無邪気な少女の異世界冒険記

敷島楓

第3話 異世界と自分

僕は、よく小説とかに出てくる。


異世界と言う所に、転生している事が解った。


解ったからと言ってもどうする事は、出来ないのが事実――


少しずつ解った事は、この綺麗な人は、僕の母親と言う事。


そして、ワイルドで紳士な人が、僕の父親と言う事。


さらに、この可愛らしい女の子が僕のお姉さんと言う事。


少しずつ今の現状を理解していく。


この人達が喋っている言葉を一句逃さないように、耳で聞き整理していく――


可愛い女の子が、僕を呼ぶ……


「マリアンローズおはよう~」


「いつもの笑顔は、今日はないけど何か嫌な夢でもみたの?」


僕は、生まれて間もないのか上手く言葉が言えないはずと思いきや――


凄く綺麗で透き通る声が、僕の口からでる。


「うん、怖い夢をみたの――」


三人は、何故か固まってしまっている。


不思議そうに、僕は、抱えられたままいると?


三人とも同時に、声が重なり――


「マリアンローズが、喋った!」


声が三人ともはもる。


綺麗な人は、何故かあれと顔をする。


紳士的な人は、まだ生まれて数ヶ月のはずだが――


可愛い女の子は、マリアローズ凄いと言っている。


僕は、今先ほど学んだ言葉を話す。


「僕の家族?」


何故かしらないが、僕の片耳は、パタと倒れ凄い可愛い動物のような顔で話しかけると――


いきなりワイルドで紳士な男性が――


「おぉぉぉ……」


「喋ったぞ!」


「それも自分を僕とか言ってるぞ――」


可愛い女の子は……


「私の妹が僕とか言うなんて、可愛い!」


そして、抱えている綺麗な人は、いきなり抱きしめ始める。


初めての言葉もびっくりだったけど、まさか僕なんて言うなんて――


「可愛いわ……」


「私の娘は――」


三人のテンションが一気にあがる。


これは、とても凄い事をやらかしたみたいだったが、この姿の僕には、どうする事もできない。


ただ解った事は、日本と国に、大事な家族を残し、事故で死んで、新しい命を授かり――


今ここに、家族として生まれ変わったて事が整理した事で解った。

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