無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第240話 一時休止とまったりと②

「皆してマリアのご飯食べてるなんてずるいよ!」


「映像で見てたけど、魔王さんが美少女になってる!」


「儂も信じられなくて、ジャンヌにあったらこの姿を見せたいと思うのだが……」


「主は、許してくれるか後で交渉しようと思っとるじゃ」


「普通に大丈夫だと思いますよ?」


「何故わかる?」


「姉妹なので、その辺は、解る物なのです!」


「それにしても、マリアちゃんと言いお姉さんのウィンちゃんと言い可愛い姉妹じゃな?」


「確かに、ダイトカイトさんが言うだけはあったて事だな」


「そうの会話を中継中に見ていて、顔から火が出るくらい恥ずかしかったんだよ!」


「お爺ちゃん!」


「ウィンよそんなに見つめる出ない…照れるではないか」


「お爺ちゃん褒めてないし!」


「あ、言い忘れてたけど?」


「何をじゃ?」


「この戦い結構前からロリ―お婆様も見てるて知ってる?」


「はぁぁぁあ!」


「儂は、知らんぞ!」


「なるほど、そう言う事なので宜しくて、さっきも念話が来たから頑張ってね」


「ロリ―も見てるなら手伝って欲しいのじゃがな……」


「手伝うて何を?」


「今の状態でも勝てるのは、気のせいじゃないはずなのだが……」


「どうしても、マリアちゃんの装備作成がやばい気がしてならないとお告げが聞こえる感じに、対応しゅだんを取っておこうかと思ってのロリ―かと?」


「お婆ちゃん呼ぶと何か変わるの?」


「かなり変わるが、この姿だとちと恥ずかしいなと思ってしまって、呼ぶのに躊躇ってしまうのじゃよ?」


「お爺ちゃん…今、お婆様から念話があって、いつでも呼んでね」て笑顔で念話が届いたよ?


「そうじゃった!」


「ウィンちゃんがこの見ている景色は、全てロリーに届いてしまう事を!」


「仕方ない……」


『転移魔法……「ロリ―キャメロン」召喚!』


「…………」


「え、えぇぇぇぇぇ!」


「あらあら…まあまあ……」


「可愛い子がいる!」


お婆様は、お爺ちゃんを思いっきり抱きしめる……お爺ちゃんのモゴモゴと聞こえる声を訳すと「だからやじゃったんだ! 絶対に抱き着いてくる事が解っておったから!」とお爺ちゃんは、暴れ乍ら逃げようとするが、直ぐに掴まってしまい…膝の上に乗せられて、首の後から抱きつく様に、嬉しそうになでなでしている……


「だから嫌だったのじゃ!」


「あら、ダイトもしかして、久々だったから緊張しているの?」


「そんな事は、無いぞ……」


「珍しく、お爺ちゃんが動揺しているのが見れる」


「私も前からお爺ちゃんをはぐすると?」


「ウィンちゃん邪魔しないで、こんなに滅多に小さい頃のダイトを抱けるの何て夢にも思ってなかったのだから!」と上機嫌で喜んでいる。


「それで、そもそも私を呼んだ理由て、もしかして、誓いの口づけをする為なの?」


「ロリーの加護を貰えれば大抵乗り越えてこれたから使って欲しいとちょっと思ってたんじゃが……」


「まさか、こんな状態になるとは、思っておらんかった……」


「ロリーお姉様も昔の姿に戻ります?」


「え?」


「も、戻れるの!」


「あ、そうじゃった!」


「ロリーの姿も儂と同じ歳にしないと魔法が発動されないて事を忘れ取った――」


「なら、マリアに頼んで、ポーション貰って来るから少し待ってて下さい」とお母様は、マリアの元に向かいポーションを取りに行く。


「それにしても、お爺ちゃんとお婆様は、仲がよいですよね?」


「そうね」


「喧嘩とかしないの?」


「した事ないの~」


「お婆様も?」


「そうね、喧嘩は、しないわね基本的に……」


「それとね、私が初めての恋したのが、ダイトだから今でも心は、乙女のままなのよ?」


「凄いですね、お母様と真逆ですね!」


「最近まで、お父様よく折檻にあってましたから羨ましいですね」


「あ、ユウトなら仕方ないわよね?」


「そうだな……ユウトならスノーちゃんに、びしばしと怒られないと成長出来ないだろうし……」


「スノーちゃんの結婚も始め聞いた時は、奇跡かと思ったくらいじゃからな? 実際に……」


お父様ていったいなにをやらかしたらこんなに評価が落ちるのだろうと思うのとお母様の評価が高い事も気になる。


「前に、序列があって、お婆様が女性で、一番だと聞いた覚えがあるのですが、お母様も二番目て、本当ですか?」


「最近変わったのよ?」


「例の事件が解決したでしょ?」


「あの時に、紋章の話が出た時に、まさかと思って、スノーちゃんに見せてもらったらびっくりするような奇跡を見た気がするわね」


「流石に、その時だけは、ユウト偉いと心で褒めてあげた気がするわね」




「はい、これを飲んで下さい…お姉様!」


「この液体を飲めばいいのね?」


「一気に飲み干すと?」


「ドクン ドクン ドクン」と鼓動が鳴り始めると辺りが真っ白な世界へと映し出される」


「あ、お母様の幼少時代とそっくりだ!」


「私は、それを見ただけで、親戚か何かなんだなぁ~」と内心思ってしまう事が最近よく増えた気がする」


「落ち着いたら話してもらおうと思いながらも、他のメンバーとキャンプをする為に、材料を用意して、蛸焼きもどきを作る事になのだった」

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