学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

ゴールデンウィーク そうだ!!温泉に行こう!!

「わー!!」

慌てて取り返そうと紗耶香ちゃんの所へダッシュ、しかし、彼女もひょいっと避けた。

「返して!!」

「めぐみくんが焦るって、何が入っているのよ」

「それは!!」

言えるはずがない。中身は知らないが、四角い飲み物の箱と四角くパックされているあれが入っているとは、多分、この動揺ぶりに驚いているはずなんだが、とにかく、取り返さないとあれが開けられては、

「はい!!」

その袋は、沙織さんへ渡された。

「どうしたのよ。めぐみくん!!そんなに動揺して」

「沙織さんも意地悪しないで・・・あ?」

今度はペイペイちゃんにパスされて、完全に俺が出遅れてしまった。その隙に彼女は中身を取り出した。あ~終わった…

「なにこれ?」

彼女が取り出したのは、岩おこしと5円チョコだった。出てきたそれを見て、俺は驚いた。そのサイズ感から岩おこしは栄養ドリンク、5円チョコはコンドームだとばかり思っていたからだった。こうして、俺は彼女達からジト目で見られた後

「ふーん…このお菓子を独り占めしたかったのね」

「めぐみくんって、案外、ケチだったのね」

「中身を期待して、損したわ」

何を期待してたのかな?とホッとしたような悲しいような、すると

「めぐみくんは、これを履きにそっちへ行きなさい」

沙織さんに追い立てられ寝室へ、そこでポイっと渡された男性用トランクスタイプの水着を見て不思議に思っていると

「それを履いて準備してね。私たちが”いいよ”って言ったら、こっちに来てね」

ぱたんと閉じられた扉の向こうで、きゃあきゃあと黄色い声がしている。

「沙織さんっていい体してるわ」

「そういう、ペイペイちゃんも…」

「私の一人負け…」

「何言っているのよ、高校1年でそこまでなっていたら立派よ」

「そうよ」

何をしているんだ?ここで覗いて見つかったら今度こそ俺はおしまいになる。見たいけど、見ることが出来ないこのジレンマ。これは、ゲーム理論にある囚人のジレンマに等しい。けど、ここは我慢が大事だ。と思っていると

「恵くん!!こっちに来て」

扉を開けるとそこは天国だった。

「これだったら一緒にお風呂に入れるわね」

バスタオル一枚の美少女3人が俺を待っていたのだった。

「「「ささっ!!一緒にお風呂に入りましょ」」」

バスタオル一枚って、もし、外れたらどうすんだよ。俺は俺でトランクスを履いているからいいものの、下半身もかなり元気になって来ている。少し前かがみになって、あれの位置を直した。

そして、サンルーフになっている露天風呂へそこで事件が起きた。

「きゃ!!」

かけ湯をしたとたん沙織さんのバスタオルがお湯の重みで外れそうになった。その光景に目が釘付けになっていると

コン!!

「めぐみくんも男の子だもんね」

頭を個付かれた後、ペイペイちゃんに指摘されて、はっと我に返っていると

「フフフ…そんなに見たい?」

沙耶香ちゃんが立ち上がった。それと同時にペイペイちゃんも沙織さんも立ち上がった。そして

「恵くん見たいよね。私達を」

「うそ…」

彼女達はバスタオルに手をかけた。

「はーい!!」

ばっ!!っとバスタオルをはぐったのだった。

思わず手で顔を覆って、目を塞いだんだけど、やっぱり見たい。隠した手の隙間から彼女達を見ると、水着を着ていたのだった。

「驚いた?」

それはドキドキものだった。そして、俺の下半身の異変に気付いた3人が

「きゃー!!」

「えっちー!!」

「うわ!!」

思わず股間を手で隠して、直ぐに湯船に飛び込んだ。

「あちー!!!」

まだ少し寒さが残るゴールデンウィーク、その寒さに冷え切った体には、湯船の温度は熱かった。

「きゃははは」

そんな姿を見て笑う3人だった。そんなこんなもあって、お風呂にみんなで入ったのだった。

そして、時刻は12時を回った頃、俺は一人寂しくリビングで毛布1枚で寝ているとペイペイちゃんがやって来た。

「一緒に寝てもいい?」

「え?」

すると沙織さんもやって来て、

「ペイペイちゃん抜け駆けは許さないわよ」

「そうよ!!」

ちゃっかり紗耶香ちゃんもやって来た。結局、4人で雑魚寝したのだった。という訳で、一数も出来なかった俺は、帰りのバスと電車で爆睡をし、みんなに顰蹙を買ったのだった。




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コメント

  • ノベルバユーザー69421

    沙織の気持ちは恵に伝わっているのだろうか?本当の関係を隠す為に始めた偽装夫婦生活のせいで恵に伝わっているのか分からない

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