無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第198話 祖国への帰還【誕生と悲劇】

お前の父である。魔王サタンは、魔王と呼ばれるまではただの冒険者だったのじゃよ?


「えっ、それ初耳ですよ?」


「ルシファーとウィルスキーとサタンとジャンヌとフローレンスの五人パーティーだったのよ?」


「年齢を伏せる事が出来る時代だったからその時に学園で知り合って仲良くなったのがこの四人ね」


「あれ、ヒメちゃんて名前ないけど?」


「あるじゃないか?」


「ウィルスキーて名前があったでしょ?」


「ウィルスキー家て初めてギルドを立ち上げた一族の名前だよね?」


「あれ、言ってなかったけ?」


「今日は初めて知ったよ!」


「だから皆が騒ぐのか……」


「呼び方変える?」


「昔からの私にとっては、お婆ちゃんみたいな感じなのでそのままでいいです」


「そこは、きちんとお姉様と呼ぶべきよ!」


「ハイハイお姉様」


「何か棒読みなきがするけどまいいです今回は……」


「それで私の実家で何があったのですか?」


「そもそも今いるお前のお母さんは、違う事を知っておくべきじゃ」


「なるほどそれを聞いて納得しました」


「お父様に似ている部分は、かなりありましたけど?」


「お母様に似た面影がなくて妾の子じゃないかと思い始めてからこの家を出た訳ですから……」


「兄貴達も仲がいい訳ではなく歳も離れてましたから近所の子供を相手する感じでしたしね」


「それで、お前の母親なんじゃが……」


「ここまで聞いて解りました」


「それは凄いの!」


「それで誰が母さんなのか言ってみな」


すると思いっきり抱き着かれる。モフモフが最高です。これがお母様の匂いて事ですね


「私じゃない!」


「て、おい……匂いを嗅ぐなと言うか……どこに手を入れようとしてる!」


「儂からみたらお前さんは、玄孫じゃぞ?」


「どうも最近好きなタイプが幼女系になりまして、うっかりしてました」


「ハクといいルシとサタンも隙あれば耳が可愛いだの尻尾が可愛いだの言っていた触ってきていたが今にしてみれば懐かしいおもいでじゃな?」


「それは、初耳ですね」


「だって、お主ここから旅立つ時に何も言わなかったじゃろう」


「急いでましたけど、手紙を欠かさずだしてたの思うのですが?」


「て が み !?」


「一通も来ておらんぞ?」


「住所これであってますよね?」


「あっとる!」


「三年近くおくってたはずなのですが……」


「ちょいとアメカをしめてくるからちょっとだけまっとれ……」


「それと部屋の中を調べるなよ?」


「これでも儂は、乙女なのじゃからな!」


確かに、整理された部屋だが一部怪しいオーラを放っている物置がある。どうもヒメちゃんがああいう時は、昔から大抵大丈夫なようなきがしたし、気になるから帰ってくる前に開けてみようと思い開けると?


荷物を入れる入れ物と如何わしい下着の山が物置の中から落ちてくる。どれもヒメちゃんのサイズに合わない物ばかりだった。そこにタイミングよくヒメちゃんが戻って来ると?


いきなり可愛いと思うくらい悶えて転がり出す。


「あれほど漁るな!」て言ったのに、一番漁って行けない場所を漁るとは天才か!


「ん、これヒメちゃんの?」


「サイズ合わないでしょ?」


「駄目だよちゃんと貰うなり買うなりするなら店の人にちゃんとしたサイズの物を用意してもらわないと?」


「うるさぃぃぃ!」


「それは、儂にきた贈り物じゃ!」


「最近だとファンクラブまであるらしく、貰った物を終えずにいて困っている所なんだ!」


「捨てる訳にもいかないから倉庫に入れていたのに……」


「そんな事よりヒメちゃん手紙合ったの?」


「そんな事て……」


「ありましたよ、そして怪しいと思ってアメカが隠していたので説教しておいたけど……」


「こんな老婆を捕まえてからかうのもいい加減にせい!」


「あれぇ~」


「幼女と少女みたいなそぶり見せるのに、素は老婆なのねならこれからの対応考えるかな?」


「どうもお前は、母親にだよここまで言われるとジャンヌを相手にしてる気分だよ!」


「ジャンヌて女性が私のお母様なのですか?」


「肖像画もここにある」


「見てみると可愛らしい乙女の絵が描かれている」


「作画の名前がルシファーになっているのが気になるがあえて触れないでいよう」


「昔からルシファーは、手先が器用でなんでも出来るから良く女子に声をかけられておったな」


「お主の母親は、本当に心から綺麗な方じゃった」


「ジャンヌさんて、そんなに美しかったの?」


「そうじゃな美しかったが欠点もいくつかあった」


「天然で何も無い所で躓いたり、言った言葉が間違えるとリンゴの様に真っ赤になる仕草はとても可愛かった」


「今て、お母様どこにいるのですか?」


「パーティー表示は、名前が載ってるのだが、念話が届かな場所にいるらしいとしか言えぬ」


「そうですか、時間があったら探しに行ってみます」


「そう言えばあれからハクは、何処にいたのじゃ?」


「手紙の場所の名前と番号を見ればわかると思いますけど?」


「こ、これは!」


「魔王城ではないか!」


「そこで秘書をしていますね」


「随分と偉くなったの~」


「変な話その状態で城に乗りこめば肩書だけで、お主の家潰せるのに!」


「興味はありませんが、長男と次男は助けたいと思いますので滞在をします」


「どこか泊まる宿とかありますか?」


「ここのギルド内にある部屋を使うといいじゃろう」


「それとお主の事をずっと好きじゃった幼馴染が前にようやく結婚したから挨拶してくるといい」


「場所は、昔の住んでいる所であっとるよ、男は婿養子らしいからちと声だけでもかけてきてあげるといい」


「そうですね、話の続きは、ここに滞在中にできますし、挨拶だけでもしに行ってきます」


そして秘密の入り口からでて階段を下りて、受付嬢に挨拶をして外に出ようとするといきなり絡まれる?


「テメェー!」


「ヒメちゃんと同友関係だ?」


「母親みたいな関係ですかね?」


「本当だな?」


「はい」と返事をして頷くとしぶしぶ帰って行く。


そして、久々に幼馴染の家へと軽く走りながら向かうのであった。


「そう言えばまだご飯食べてなかったな」と途中で考えるがそれは、後で考えようと思い進むのだった。

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