無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第196話 祖国への帰還【美味しい物には罠がある】

香ばしい匂いがベルが鳴ってオーブンを開けた途端こっちまで匂いがする。


運ばれてきたのは、肉の塊大きさで五キロくらいだろうか?


その横に色んなソースが持ってこられる。ついついいつもの癖で鑑定してしますと驚く事が出てきた。


肉の種類股肉で種族は、ブラックドラゴンの子供……


タレの種類『痺れ甘酢タレ・麻痺味噌タレ・マドラ毒の辛口タレ・自白塩タレ・奴隷ポン酢タレ』の五種類ですけどどれつけます?


取りあえず箸を手に取り肉をナイフで切り目を入れてから食堂の看板娘である子に奴隷ポン酢タレをたっぷりつけてお口を開けてと言って口へと運ぶと?


「ご主人様私に名前をお与えくださいませ」


肉を一切れ食べただけでこの効果なのかよと内心思ってしますが、親父の顔を見ると凄く顔色が悪い。


私は面白い事を思いつき言った言葉がある。


「今日は、私のおごりなので好きに食べて、このお勧めも皆さんで分けてたれもブレンドした方が美味しくなるのでと五種類混ぜて隠し味に媚薬凶を入れて完成させたタレをボールにお入れて置く」


そこに切りたてで熱い肉をどっぷりと漬けこんだ肉を素早くご主人の口に入れて特殊な方法にて飲み込んでもらう。


「ご主人? 何故このような事をしたのですか?」


「正門前にて通貨を払った際に、不思議とお金が出てきている所を見た人がいて教えてくれた」


「そこにひっかけてある袋は、儂が探している魔道具の次元ボックスに近いきのうを持った物だと見て解った」


「何故じゃ~」


「言いたくない事が言葉にでるだが何をした貴様!」


「貴男が作ったタレにプラスで味をつけときました」


ちなみに勘違いされていると不愉快なので、肉の美味しい部分をナイフで切り取りタレにつけて頬張る。


「うっ!」


「ひっかかっ……」


「残念ですが、私には異常系の毒は聞きませんので?」


「美味しいタレだなこれは!」


「貴様一体何者なんだ!」


「名前は言えませんが、貴男の罪は刑で言うなら十年で、罰金が白金貨200枚くらいで刑が五年に短くなる」


「ここのギルドに連絡いれたから後は迎えにくるはずですよ?」


「それが本当ならな?」


ご主人は、気絶をしてしまう勿論私以外のここで食べた者達は……


十分くらい経つと騒がしく兵士達が私の所へといきなり――


「そこに一人で立っている者が一番怪しいからギルドに連行しろ!」


「通報したのが私なのですが、それでも連行するようでしたらここに居る皆さん事ギルドに行きましょう」


昔行っていたギルド内に降り立つとドサドサと山の様に人が空中から現れてくる。


「お久しぶりです、ヒメちゃんいる?」


「えっと姫殿に何用でしょうか?」


「ハクが来たよと伝えてくれればいいから言って来てね」と笑顔で答えるが何故かあのぐらいの歳の子が可愛いとは何故か思わなかった……


すると上からドタバタドタバタち派手な音お鳴らしながら金髪で背の小さい少女が現れる。


「ハクか、見違えう程かわったの~」


「カッ~カッカ!」


「ここじゃあれだから儂の客間に案内してくれアメカよ?」


「こ、この人通していいのお婆ちゃん?」


「アメカ――」 トーンが落ちる音が聞こえる――


「儂の事をお婆ちゃんと呼ぶな儂はまだまだその辺のおなごと見た目は変わらんのじゃからやめなさい」


「ヒメちゃんもお婆ちゃんか、やっぱりここの都市だけ何かありなのかな?」


「ヒメちゃんに用事があるから、二人でその客間に行こう」と言うとどうやらはしゃぎすぎて疲れたらしく面倒な事だと解りお姫様抱っこをして運ぶことに……


見た目が幼女じゃなければこんなサービスはしないと心の声が叫んでいる。私の心に落ち着けと言い続けてやっと収まる。


「二人きりだと凄い案件じゃな?」


「そうですね、何があったのかを聞きたいですね」


「お前さんが行方不明になってからに起きた話をしようでわないか!」


「ここの客間には、仕掛けがあってこのようにパズルを組み立てると壁が回転するから中に入るぞ?」


ヒメちゃんの後を追うと急に壁が閉まる。


その様子をヒメちゃんに聞くと当然じゃと言う顔をされる。


案内されるまま後をついて行くと十二畳くらいの畳の部屋に出る。


「ここは、儂の寝床じゃよ?」


「ここにいれば闇討ちとか合わんしな?」


「ここでなら知りたい事が聞けそうだけど?」


「今ギルドにいる兵士と料理屋の親父を取りあえず牢屋に入れて置いて頂けますか?」


「兵士をなぜじゃ?」


「通報したのは、私だが兵士は状況を理解せずに私を捕まえようとした事」


「そして何故かタレに毒まがいの物を入れたご主人の話をする」


「はい、解った……」


「お前は、面倒な事に足を入れてるみたいだね」


「取りあえずそこに居たら寒かろうからこっちにきて机の中に入って来るのじゃ~」


そうして、コタツまがいの物に入りながら話が進められるのであった。

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