あの日の約束を
7話 新たな出会い
「ここどうするんだっけ」
「んーと? ああここね。 こうすれば……ほら出来た」
「本当だ、ありがとうカナちゃん」
いま私は花ちゃんと数学の復習をしているところです。数学なら私でもアドバイスできるだけの力があるのです。
とは言ってもまだ始まったばかりなのでみ直すところは少なめですね。でもだからと言ってここで手を抜いては後で痛い目を見てしまいます。できる時にはやるという意思が大事なのです!
え? 他の教科ですか? ……得意なものは得意ですよ。なになに……苦手な方? ……秘密です♪
さてこの調子で復習の続きをと考えていると…
「なぁ天宮と小野で合ってたっけ?」
後ろから誰かが声をかけてきました。放課後の教室にまだ人が残っているとは意外です。
振り返ってみると声をかけてきたであろう男子とその後ろから顔を出す女子がいました。確か男子の方は早川修君で女子の方は宮代鈴音さんだったでしょうか。
「うん、合ってる。でもカナでいいよ」
「私も呼びやすい言い方でいいよ」
私とはなちゃんがそう答えると
「ありがとな、俺ことも名前で呼んでくれて構わないよ」
と笑顔で答えました。後ろにいる宮代さんも同じくですと一言そう言いました。
「んでさ、よければ俺らも入れてくんないか?」
「その……私たちもその辺りの内容がよくわかってなくて」
2人が申し訳なさそうにそう言います。なるほど、私たちと同じ目的で残っていたようですね。断る理由もないですし、これは高校での初友達になってくれるのではないでしょうか。
そうと決まれば……
「じゃあ一緒にやりましょう えっと……修君と鈴音さんでよかったよね?」
「ああ!(うん!)」
………
……
…
「ーーって感じでここはこの公式を使えば解けるよ」
「お、本当だ」
修くんと鈴音さんが加わり4人になったところで改めて作業を再開して数十分後。私たちが集中して勉強をしているとチャイムの音が鳴り響きました。
「ってもうこんな時間か」
「もう帰らないとだね」
外は陽も傾いていて、そろそろ帰らないと真っ暗になってしまいます。
「今日はありがとう、修君に鈴音さん」
修君と鈴音さんが参加してくれたことでより細かいところまで見直すことができました。しっかりと感謝しなくてはいけませんね。
「こちらこそ……ありがとうカナさん。花香さん」
「右に同じく、助かったよ」
鈴音さんは慣れていないのか少し小さな声で、しかしはっきりと私たちにそう言いました。隣にいた修くんも続いてそう言葉を溢しました。
その後はそれぞれ帰り支度を始めました。先に帰り支度の済んだ修君たちはまたねと言い教室を出て行きました。
2人が教室を出だ少し後に私たちの帰り仕度も整いました。
「私たちも帰ろっか」
「うん」
校舎を出ると外はより赤みを増していて、それは一面茜色でとても綺麗でした。
「んーと? ああここね。 こうすれば……ほら出来た」
「本当だ、ありがとうカナちゃん」
いま私は花ちゃんと数学の復習をしているところです。数学なら私でもアドバイスできるだけの力があるのです。
とは言ってもまだ始まったばかりなのでみ直すところは少なめですね。でもだからと言ってここで手を抜いては後で痛い目を見てしまいます。できる時にはやるという意思が大事なのです!
え? 他の教科ですか? ……得意なものは得意ですよ。なになに……苦手な方? ……秘密です♪
さてこの調子で復習の続きをと考えていると…
「なぁ天宮と小野で合ってたっけ?」
後ろから誰かが声をかけてきました。放課後の教室にまだ人が残っているとは意外です。
振り返ってみると声をかけてきたであろう男子とその後ろから顔を出す女子がいました。確か男子の方は早川修君で女子の方は宮代鈴音さんだったでしょうか。
「うん、合ってる。でもカナでいいよ」
「私も呼びやすい言い方でいいよ」
私とはなちゃんがそう答えると
「ありがとな、俺ことも名前で呼んでくれて構わないよ」
と笑顔で答えました。後ろにいる宮代さんも同じくですと一言そう言いました。
「んでさ、よければ俺らも入れてくんないか?」
「その……私たちもその辺りの内容がよくわかってなくて」
2人が申し訳なさそうにそう言います。なるほど、私たちと同じ目的で残っていたようですね。断る理由もないですし、これは高校での初友達になってくれるのではないでしょうか。
そうと決まれば……
「じゃあ一緒にやりましょう えっと……修君と鈴音さんでよかったよね?」
「ああ!(うん!)」
………
……
…
「ーーって感じでここはこの公式を使えば解けるよ」
「お、本当だ」
修くんと鈴音さんが加わり4人になったところで改めて作業を再開して数十分後。私たちが集中して勉強をしているとチャイムの音が鳴り響きました。
「ってもうこんな時間か」
「もう帰らないとだね」
外は陽も傾いていて、そろそろ帰らないと真っ暗になってしまいます。
「今日はありがとう、修君に鈴音さん」
修君と鈴音さんが参加してくれたことでより細かいところまで見直すことができました。しっかりと感謝しなくてはいけませんね。
「こちらこそ……ありがとうカナさん。花香さん」
「右に同じく、助かったよ」
鈴音さんは慣れていないのか少し小さな声で、しかしはっきりと私たちにそう言いました。隣にいた修くんも続いてそう言葉を溢しました。
その後はそれぞれ帰り支度を始めました。先に帰り支度の済んだ修君たちはまたねと言い教室を出て行きました。
2人が教室を出だ少し後に私たちの帰り仕度も整いました。
「私たちも帰ろっか」
「うん」
校舎を出ると外はより赤みを増していて、それは一面茜色でとても綺麗でした。
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コメント
ミツキ
はい!互いに頑張っていきましょう
\\\\٩( 'ω' )و ////
漆湯講義
令和も小説投稿お互い頑張りましょうね٩(๑•̀ω•́๑)۶w