無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第260話 二人の出会い【冒険者とギルド①】

街の中を歩きながら、今後予定を話して下さる。


「ギルドに知合いがいるから奴に、パーティーを申請すれば簡単に、その日のうちに出来るはずだよ?」


「明日から、討伐と収穫の両方をまとめてこなすぞ?」


「はい、頑張ります!」


そうして、ギルド前に到着する。扉をゆっくりと開けるが、古い扉の為、音が響き渡る……受付嬢が、いつもの奴じゃないが聞いてみるかと近づく……。


「マイカ譲ちゃん、クライリスは、おるか?」


「貴男誰よ?」


「初めて会う顔なのに、私の事なんで解るのよ?」


「お主の右胸あたりに、名前のプレートがあるじゃろう? そこに、かかれておるが……」


「あ、そうですね確かに……」


「それよりも、クライリス様に、用て何が目的?」


「いやそうじゃない、呼んで欲しいのじゃよ?」


「それでしたら?」


「ギルドカードここにお出しください」


「だが、儂は、断る!」


「はぁ~」


「何を言ってるのですか!」


「さらに、怪しい人に呼べません!」



上から勢いよく扉が開き、階段のから男性降りてくる音が聞こえる――


「お前達何を騒いでおる?」


「この冒険者が、クライリス様を呼べと言ったり、ギルドカードを見せてくれなかったりするのです!」



「よっ!」


「クライリスよ、一ヶ月ぶりじゃな?」


「ちと、用事があるから口頭で伝えに来たのじゃが、こんな状況じゃから、何とかせい?」


「あぁ……」


「状況が、何となく解りました」


「そこの受付嬢には、きちんと指導員に指導させておきます」


「それで、何処で話をするのかのぉ~」


「あちらの応接間にて、伺いますのでこちらに……」


「お、そうか、話が早くて助かる」


「ロリーよ、話が通じたからこっちにまいれ――」


「ダイト様…解りました」



「お、あれは、妖精姫じゃねぇ~か?」


「確かに、一人パーティーで、有名なうえに、ファンが多いいと聞いていたが、何だあの男は、失礼な発言は!」


「何か、後で騒がしいのだが、ま…よいか?」


案内されるがままに、応接間へと向かうのだった。

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品