第213話　祖国への帰還【気づいた時には・・・】

温もりと知ってる匂いがする…何故か懐かしい……どこでこんな事を思ったのだろうか？

ここは、夢なのか不明だが凄く心地よい場所何だろと目を開けると？

ハクの寝顔が見える事に気づく…「あれ？」何この体制は、何が起きているの？

ヒメちゃんの頭の中でぐるぐるとヒヨコが回っている。何故に、ハクの膝枕なんてしているの！

暴れる訳にもいかずじっと見る。ハクの容姿は、やはりジャンヌに似ている。私は、自然と手を差し伸べると拒否なく頬っぺたに、手が当たる。

凄く安らぎのある頬っぺた…触っても、ツンツンしても目が覚めず寝息が聞こえる。私の中では、小さい時のハクしかしらないがこの髪の毛の触り心地がとても良い昔も今も変わらない髪の毛のサラサラ感だ。

「あぁぁ、返事早めるべきだったかな？　問題何て解決せずに滞在せずに、ハクと一緒に暮らせたかもしれない……」

「それでも、喧嘩するのは、昔ながらの付き合い」

「人差し指で、ハクの唇をゆっくりと進んで来て今に至る」

「ハク寝てるから言っちゃうけどお城に居た頃から好きだった」

「まだハクが幼少時代に、二度あっている……」

「覚えていないだろう……」

「私が貴男を壊した事も覚えてないのかな？」

「あぁぁ」

「あの日に帰りたいかも……」

「貴男が、まだお城に住んでいた時の記憶は、まだ思い出せないかな？」

「ハクは――」

「…………」

「…っだよ？」