よっしゃ学園!楽しめ首領!

riu

日本

 はぁー、着いた。ここが日本か...どこに行こうかな...っと、その前に学園に転入の手続きをしに行かなければならない。確か知り合いが学園長をしている学園があったはず...
 俺はそう思い、早速その知り合いに電話をした。

"はーい、もっしもしー。めちゃくちゃ忙しいメデュ君に何か用ー?"

...相変わらずだな、こいつは。

何とも呑気そうに話している男はメデュ・ノアル。歳は24で英のマフィア。ちなみに幹部だ。

"もうさーやんなっちゃうよー。学園長ってもーっと楽なお仕事だと思ってたのにさー。書類多いし、書類多いし、書類多いしー?僕もう書類病になっちゃうー。"

...幹部なんだよ。これでも。ってか書類病ってなんだよ、初めて聞いたわそんな病気。絶対お前が勝手につくった病気だろうが。

"ああ...お前のとこの学園に転入したいんだが...問題あるか?"

"て、転入ー!?え、誰が?まさかフィルナが!?いやいやダメでしょ君ボスなんだから!ていうかシューカ君が止めてるよね!?"

シューカ、と聞き俺は思わずニヤリと笑った。

"ふんっ、あいつなら問題ない。いい感じに逃げてもう日本に到着している。...あ、てめぇ俺の居場所誰かに教えたら首領様の力発揮して抹殺するからな、そこんとこよろしく。"

そうだった。誰かにバラされる危険性があったんだった。あーめんど。

"ま、抹殺って君が言ったら洒落にならないんだけど!?"

電話を片手に汗ダラダラなあいつが目に浮かぶ。

"うっせぇ、とっとと場所言え。そして逝け。"

"いや最後のいらないでしょ!?...あーもう!場所教えるから!!えーっと場所はねぇ..."

こうして俺は脅しつつ学園の情報を知り、そこに向かったのだった。




ここ、か...?

俺は目の前にそびえる建物に呟いた。
なせ、"?"なのかというと...あまりに想像と掛け離れているからだ。
まず、デカすぎ。絶対そんな大きくねぇよと学園に行ったことない俺すら思うぐらいデカい。
次に、花園がある。初めは学園とは別なのかと思ったが...建物とあまりにも近い。距離と位置的におそらく学園の一部だろう。
そして...周りが森。これが一番驚いた。学園の周りに建物はほとんどなくその代わりに木、木、木...

最初は戸惑いしかなかった俺だが...



"日本の学園はこんな感じなんだな"



と、思うことにした。

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