無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第202話 祖国への帰還【話合い】

今起きている現状と長男と次男の状況と国のじょうせいについての話し合いが始まる。


「さすが、ハクよ秘書をやってるだけあって、仕事が早いの~」


「最近雑務に追われる事が一ヶ月近くあったからそれの流れ的に、身体が覚えてて動ける感じかな?」


「お主の王は、気ままな王なのか?」


「秘書にこんなに仕事をやらせてるが、大丈夫なのか?」


「ん?」


「ヒメちゃん?」


「どうしたハクよ、寒気を感じるぞ?」


「私の主人である魔王様が仕事をやらせてると言う言葉は、聞かなかった事にしとくね」


「優秀で部下想いで更に、部下よりも仕事が多いい上に外交関係とかで飛び回る様な人がうちの魔王ガゼフ様です」


「カゼフ?」


「ヒメちゃん、ガゼフ様ですよ? 呼び捨ては駄目です」


「そのガゼフ様て偉いのか?」


「あれ?」


「ヒメちゃんギルドの長だよね?」


「そうじゃよ、それがどうしたのじゃ?」


「魔王様のフルネーム聞いても解らなかな?」


「ちなみに、名前ガゼフ様と呼んでるけど実際はもっと名前長いからね」


「それともしガゼフ様に会う事があったら今から言う名前で呼ばないと大変な事になるから一応覚えておいてね」


「聞いた事名前じゃが、要注意と言う事じゃな?」


「それでフルネームは、何と言う名前なのじゃ?」


「ヴァナルカゼフ・ルシファー様です」


「私の魔王様は!」


「ルシファーて、あの親の子供か!」


「いくら昔のパーティーでも呼び捨て出来る?」


「う~~~ん、すまないが無理じゃな?」


「その代わりに、あ奴の天敵であるエルフの子なら知合いにいるからその子から言ってもらえば大丈夫なはずじゃよ?」


「カゼフ様でも苦手な方いるですか?」


「苦手と言うか喧嘩仲間だな?」


「聞いた事あるだろう昔パーティーを組んで居た事があったと言う話を?」


「名前じゃが、ルーンシタインベル・フェアリーローズと言うなで、あだ名がフェアリーと言う言葉聞いた事ないか?」


「ありますよ、そのフェアリーちゃんにも伝えたからと言う話ならスノーラビット様から聞いてます」


「おぉぉぉ!」


「スノーちゃんとも知合いなのか!」


「こっちに帰ってくるまで普通に会話してますよ?」


「家の場所とか解るのか?」


「解りますけど、本人に聞いた方がいいと思いますが?」


「大丈夫じゃ、ハクよ?」


「なら念話飛ばしてそっちに繋げます」


「スノーラビット様デート中すみません」


「どうしたのハクちゃん?」


「ヒメちゃんて解ります?」


「勿論しってるよ、私達の駆け出しの時からお世話になっているギルドの人だよね?」


「そうですね、今は、トップの人になりましたが、昔と見た目と中身が変わらないのが現状かな?」


「ハクちゃん?」


「それでデート中なんだけど?」


「貴男の主人である魔王様がかなり怒ってるけど?」


「凄く重要なお話なの?」


「フェアリーローズ様伝言で、手紙に住所が書かれていなかった」と話をする。


「あ、最近念話とかでなれちゃったからそれでかな?」


「マリアちゃんが生まれた時に送った際に住所が無かったから返事が書けないと言ってたみたいだよ?」


「その情報誰から聞いたの?」


「ヒメちゃんからさっき状況とか話を色々聞いたかな?」


「そっちからだとこっちの映像見えるでしょ?」


「ヒメちゃん歳取らないね……」


「昔のままだ……」


「ウィルスキー・ヒメカじゃねぇか懐かしいな?」


「そ、その声は……」


「親父何を勝手に召喚から出て来てるだよ!」


「うぃ~す!」


「それよりも見た目全然変わってないな?」


「それと今だに処女て所がお前らしいよ?」


「お ま え ! 」


「こんな大勢の前で何を言ってる!」


「やべぇ~」


そのまま魔法陣が消えて逃げる親父……


「次あった時に覚えとけよな?」


「ヒメちゃんが凄く怖い……」


「それで念話でいいから時間が開いた時に、フェアリーに念話で住所を教えてやってくれ頼んだぞ?」


「それは、全然いいだけどね」


「今日は辞めとく、お出かけ中だから」


「こんどゆっくり儂のギルドで、お前たちの同窓会を開くから日程とか決めて置いてね」


「解りました~」


「カゼフ君にも伝えときます」


「でわ失礼いたしましたヒメちゃん!」


「『追伸』ヒメちゃんは、結局ルシファー様が忘れられないて事だよね」


最後の文章が心を少し抉るが、いつでも会えるなら楽しみにしていようと儂は思った


話し合いも三分の一くらいは進んだがまだまだいけそうにないからここでいったん休憩します。


「皆さん手を洗ってうがいをしたら戻ってきてください、取りあえず午後のティータイムにしますので……」


「やっぱり、ハクよ変わったの~」


そして、一時的に休憩を交えての会話が始まるのだった。

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