学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

ボッチな愛

ゴールデンウィークも終り、長すぎた休みのリハビリも終り、学校というごく普通の日常に戻った今日この頃、ただ違うのは、私の気持ちが固まったこと、しかし、その気持ちの相手は何も変わっていない。学校では今まで通り夫婦の振りをしてくれている。それは、彼の義務感によるものだと思う。どこでこの気持ちを伝えるかが問題となるのだが最大の障壁は夫婦の振りをしているところ

真面目に好きですといっても、夫婦間の戯言としてめぐみ君も聞き流してしまうのだ。更に事態を悪化させているのは私が母であるという立場、この愛を押し付けると母親として言うことを聞けということになり、私の愛は、押しつけられたものになり、その時点で愛は愛でなくなっている。

ひとりぼっちな私の愛はどうすれば届くのだろうか?無邪気に好きですと飛び込んでいけるペイペイちゃんと羨ましい

毎日、いろいろとやっては見ているがめぐみ君が奥手すぎるのだろうか?中々、本気にしてくれない。めぐみ君の態度に時々、沙織さんと完全にできているのかと疑っていたが、それは杞憂ですんでいる。それにしてもどうしたらめぐみ君は私を好きになってくれるんだろう?いつも楽しそうに遊んでいる紗耶香ちゃんが羨ましい。

お姉ちゃんにペイペイちゃんはっきり言って強敵過ぎる。どちらも学校ではアイドル級の人気を誇っていて、学外でも可なり有名な二人だ。特にお姉ちゃんは学校ではめぐみ君と夫婦という立場が確立されていにもかかわらず、いっこうに人気は落ちてこない。だからなのかな。めぐみ君優し過ぎるよ。お姉ちゃんに…本当にお姉ちゃんが羨ましい。


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