第95話　お爺ちゃんの家に長くお泊り【読書にて新規スキル習得①】

話は少し戻り、ダブル魔法の本を食後の休憩に読んでいる。

この後、外で戦うと言う話だったので、今のうちに魔法を覚えてしまおうと思って読み始めている。

七巻から読み始める。するとダイトカイトお爺ちゃんが近づいてきた。

「おや、マリアちゃん書庫に行っているのかね？」

「はい、勉強になるからと紹介されたので、色々と学んでます」

「お爺ちゃんの家で、居られる間に覚えられるだけ頑張って勉強して、スキルを磨いてます」

「今回は、ダブル魔法の本かな？」

「そうですね、これ覚えたら便利になると思ってチョイスしました」

「その上のトリプル魔法とかあるけど今度場所教えようか？」

「えっ！」

僕は、目をキラキラさせながら返事をする。

「ダイトカイトお爺ちゃん有難うございます」

「だからダイトカイトお爺ちゃん大好きです！」

満面な笑顔で、僕はお爺ちゃんに甘えるように話す。

「マリアちゃんの笑顔は、お爺ちゃんの心臓に悪いな……」

「悪いいみじゃなくて、なんて言うか純粋すぎて、なんか心がすっきりする感じがするよ？」

「ま、ウィンちゃんも同じ感じだけど、姉妹で、こんなに可愛い孫が二人とか本当に、あえて心から嬉しいよ」

ダイトカイトお爺ちゃんお爺ちゃんも凄い笑顔で笑う。

僕もつられるように、笑顔で笑いあっている。

お爺ちゃんは、邪魔しちゃいけないからといって、その場を離れる。

僕は、ダブル魔法の本を読み始める。

原理と内容が理解できるのは、やっぱり全部読んで最終巻を読むと答えがでるのだなと作り的に思ってしまう。

そして、僕は、ダブル魔法を習得して、外に出るのだった。