学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

災難の続き

「え?俺?」

横溝の一言目.。そんな彼を俺たちは取り囲んでいる。

「たしか、俺に先生が呼んでいるって言ったよな」

「ああ…それ…あれは、立原がぼっとしているから」

「なぜ?それを?」

「どういう意味だ?」

「俺がぼっとしているのはいいけど、なぜ、横溝が俺に話してきたんだ?」

「だから、先生が呼んでいるって聞いて」

「先生が呼んでいるって聞いたってことは、その声の主は誰か知っているのか」

「え?」

おれの質問に躊躇している。しかし、彼は

「いや、知らない」

「じゃあ、何故、俺に呼んでいると言って来たんだ?」


「それは、立原がボーっとしてたからだ」

その答えは的を得ているようでそうではない。

「なんだよ。俺を疑ってるのか?」

このままでは喧嘩にしかならない。ということで彼との話は終わった。こうして、俺たちは声の主をクラスのみんなに声の主を聞きまわったのだが、誰も知らなかった。

こうして謎が深まるばかりであった。

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