運命には抗えない
ep.2 10話 攻略③
今回とてつもなく短いかと(800文字)、、、。
ーヴァルキリーssideー
フェルム鉱山の攻略開始から数時間がたった。麓まではまだまだでも、数日あれば鉱山全体の攻略が完了すると思う。
巨大な鬼が現れてからはそれほど大きな鬼とは遭遇していない。また、前回発見された亜種はまだ見かけていない。
「今日はここまで。待機場所まで戻ろう」
私がそう言うと各々の反応で肯定した。ハンターの姿は見えなくとも彼の事だ。引き続き索敵でもしてくれているのだろう。
それでも彼だけに索敵を任せるわけにもいかない。鬼滅団でも上の者たちはそれぞれで索敵能力を有している。かく言う私も持っている。
ハンターのそれには遠く及ばないかもしれないけど、訓練の意味もある。少しでも今より強くなる為に、努力は欠かせない。
そう思いながら歩を進めていった。
ースミスsideー
「ふむ、、、。団長として、強さは普通だが、練度に難あり。と言ったところか」
鬼滅団の第10師団の新団長と思われる女が20メートル程の鬼を倒しているのを見ながら呟いた。
「しかし、若いな。あのような小娘に団長を任せるとは、、、。鬼滅団もそれだけ人員不足と言うことなのか。それか単純にこの小娘が強いだけなのか」
そう新しく赴任した団長は明らかにまだ10代の小娘なのだ。先程巨大な鬼を倒したことから相当な実力者なのは分かったが、団長という立場を任せるのにはいささか早すぎる気がする。
「だが、これでもう用はない。新武器の斬れ味も試せたことだしな」
そう言いながら後ろを向いた。
そこには5〜10メートルの鬼の死体の山が出来上がっていた。
「斬れ味は上々、重さは大剣としては軽い部類。あとは刃こぼれするまでの期間だが、、、」
そう言って手元のファントムカイザーを見た。オリハルコンを超える強度を持つヒヒイロカネで作ったその刀身には、刃こぼれは愚か小さな傷さえ残されていなかった。
「普通、これだけの鬼を斬れば傷のひとつもつくのだが、、、。まあ、丈夫なのはいい事だ。これは良い品が出来そうだ」
そうして、オレは洞窟へと戻って行った。
次回で攻略の話は終わりです。
ーヴァルキリーssideー
フェルム鉱山の攻略開始から数時間がたった。麓まではまだまだでも、数日あれば鉱山全体の攻略が完了すると思う。
巨大な鬼が現れてからはそれほど大きな鬼とは遭遇していない。また、前回発見された亜種はまだ見かけていない。
「今日はここまで。待機場所まで戻ろう」
私がそう言うと各々の反応で肯定した。ハンターの姿は見えなくとも彼の事だ。引き続き索敵でもしてくれているのだろう。
それでも彼だけに索敵を任せるわけにもいかない。鬼滅団でも上の者たちはそれぞれで索敵能力を有している。かく言う私も持っている。
ハンターのそれには遠く及ばないかもしれないけど、訓練の意味もある。少しでも今より強くなる為に、努力は欠かせない。
そう思いながら歩を進めていった。
ースミスsideー
「ふむ、、、。団長として、強さは普通だが、練度に難あり。と言ったところか」
鬼滅団の第10師団の新団長と思われる女が20メートル程の鬼を倒しているのを見ながら呟いた。
「しかし、若いな。あのような小娘に団長を任せるとは、、、。鬼滅団もそれだけ人員不足と言うことなのか。それか単純にこの小娘が強いだけなのか」
そう新しく赴任した団長は明らかにまだ10代の小娘なのだ。先程巨大な鬼を倒したことから相当な実力者なのは分かったが、団長という立場を任せるのにはいささか早すぎる気がする。
「だが、これでもう用はない。新武器の斬れ味も試せたことだしな」
そう言いながら後ろを向いた。
そこには5〜10メートルの鬼の死体の山が出来上がっていた。
「斬れ味は上々、重さは大剣としては軽い部類。あとは刃こぼれするまでの期間だが、、、」
そう言って手元のファントムカイザーを見た。オリハルコンを超える強度を持つヒヒイロカネで作ったその刀身には、刃こぼれは愚か小さな傷さえ残されていなかった。
「普通、これだけの鬼を斬れば傷のひとつもつくのだが、、、。まあ、丈夫なのはいい事だ。これは良い品が出来そうだ」
そうして、オレは洞窟へと戻って行った。
次回で攻略の話は終わりです。
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