13話 5歳の豊富(1)

┏┣13話  5歳の豊富(1)┫┓

「えぇ!!」

お父様達はリンと同じような反応をしていた
まぁ無理はない5歳で婚約者ができたのだから

━┿━┿━┿2ヶ月後┿━┿━┿━

ついに明日5歳の豊富の日になる
5歳の豊富で僕はついにステータスが見れるようになる
僕はそれが待ちどうしくて全然寝られなかった

翌日

ついにその時がきた
今日の日程は

朝8時  神殿到着

朝9時～ 貴族との挨拶

朝11時 お祈り

となっている
今は朝8時45分
少し早めだが貴族との挨拶が始まった

僕は軽く挨拶をしているとそこに見覚えのある顔があった

そこにはリアの姿があった
リアは周りの男の子に挨拶をされていた

「リア様僕とお見合いをしてくれませんか？」

「僕もお願いします！」

リアって結構可愛いし男の子から注目の的になるのも無理はない

僕はリアに近ずいて行った

「リア！久しぶり!!」

僕は周りの男の子に自慢するようにリアに挨拶をした

「あ！リバートくん」

それはリアが笑顔で僕に挨拶を返してきた時だった

「あ？下級貴族が俺はリアとお見合いの打ち合わせをしてるところなんだよ！邪魔すんな!!」

自分が中心で世界が回っていると勘違いしているような奴がリアの周りについているんだからリアも大変だなぁーと思った
なのでリアを守るためにこいつらを論破することにした

「それはリアの意見を聞かずに一方的に君たちが決めているんじゃないか？」

僕は前世で親と口喧嘩をすることが多く口喧嘩で負けたりすることはほぼなかった

「あ？だから邪魔すんなって言ってんじゃねーかよ」

「君は僕の意見が聞けないのかい？」

ちょっと殺気を出して言った

「その程度の殺気で俺が怯むと思ってんのか？」

「僕が本気でやったら君が死んじゃうから弱めてるだけだよ？」

相手を挑発するため真面目な顔で言った

「リバートくんやめて......」

リアがとめた

「私はこの人とお見合いする気は無いから…...」

「は？お前するっつったじゃねーかよ!!」

「そんなこと言ってないよ！
だってもう婚約者がいるんだから.........」

一応匿名でリアは言っていたけど何となく察しが着いたらしく僕に嫉妬の視線が向けられた

それからほかの貴族とも挨拶を済ました


そして待ちに待った祈りの時間がやってきた