無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第29話 寝ながら睡眠学習【光編初級2】

こんばんは、と僕は光精霊様に挨拶をする。


僕が現れた時には、目の前にいらっしゃった。


「来るの待ちきれなくて、来た瞬間きちゃった」


そんな笑顔で迎えられる。


今日も支援系を学んでいきますと話される。


身体向上系魔法と物理ダメージ減少魔法と魔力向上を学ぶ。


身体向上は、主に速度や身体の技などの威力を上げる魔法。


物理ダメージ減少魔法は、ある一定の魔力がある分防御力が上がる魔法。


魔力向上は、身体でも物理でも使う前に先に唱える事で、自分の魔力を底上げしてくれる魔法らしい。


他は、よくある魔法なので、この三種類は、映像と実践で見せてもらえる。


試しに、かけて頂くと身体が暖かく感じる。


試しに、水精霊魔法を使って見ると?


僕の魔力から考えられないほどの威力ある魔法が放たれる。


そして、今回おまけで昔私が独自でやっていた魔法を教えてもらう。


自己魔法作成と知力創作と言うのを習う。


自己魔法作成は、自分であらたな魔法を生み出したり改良したり出来る物らしい。


知力創作は、固有スキルに属する物で、魔法作成やアーティファクトや錬金術などにも幅広く使える代物らしい。


その辺にある材料を集めてもらう。


試しに、アーティファクトで武器を作る。



僕は、呟くアーティファクト起動――


作成杖式術式向上


解読・製図・構図・展開――


一式降臨さいてあるがまつる。


呟くと机の上に、弓が出来る。


ステータスを確認する為に、鑑定スキルを使用。





誘惑の弓:これを持つ事で、弓を二本色違いので放つと刺された物は、恋をする。
:あまり意味のない弓




なるほどこうなるのか!


僕は、試しに弓を作り自分のスキルを付与してイメージし、創作した作品を作ってみる。


これだけでも自己魔法作成のレベルがあがる音がする。


適当に武器作って遊んでれば色々とスキルが学べると確信する。


光精霊様いい魔法を伝授して頂き有難う御座います。


僕は、心からお礼を言った。


すると?


あと何回かで初級編おわっちゃうのねと悲しそうに話される。


精霊の皆が言って居た事は、この事だったのね。


半年は、確かに長いわねと言われる。


僕がもう少し大人なら遊べるのにと話す。


すると?


そうね大人になったら精霊の森にきて遊びにきてねと頭を撫でられう。


また、次回も楽しみねと話され僕は、深い眠りにつく――


戻るとお爺ちゃん達は、お酒を飲んで騒いでいる。


お姉様は、僕の隣で眠っている。


お母様は、僕が起きた事に気づき声をかけてくる。


今日も魔法の勉強楽しかった?


僕は、満面な笑顔で頷くのだった。


その声を聴いたお姉様は、目を覚ましそのお話を詳しく聞かせてと言われ……


僕は、今日ならった初級魔法についてお話をする。


話の内容を聞いたお爺ちゃん達は、また凄いスキル学んだなと褒めてくれる。


そして、このバタバタも今日で終。


夕食皆で食べたらお爺ちゃん達は、自分達の家へと帰っていく――


初代のお爺ちゃんが、龍の素材が手に入ったら渡しにいくからと言って、僕を撫でて家に帰った。


楽しいようで、寂しい時間だと思う。


まだ小さいから何もできないけど?


風魔法かなにかで、飛べるようになったら遊びに行こうと内心思うのだった。

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