無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第50話 お爺ちゃん達に報告しに行く【前編】

翌朝起きるといつもどうりお姉様が僕の隣にいる。


良くぐっすりと眠っている。


僕から声をかけずに、じっと見つめていると?


「マリアおはよう~」


寝ぼけた状態で、そのまま唇を奪うお姉様……


「夢でも唇てこんなに、温かくてぬるぬるするだね」


お姉様の舌が僕の舌と絡みあう。


一瞬僕から唇を離した瞬間僕もお返しと、お姉様は、最近お気に入りのネグリジェを着ている。


僕は、お返しと言うばかりにと、胸の先端を甘噛み仕返す。


お姉様の声が――


吐息が漏れ始める。


少し強めに噛み、そして甘噛みして、胸の付近にキスマークをつけるように、吸う。


何度か身体がビクンと動く事を確認して、寝たふりをしていると?


お姉様が起きる。


お姉様は、僕を見てから慌てだす。


「何で、下着が濡れてるの!」


ネグリジェも唾液でべとべと……


私寝てる間に、マリアに何かしたのかしら?


そして、タイミングを計ったように、僕は、呼ぶ――


「お姉様おはようございます」


「どうなされたのですか?」


「そのネグリジェと縞々パンツに染みが……」


お姉様は、焦ったように――


「何の夢は解らないけど?」


「気づいたらこの状態だったの!」


そんな慌てながら話される。


僕は、事の事情を説明すると?


「えっ!」


「私寝ぼけてそんな事してたの?」


「そして、マリアは、刺激で起きると思ってネグリジェを濡らしたと?」


お姉様は、胸の周りのキスマークに、気づく――


「これも、マリアがやったの?」


「全然起きる気配がなかったので、肌を吸ったら跡が出来たので、楽しくなってやってたらその様な状態に……」


僕は、とっさに嘘をつく――


するとお姉様は、頬を赤くしながら――


「消えちゃう証だけど、当分消えないから大事にするね」と笑顔で僕に言う。


やっぱりお姉様は、可愛い人だなと思っていると?


「私もマリアに、つけると言って、鎖骨付近に、キスマークをつける」


「これでお揃いだね!」


お姉様は、嬉しそうに話され着替える。


僕とお姉様は、食卓へと向かう。


すると?


お父様が、珍しく食卓に居る。


いつもならもっと遅い時間にくるのに、こんなに早く来るなんて珍しいと思った。


二人で、一緒に挨拶をする。


「お父様おはようございます~」


お父様は、振り返り――


「ウィンに、マリアおはよう」


するとおかずを持ったお母様が、僕達に挨拶をする。


「マリアとウィンおはよう~」


「今日は、いつもより仲がいいけど何かあったの?」


「特に、マリアとは、変わりないよ?」


「お母様の勘違いです」


お姉様もとっさに嘘を思いついた。


「ならいいだけどね」


何かみすかされている気分になる。


お父様で思い出す。


「お父様少しご用事宜しいですか?」


「どうしたマリア?」


僕のお爺ちゃんであるシルフィーお爺ちゃんに、お電話を?


「俺がかければいいのか?」


「大丈夫です」


「念話で、番号聞いてます」


「電話かけてもいいですかと言う事を聞こうと思いまして……」


「俺に言わなくてもいつでもかけて大丈夫だぞ?」


「出れなければ?」


「掛け直してくるだろうから問題ない」


「僕は、念話をシルフィーお爺ちゃんに飛ばす!」


念話の向こうから繋がる音が聞こえる。


「えっと、どちら様?」


「お爺ちゃん酷いです……」


「孫のマリアと言います……」


「この間念話登録しあったのに、名前登録してくれなかったのですか?」


「僕は、悲しいです」


「この悲しさをダイトカイトお爺ちゃんに伝えます」


「失礼しました」


そして、念話を切ると?


お父様の念話が飛んでくる。


どうやら今の言葉は、非常に不味いらしい――


孫と念話登録をすませている事がダイトカイトお爺ちゃんにばれると、半殺しにあうと言われる。


「マリアちゃんご用事は、何かあったのかな?」


さっきとは、違いいつものお爺ちゃんに戻る――


「親父がビビってる」とお父様が言ってますと叔父ちゃんに伝えると?


「ユウト後で、覚えとけよなと苦笑いする声が聞こえる――」


なんで、親父にばれたんだ……


全念話に、したので多分周りの声全部入りますよ?


僕は、ぼそと呟く――


あえて僕がいったように、やってみました


全念話機能が成功して良かったです。


犠牲は、一人ですんでよかったねマリアとお姉様が褒めてくれる。


「ま、お父様は、よいのですが?」


「良いて、俺は、物か何かか!」


「ユウトうるさいから少しだまれ!」


「すいませんでした!」


そして、会話が始まる。


「ダンジョンクリアしたので、どうしても手伝って欲しいので、五泊六日お姉様と泊まりに行っていいですか?」


「あ、全然問題ない」


「皆には、俺から伝えるから来る日時を教えてくれると助かる」


「ごはん食べ終わったら、遊びに伺います!」


「えっ!」


「今日来るて事か!」


「そうですね、後四時間後くらいには、家についてると思います」


「解った、準備して待ってる……」


「今日は、初代も帰ってきてるから喜ぶな!」


「有難うマリアちゃん、後で会おうと話される」


「そんな訳で、お母様この後ご飯食べ終わったら?」


「お姉様と一緒に、お爺ちゃんの家に遊びに行ってきます」


お母様から一言いわれる――


「マリアの服とウィンの服は、私が選んだのを着ていきなさいね!」


二人の声がはもる。


『はい!』


そして、ゆっくりとした食事が、開始される。


取りあえずお父様は、折檻にあうて事で、話は落ち着いている。


そして、お母様が用意したフリフリのフリルとリボンのコーティングされた服を渡される。


僕は、水色の液体を一気にのみほし七歳バージョンに変わる。


お母様に、これがいいとか色々着せ替えが続いた為、四時間と言う時間が生まれる。


武器類の類・下着と肌着とニーソ等も全部は、魔法の巾着袋に入れる。


そして、『妖精の羽』を使用して、お姉様と家からお爺ちゃんの家に向かうのだった。


この後、変わった事が起きる事も予想出来ずに、何かが起きる――

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