無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第152話 緊急連絡

あれから一歳と二ヶ月が過ぎる。部屋中に変わった音が聞こえてきた。


「あらあら大変急がなきゃ!」


お母様が凄く慌てて自分の部屋に向かった。扉越しで聞こうと思うがまったく声が外に漏れて居ない事が解る。


前回魔王族の王に助けられた事の電話が今日やっと繋がる。


「前回は、バタバタしていて繋がらないですまなかった」


「前回の人探しの情報内容が確定したのと言うお知らせかな?」


「見つかったの?」


「例の屋敷の隠し倉庫にしまわれているのを俺の部下が見つけてきた事と、俺を含む五人のパーティーを作成してその城に乗り込む予定」


「開始は、一週間後の夕方から仕掛けるから、それまでに強いのを見つけといてと言って」――念話が静かに切れる。


そして、お母様は、お爺ちゃん達に念話を飛ばしていたが、僕らは、そのばたばたの中で、一緒にいきたいなと思ってコッソリとお爺ちゃんに念話したら、直ぐに返事が返ってくる。

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