無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第161話 祈りの女神【魔王編【おまけ3】】

「リーヴスラシル君て剣が得意なんだよね確か?」


お母様がリーヴスラシル君に聞いている。


「そうですね、剣類が得意ですね」


「今って、双剣なの?」


「剣術でしたら、双剣の大型系もいけるようになりましたが、剣技でしたら今の所六本まで演舞が可能になりました」


「前に使ってた演舞て事?」


「そうですね、あれの進化版ですかね」


「ステータス後で見せますのでその時に確認してください」


「リーヴスラシル君そう言えば?」


「どうしました姫様?」


「いくつか魔法書作ったんだけどいつ渡せばいいかな?」


「この戦いが終わって落ち着いてからで十分ですよ?」


「我もお姫様に渡すグリモア系と魔法書がいくつかダンジョンで見かけたので後程お渡しします」


「そうだね、落ち着いたら少し家に居られるの?」


「そうですね、姫様に少し用事があるので、それが終わるまでは、旅にはでません」


「用事?」


「それも落ち着いてからお話しします」


「解った」


「見てて思うのだが、本当に召喚された者なのか?」


「リーヴスラシル君を見ていると普通の狐族にしかみえないな」


「俺の親父なんて、マリアちゃんに可愛がってもらうなどいって消えやがって次召喚された時は、一発殴らないと気が済まない」


「あ、でしたら?」


「この問題が解決したら、強制で召喚して、戦いますか?」


「そんな事出来るのか?」


「できますよ?」


「なら落ち着いたら、親父との対決を頼む」


「解りました」


「カゼフ君何だかんだ言って娘と仲良くなったわね」


「確かに、前に聞いた時は、驚いたけどこの子なら一緒に遊んでも楽しそうだ」


「可愛いからて手をだしたら駄目よ?」


「ハクテイトじゃあるまいしそんな事はないよ?」


「俺は、いまでもスノーちゃんが好きだから……」


「もしだけど?」


「ん?」


「私は、実話姉妹が居て、それも双子でいたら?」


「紹介しても、それでも私を選ぶ?」


「う~~ん、そうだね」


「やっぱり長付合いだからスノーちゃんを選ぶじゃないかな?」


「ま、今の話は、例え話だから気にしないで――」


「そうだよな、一度もスノーちゃん以外のあの時代に、スノーちゃんと似た子何て見ていないからそれもそうだね」


二人して、楽しそうに昔話に花を咲かせる。


そこに、慌てている男が居るがあえて放置しておく事になる。

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