無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第232話 家族団らんまったりと…⑪

「マリアに、戦いが危ないと飛ばされて、お城に戻ったが、気になってしょうがない!」


念話で、マリアを呼んでみると? 念話映像が頭の中に流れ出す。皆の目の前に魔王サタンと言われる魔王が現れている。見た感じ凄く怖くて強そうだが、なんだか楽しそうに会話している場面も見れるが本当にこれから凄い戦いがみれるのだろうか? そうして…少し見ていると、どうやらお爺ちゃんとルシファーさんとカゼフお兄様がバラバラで戦いを挑みお母様とマリアとリーヴスラシル君がパーティーを組んで戦いに挑むのが見える……。どうやらお母様達が先行で戦いを挑む事となったみたいだが、そこを普通は、驚く所かと言う場面も見られる。何故ならカゼフお兄様のお父様の名前が本当の名前を聞いて皆と本人も驚いている場面が見られる。「何してるだろう?」と思っていると、お母様が全体範囲で何やら付与して行くのが見えるが、口の動きと手の動きが速すぎて見えない事とマリアが言っているとおり見た事無い魔法だと解る。それと内容を聞いてるうちに、マリアでも普通の人発言が見られるが、どうしてもお母様と比べる自分が弱いと嘆いている場面も見れた。


「マリア元気出して!」


「私の妹にして可愛いマリア、貴女は、年齢の割に天才なのは、変わりないのだからそんなに悲しい顔をしないで……」


マリアに、念話で応援メッセージを送るのだった。


「お姉様有難う御座います!」


「僕は、出来る事だけを今回学びながら頑張っていこうと思っています」


「違う意味では、お姉様のお陰で、皆の見れない場面も今回の事で見れるみたいなので、良い魔法があったら作ってお姉様にプレゼントしますので、楽しみにしていてください」


「か、可愛い!」


マリアが、そんなに表情をするなんて珍しいくらい…顔を真っ赤にしてうつむいている。ついつい『カシャ カシャ カシャ」と写真を撮ってしまい後でお爺ちゃん達に送らねばと心に誓うウィンだった。


「お姉様~」


「お ね え さ ま !」


「あぁ~」


「ごめんね、マリアどうしたの?」


「そろそろ戦いが始まるので、チャンネルを2番にして下さい。お爺ちゃんの目線に変わりますので宜しくです」


私は、言われるがままに、2番に切り替えると? お爺ちゃん以外の人たちが見える事が解る。


「おや、ウィンちゃんかな?」


「お、お爺ちゃん解るの?」


「気配とか熟練された心を研ぎ澄ます事で見えるのじゃ」


「凄いねお爺ちゃんて!」


「マリアちゃんが、儂の目に切り替えたて事は、儂の目じゃないと見れないからと言う訳かな?」


「理由は、知らないけど?」


「この番号にすればいいよてマリアが言ってたかな?」


「儂からの目なら戦いの状態が見れるからじゃな?」


「さすがマリアじゃのう~」


「ちなみに、ここだけの話じゃがな?」


「魔王サタンは、六の不死身と言われるくらい生き返る事が出来るのじゃが、スノーちゃん以上のレベルの者は、気づいておるが……マリアちゃんは、いつ気づけるか楽しみじゃ~」


「え、お爺ちゃんそこは、孫を優しく導くものじゃないの?」


「これも実戦の経験じゃぞ?」


「教えてしまったら、絶対に後で…マリアちゃんに殺されるぞ儂が!」


「どうするのじゃ? お出かけとかお風呂とか今後…孫が、お爺ちゃんの事『やっ、触らないでよ! 嫌いだよ… 大っ嫌いだよ』などと言ってきた日には、儂は…本気で泣くぞ?」


「大丈夫だよ、私は、そんな事絶対に言わないから安心してよ?」


「マリアは、そんな事でお爺ちゃんを嫌いになったりしないから大丈夫!」


「この事は、マリアに内緒の話になるけど、ダイトカイトお爺ちゃんは、マリアとか私の中で今の所一番大好きな人になってるから安心してよね」


「儂を諭すように、言われるが何か嬉しくて心で泣いてしまう」


「ウィンちゃんよ、これだけは、言わせておくれ……」


「本当に、孫の姉妹とは、可愛い者じゃな!」


「お爺ちゃんは、最高な喜びを君たちから貰ったのだから!」


「君たちが産まれた時には、まだ名前を知らないけれど、教えてもらって…女の子と聞いた時は、喜んだ者だよ、そして、マリアちゃんが産まれて、姉妹になった時に、初めて、儂にあった時に温かくしてくれたうえに、儂だけ名前で呼んでくれる事が多いいじゃろう?」


「それだけで、儂は、長生きして良かったと本当に思っておるのだから……」


「有難う、本当に生まれて来てくれて――」


「凄く照れるのと、この言葉後で、マリアと二人で聞きたいから録画したので、戦いの目線に戻ります!」


そして、念話が切れると、儂が言った言葉が結構恥ずかしい事に後々気づくのだった。

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