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異世界に転生されたので異世界ライフを楽しみます!

クロ猫のクロウ

◇第3話◇ ハザード


「ねぇ、神龍と契約した人って他にもいるの?」
【2人いる。北の大地、セルヘルク国の魔王は氷神龍ベドラと。異界の森ネルハのエルフは爆神龍ゴイルと】

広そうだなこの国…。
神龍と契約しているのは2人か…。あれ、ってことはもう一頭いるってことだよな…?

「なぁ、フェルブ。もう一頭の龍はなんてやつなんだ?」
【…暗黒神龍ロキ。奴は魔界の森に棲む邪悪な奴でな。誰も契約したがらない。前に契約を求めてきた奴がいたが10秒ももたず溶けたよ…】

こっわ…。溶けるとか何事だよ。
あれかな…。魔力が強すぎて堪えられなかったとか?いや、待てよ?だとしたら俺は…。

「ねぇ、そのロキに契約を求めてきた奴ってどんな奴?」
【確か…上位魔導師だったと思うが…】
「なら、なんで村民の俺はフェルブに会ってこうやって話してるのに溶けないの…?」
【まさか貴様…自分のハザードも知らぬのか?】
「ハザード…?」
【貴様の身体能力についてだ】

そういえば知らなかったな…。知ろうともしなかったし、知ったところで絶望しそうだし…。

【貴様の横にいるペントリウスにでも聞くがよい…】
「ペントリウス…?…うわっ!」

何これ!?妖精…?え、ちっちゃ…!
これがペントリウス…?さっきまでここには誰もいなかったはずなのに…!

【フン…、大方今までペントリウスの存在に気付かなかったようだな…。そやつはお前が生まれし時から一緒にいた筈だ。我等が創造主のご加護のお陰でな…】
「えっと…突っ込みたいとこいっぱいあるけど…」

『ユーリ樣…』
「は、はいっ!」

か細い少女のような声…、これがペントリウスの声なのかな…?

「えっと…俺のハザードを、教えてくれる?」
『承知いたしました…。これがユーリ樣のハザードランクになります…』


「種族:村民
 レベル999
 攻撃力9999
 魔力9999
 防御力9999
 俊敏能力9999
 災害レベル特異点
 ◎更新済み能力
 ・吸収
 ・魔法攻撃耐性
 ・物理攻撃耐性
 ・苦痛耐性
 ・魔焔
 ・家事能力最大
 エキストラスキル:無傷<ノスヘルトゥラ>」
                           
チートかよ!いや、そうでもないな…家事能力とかありやがる…。いやでも、それ抜けば結構強いんじゃ…!

【うん、まぁ、中の上だな…】
「そうでもなかった…!!!」
『安心してください。魔王クラスではありませんが、"せいぜい"覇王クラスです』

せいぜいは余計では…?てか、何が違うんだ?
てか、俺、そんなにこの世界について詳しくねぇじゃねぇか!

【何を一人で悶えておる…】
「あ、いや、ごめん…」
【まぁよい…。いやしかし…時というのは早いものだ。こうして貴様と話していると時を忘れてしまう…】

あれ、そういやあれからどのくらい経ったんだ?

『4時間です』
「ありが…え…?」
『…?』
「今、なんで…?」
【ペントリウスは貴様の分身のようなもの。お前が思うことはすべてペントリウスに聞かれていると思え…】

プライバシーって言葉この国にはないのかな…。

【さて、貴様の家へ向かうとしよう…】
「いや、無理でしょ!村中がパニックになる!」
【心配はいらぬ。貴様の"中"に入るだけじゃ…】
「え…えぇぇ…」

水みたいになったと思ったら俺の心臓めがけて飛び込んできやがった…。
契約したからできる技?なのかな…。

「ま、いいや。早く帰んないと…」
『今日はシチューです』
「楽しみ消えたー!」

""ホッホッホ…。よもや神龍と契約するとはの…。気を付けるのじゃぞ、ユーリよ…。お主の物語はここからなのじゃからな…""


◇第3話◇ ハザード       fin.

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