終末デイズ〜終末まで残り24時間〜

HaL

無章:終末まで...

10月1日、とある天文学者は唱えた。
地球に巨大隕石が衝突、文明は消滅する。
衝突は10月後期。遅くても11月を迎えるのは不可能と言われた。
もちろんニュースに取り上げられ、世界は大混乱に陥った。
しかしその混乱もすぐに落ち着く。
[ノストラダムスの大予言]や[マヤの終末予言]、そのどちらもが外れたため、これもデマ、ただの計算違いだと言われたのだ。
10月中旬ごろにはこの話題すら聞かなくなった。


10月31日、水曜日。
人類は災厄の接近を目の当たりにした。
赤く染まった空。それは夕焼けどころか太陽の明かりですらない。
巨大隕石。
それが明かりの正体であった。
大気圏との摩擦によって赤く染まっている隕石は人類に恐怖と絶望を与えた。
終末まで残り24時間。
極限まで追い込まれた人間はどのように生きるのか。
これは誰かが残した記録。
人間ドラマを記した記録である。

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