人外転生、いきなりテイム!? 〜黒の狼と白い少女と【強い】意味〜
12話 黒い狼の見学と少女の奮闘 〜セラのターン〜
セラのターン
「セラです、よろしくお願いします」
私は今から戦う緑色のオークと赤色のオークに礼をした。
「あらあら、これから死ぬと言うのにご丁寧に」
赤いオークさんが体を赤く燃やしながら私にそう言い絶命して言った。
「あじゅーー!! ……」
早速、クロから教わった先手必勝が役に立った。解説すると、私が礼をした時にこっそりと【エリアバーニング】つまり地面に立っている相手を中心に炎を舞い上げ火だるまにしたわけです!
「何をした少女!」
「え? 燃やしました?」
「俺に聞くな!」
全く五月蝿い人です。でも緑の方の始末ももう終わっているのです!
「それよりも、足元が大変なことになってますよ?」
「ん? ……うわぁぁぁ!」
緑の方の足が地面に埋まっているのです。これも解説すると水魔法と地魔法を使ったもので、そちらでは液状化現象を応用した技? ってクロに教えて貰ったの!
「う、動けない!」」
「……」
「え、ちょっとまって、お願い、マジで、敵キャラですんません、本当に、ごめん、え、何そのデカイ炎? 大きくない? 俺の体より大きいよ? なんか言ってよ。……ハハハ」
「【ビックノヴァ】」
私の魔法が緑色のオークを包み込む。被害を最小限にするために、当たり木っ端微塵になった瞬間、球が爆発する前に水魔法で鎮火。
「終わった!」
『すごいじゃないか』
「あ、クロ〜♡」
後ろを見るとクロがいた! 聞けば、最初からいたらしい。
私はクロに抱きつき、幸せオーラをボワ〜〜って出した!
(ムフフ〜幸せ〜)
通常のターン
セラの成長は嬉しい、これは予想外で嬉しい誤算。あとは同等、もしくはそれ以上の敵との戦闘経験が必要だな。
四人のバカ……ツワモノタチを倒した俺たちはさらに前へ進む。
しばらく進むと、オークの集団が俺たちを潰そうとやってくる、が、すぐに鎮圧。
こんな事を繰り返していると、そこには大きく、赤を基本とした、いかにも高価そうな椅子があった。だがその椅子には誰も座ってはいなかった。
「誰もいないね」
『……上だ』
俺とセラは顔を空に見上げる。
「よく来たなーー!」
そこには、大きくかつ無駄のない筋肉に身を纏ったオークが空から落ちて来た。
「わかるぞ〜貴様らの実力がなぁ〜。俺はまっていた! 俺と同等の敵をなぁ!」
俺の狼の体が逆立つ。俺にもわかる、アイツが同等な事が。
『奴は強いぞ、気を引き締めろ』
「わかった!」
心臓の鼓動が早くなる、セラの額から汗がにじみ出る。はじめての感覚に覆われてもなお萎縮しない少女。興奮と血で染まり、ニヤリと笑う狼。自分と同等の敵を見つけたオーク。これからの戦闘がきになる読者。書くのが少し自信がない作者。
始まる、黒い狼と優しい少女が語り継がれる歴史の一ページ目が……
「セラです、よろしくお願いします」
私は今から戦う緑色のオークと赤色のオークに礼をした。
「あらあら、これから死ぬと言うのにご丁寧に」
赤いオークさんが体を赤く燃やしながら私にそう言い絶命して言った。
「あじゅーー!! ……」
早速、クロから教わった先手必勝が役に立った。解説すると、私が礼をした時にこっそりと【エリアバーニング】つまり地面に立っている相手を中心に炎を舞い上げ火だるまにしたわけです!
「何をした少女!」
「え? 燃やしました?」
「俺に聞くな!」
全く五月蝿い人です。でも緑の方の始末ももう終わっているのです!
「それよりも、足元が大変なことになってますよ?」
「ん? ……うわぁぁぁ!」
緑の方の足が地面に埋まっているのです。これも解説すると水魔法と地魔法を使ったもので、そちらでは液状化現象を応用した技? ってクロに教えて貰ったの!
「う、動けない!」」
「……」
「え、ちょっとまって、お願い、マジで、敵キャラですんません、本当に、ごめん、え、何そのデカイ炎? 大きくない? 俺の体より大きいよ? なんか言ってよ。……ハハハ」
「【ビックノヴァ】」
私の魔法が緑色のオークを包み込む。被害を最小限にするために、当たり木っ端微塵になった瞬間、球が爆発する前に水魔法で鎮火。
「終わった!」
『すごいじゃないか』
「あ、クロ〜♡」
後ろを見るとクロがいた! 聞けば、最初からいたらしい。
私はクロに抱きつき、幸せオーラをボワ〜〜って出した!
(ムフフ〜幸せ〜)
通常のターン
セラの成長は嬉しい、これは予想外で嬉しい誤算。あとは同等、もしくはそれ以上の敵との戦闘経験が必要だな。
四人のバカ……ツワモノタチを倒した俺たちはさらに前へ進む。
しばらく進むと、オークの集団が俺たちを潰そうとやってくる、が、すぐに鎮圧。
こんな事を繰り返していると、そこには大きく、赤を基本とした、いかにも高価そうな椅子があった。だがその椅子には誰も座ってはいなかった。
「誰もいないね」
『……上だ』
俺とセラは顔を空に見上げる。
「よく来たなーー!」
そこには、大きくかつ無駄のない筋肉に身を纏ったオークが空から落ちて来た。
「わかるぞ〜貴様らの実力がなぁ〜。俺はまっていた! 俺と同等の敵をなぁ!」
俺の狼の体が逆立つ。俺にもわかる、アイツが同等な事が。
『奴は強いぞ、気を引き締めろ』
「わかった!」
心臓の鼓動が早くなる、セラの額から汗がにじみ出る。はじめての感覚に覆われてもなお萎縮しない少女。興奮と血で染まり、ニヤリと笑う狼。自分と同等の敵を見つけたオーク。これからの戦闘がきになる読者。書くのが少し自信がない作者。
始まる、黒い狼と優しい少女が語り継がれる歴史の一ページ目が……
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