かった。行こう。」
複数の生徒が教室から出ていこうとする。
「皆!ちょっとまって!」
1人の女子生徒が止めた。
「私、日下 夏美くさか なつみって言います!みんなのこともっと知りたくて…自己紹介でもしませんか?」
「…おい、蓮也。」
「ん?」
「あの子超可愛くね?」
「…そうだな。」



こんにちは、けん玉マスターです。
新作です!
この作品は頭脳系の異能バトル×学園ものです!
まだ出来たての作品ですので少し変なところもあると思いますが暖かい目で応援してくだされば嬉しいです!

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コメント

  • うたたか

    新作楽しみにしてたんで、話できててむっちゃ嬉しいです!!

    1
  • 紅鮭師匠

    よう実…?

    2
  • ノベルバユーザー239382

    これからが楽しみです!

    1
  • たくあん

    出だしから上々!!
    楽しみにしてます
    お体に気をつけて下さい

    3
  • かつあん

    主人公の名前が難しすぎて早くもこっちは頭脳戦ですwこういった類の小説は読んだことがなかったので楽しみです!

    2
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