富士山は富士ダンでした。

k.

カップ麺て飽き激しいよね

誠はその後実家に帰省していた。
実家といっても同じ神奈川県内なので電車で少し乗るだけなのだが、。

「実家のこたつにも魔物が潜んでいるとは、、」

こたつは全国共通で魔物が潜んでいるらしい。
彼は現在こたつの中で片手に携帯、片手にみかん、目の前にお茶、その横にリモコンその前にテレビという両手のみで生きていける怠惰な環境を作り出していた。

それにしても早く富士山の公式情報出ねえかなぁ。
ネットやSNSでは結構憶測とか出回ってるんだけどなー。
ん?富士山入ってみた??なんだこの動画。
って何だよ結局自衛隊に捕まってんじゃん。馬鹿だあなぁ。
そのうちこの動画も消されるぞ笑

世の中は今富士山に注目が集まりまくっている。
どのテレビのチャンネルをつけてもやってるのは富士山のこと。
SNSや動画サイトでもそれに関する事ばかりがのっており、その注目は日本にとどまらず地球全体がいま富士山ブームになっている。
どうやら日本政府はこうなる事を見越してこの半年間の間にインフラ整備を含め施設のグローバル化などだいぶ進めていたらしく、急に海外観光客が増えても平気なようになってるようだ。
この全てを見越して対策を実行した政治家たちの行動力はすごいなぁと洸平は実感していた。

それにしてもこたつ生活も飽きてきたし洸平の家にでも行こうかな?
あいつの事だし部活がない日はどーせ家にいるんだろ。
家にあるお菓子でも持って行ったら喜んで入れてくれる筈。

ぷるぷるぷる、ぷるぷるぷる、がちゃ(電話の呼び出し音)

「お、洸平。俺の家のこたつがダンジョン化してて抜けられないんだけどどうしよう。」

「きっとお母さん召喚したらコンセント抜いてダンジョン化を解いてくれると思うよ?」

「母は偉大だ。お前はしっかり実家に有り難みを持って生活してるか?
何もしなくても美味しいご飯が出てくるのが当たり前だと思うなよこの野郎!!!」

「親戚のおじさんみたいな事言うなよ。十分に理解してるわ笑
それで?何用?」

「暇だから遊びに行っていい?」

「おけ。適当にこいよ。」

「ほーい。」

このやり取りの感じは久々だな。
高校時代も洸平が暇な日は予定も決めず適当に遊んでたからなぁ。
大学入ってからは時間はあったけどお互いあんまり予定が合わないとかもあって遊べなかったしな。
まあ取り敢えず行くか。


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