学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

リハビリ

一つの想い

その想いが厳しいリハビリを乗り越える唯一の手段

「くぅーーー!!」

「がまん、がまん」

柔軟体操というよりプロレスで関節技を掛けられてるような激痛に耐える。

次は筋トレといってもかなりゆっくりと行う。だから、疲労感が半端ない。特にスクワットは足をまげて直角になるまで15秒、元の姿勢まで15秒とかなりゆっくりな運動だ

「あと2回!!」

「うーー」

「ラスト」

「うぉぉぉおおお!!」

「よくやった」

「ふぅーー」

これをすると太ももは酸欠状態のパンパンでしかも筋肉が悲鳴を上げる。リハビリ当初は筋肉痛がひどかったが最近は慣れてきたのかかなりましだ。療法士さんは驚異的な回復に驚いている。

「君、若いってすごいね~。こんなに回復が早い人は初めて見たよ」

すると沙織さんがやってきた

「おっと…彼女が迎えに来たようね。じゃ…今日のメニューは終わったから帰っていいよ。それとこの分だと来週には杖が取れそうね」

まだ、杖をついて歩いている。その横で

「リハビリはどうだった?」

「んっと…来週には杖なしでも歩けるかも」

「よかったね」

素直に喜んでくれる沙織さん、毎日、学校へも付き添ってくれる。だからだろう

「俺、杖が取れたら一人で学校へ行って見たいんだ」

「どうして?」

「自分一人でできることを試したいんだ」

その言葉にちょっと笑みを受かべて

「いいよ」

「俺、がんばるから」




おねぇちゃんたちは学校をほとんど休んでいた。その間に私たちの学校では来週には一大イベントの学園祭が行われる。そして、私はペイペイちゃんにあることをお願いした。

「いいわ、その話のったわ!!」

こうして私たちのある作戦がはじまったのだった。


「学園のアイドルと同居することになりましたが・・・」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く