Messiah
Encounter of mixed blood and God
「松原エレンくん、ようこそ我がチャーチへ」
「…ども」
僕の目の前で行われているその光景を、僕は怠めに見ていた。
「まずはチャーチの案内を…」
「はーいちょっとストップ。
なんで僕呼ばれたの?
いらなくない?案内要員だったら他にもいんじゃん」
「そうですね、神代くんのことを忘れていました。」
「ねえそれ酷くない?」
僕の文句を聞いているのかいないのか、一嶋晴海はさらっと流してきた。
「先程メサイアの説明はしましたね?」
「はい、まあ」
「早速ですが、君にメサイアをつけます。
特例で早いですが、私の独断ということで」
「は?いやいや独断が過ぎるでしょ、こんなもんなの?」
ツッコミを入れている間にあれよあれよと話は進んでいき、正式に松原エレンと僕神代万夜はメサイアを組むことになった。
…今から頭が痛い。
そんな僕の心情を知ってか知らずか、松原エレンは笑顔で僕に手を差し出してきた。
「松原エレン、宜しく!」
「…神代万夜。
案内すればいいんでしょ、着いてきて」
握手は交わさず、僕は溜息をついて係長室を出た。
─騒がしくなりそうだ
「現代アクション」の人気作品
書籍化作品
-
-
17
-
-
140
-
-
124
-
-
314
-
-
1978
-
-
11128
-
-
4503
-
-
516
-
-
49989
コメント