無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第228話 絆と約束【討伐作戦会議【参加せずまったりと①】】

今日は久々にお姉様とまったりとゆっくりと入浴する事になる。


甘えるように、後からお姉様を抱きついて、右耳を甘噛みしつつ右手の人差し指でお姉様の口の中を弄り始める。


そんな事をお姉様にしていると段々お姉様の身体が火照る様に真っ赤になっていく事が解る。


両足の間に、左足を入れていると? 上から生暖かい液体が脚に、伝ってゆっくりと僕の足に絡みついてくる。


僕は、お姉様の耳たぶを甘噛みしながらもっかい行くのと囁いた……


そんな事を考えていると? 見ている目線が逆さまになる……


「マリアったら悪戯っ子なんだから」と満面な笑顔と企みを持つお姉様の顔が見える」


「マ リ ア が最近進化して強くなっているのは、知っているのよ私……」


「だからね、『言霊』をブレンドして『言霊降臨』て魔法を考えたんだけど? 中々使うタイミングがなくて、今日初めて貰ってね」


「凄く嫌な感じしかしない…言霊は、真面目に取り組んでこなかったが、上位があるとは、知らなかった」


「マリア自身が好きな場所を私が触るまで、数にして二百回弄り倒す事をここに誓う――『言霊降臨』にて願いを聞き及びたまえ!」


「僕自身好きな所は、あまり記憶がないのだが、魔法にかかったと思うと不思議と違う魔法が頭に浮かぶ……」


「討伐会議中の皆様に問う…お姉様の魔法を僕の代わりに与えんことを…『リライトキャンセル』と念話ないで唱えると――


「会議中のはずが、大変になった声が聞こえたと思えば、いくつかの光がここの大浴場へと影が見える」


「マリアとウィン貴女達大人を巻き込むのは、辞めなさいて前回言わなかったかしら?」


どんどんと大浴場の温度が下がるのが解るが、まさか参加している女性陣がここに終結するなんて思ってもいなかった……


「お母様私は、悪くありません…マリアにかけた魔法をマリア自身がアレンジして使ったので、私には、どうする事もできませんでした」


お姉様は、僕を引き離すような発言をしつつ何やら不穏な魔力がお姉様から溢れだしている事が解る。


すると、あの魔法が完成しているとは、僕は、思わなかった言葉が聞こえる。


「迷わずに居る子羊達を――」


「汝の数を数える度に――」


「千の数に達する事で、不思議ともう一回の言葉が聞こえる――」


「来たれ、千の羊達よ振りかざす――」


「メェーニングバースト」と唱えると辺りが真っ暗の中光を注ぐように、全体範囲魔法が炸裂する――」


その後の言葉が、一番危険だとは、誰も気づかなかった……


「プラス追加魔法『羊コントロールの舞姫』が放たれる――」


お姉様以外の者が、全て操られる光景が広がるのだった。

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