無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第242話 一時休止とまったりと④

「それにしても、不思議ですね」


「こんなに、幼い子供が、魔法のスキルとか自分で魔法作成とかどれだけ天才だけでは、言えませんね、きっと一人で失敗を繰り返しながら成功している時とかもあるのでしょうね」


「マリアの凄い所は、精霊様にも愛されて、魔法にも愛されて、動物にも知り合った者達とも好かれると言う事が凄いですね」


「変な話ですけど、サタンさんとダイトカイト様が戦うからと言って、日頃魔力が消耗してここまで眠る事など生まれて来た時でさえ初めのうちだけで、実際は……安定した後は、普通に魔法を使用して過ごしていたくらいなので、本当に、娘として誇りに思います」


「そうじゃな~」


「マリアちゃんは、やる事と遊ぶ事になると本気の全力で、活動するから儂らの時代には、ここまで活動的な者は、いなかったものだ」


「そうですよね、姫様は、本当に仕えてて全然飽きる事もないですし、年相応になったらダンジョン巡りとかしてみたいですね」


「スノーちゃんの娘のマリアちゃんのこの姿初めて見たけど? どっちに似てるのと言うかスノーちゃんにだな?」


「そうね、ウィンもマリアも私ににてるかしらね」


初めて、赤ん坊の状態に戻った娘のマリアを見て、皆の反応が凄く心地の良い空気へと変わる。すると膝の温もりがきえると、ウィンがマリアを抱いて、一緒に寝始める。


「皆さん、おやすみなさい――」


マリアを抱く様に、長女のウィンは、マリアと一緒に布団を被り眠っている。二人の顔を見ていると、天使だと皆が呟く声が聞こえる。その横に、ウィンの背中から抱き着く様に、お姉様も一緒に眠りに入り……私もウィンの右側で寝る。それを見ていたヒメちゃんも混ざりたいと言って、お姉様の隣で眠るが、ハクがその隣に、行こうとすると他の全員に、引きずられるように、連れて行かれる。今夜は、一度休憩してから再戦するとマリアちゃんが寝た事で決まり、そして、明日に備える為に、皆がかたまって眠る……リーヴスラシル君は、ダイトカイトお爺ちゃんと一緒に寝ようとした所…ハクが居るから危ないと言って、女性陣の所に連れてこられる。そして、スノーさんの横で、一瞬に眠る事となる。


そして……次の日を迎える。




先に起きたのは、勿論マリアとウィンが目覚めると自分たちの周りに、女性陣が固まって眠っている事が解る。道理で凄く温もりが温かくて、スッキリした感じで目が覚めたのだなと実感すると? マリアからお姉様おはようございますと挨拶付のキスが頬にされる。勿論私もお返しと、マリアの唇に、朝のキスをしていると? ヒメちゃんと呼ばれている。ハクさんのお嫁さんがその光景見て、顔を真っ赤にしている。


「きょ……姉妹で、朝からおはようのキスとは、何故か知りませんがご馳走様でした!」




「「二人して、きょとんとした顔をした後に、満面な笑顔で、有難うございますと言うと?」」



「こちらこそ可愛いものが拝めて朝から良い一日が過ごせそうです」と答えが返ってくると同時に、お婆様とお母様が同時に起きて、ウィンお姉様と僕の頬にキスをしてから、大丈夫と声をかけた後に、おはようと言って下さる」


「お母様ごはん!」


「いつもなら、ポーションを飲んだ後に、ご飯を食べるのだが、昨日は、武器作成をしていた後何も食べずに、昼ご飯と夕ご飯を食べていなかった事もあり、お母様に、久々にミルクをねだってみると?」


「最近あげてないから出なかったらごめんなさいね」と言われた後に、何故かお婆様が、スノーちゃんが駄目なら私があげよかしら? 「えっ?」と僕とお母様の声がはもる……この姿だろうし、見た目的には、問題は、なかろう? とりあえずダイトには、伝えてこっちに男性陣がこないようにと見えないようにしといてと念話飛ばしたから、当分は…こっちにこないからと言って、お婆様に、僕は、抱っこされて、お婆様からミルクを飲む事十分くらい飲み続けていると? お婆様の頬が真っ赤になっているが、お腹いっぱいになったと伝えると? たまには、良い経験じゃな? などと言って来る。ごはんも食べた事だし、お爺ちゃん達を呼んで、僕が朝ごはん作りますからと伝えて、いつもの様に、ポーションをのみ七歳くらいのバージョンに変わる。


お母様のミルクと違って、不思議な味がする。何て言えばいいのか解らないけど? 凄く力がみなぎってくる。何故か不思議な体験をしたうえでのミルクだった……この時に、ステータスを確認しておけば、良い物が見られたかもしれないが、その内容は、後々気づくのだった。


お母様達もご飯を食べて一段落した事ですし、ルールを決めますけどどう言う感じで戦うのですか? 三回勝負で、どちらかが気絶か参ったと言ったら一ポイント入り、二ポイント手に入れた人から勝ちとすると言うルールに決まるのだった。


「それより、靴なれました?」


「もう、上手く使えるようになったのだが、少し一瞬諦めてしまう所だった所に、ダイトが来て、靴を履いたら? こやつ一回目で手なずけおって、その悔しさで、物にできたのじゃ」とサタン様が答えてくれる。


「仕方ないじゃろう、儂とお主とでは、器が違うのじゃから」


「絶対に、勝ってやる!」


「それじゃ~」


準備などをお願いしますねと伝えて戦いのゴングが鳴ろうとしているのだった。

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