学園のアイドルと同居することになりましたが・・・

seabolt

フルぼっこ・・・

後ろは壁

前は堀川を中心に親衛隊の奴らがずらりと立ちはだかっている。

中には、”沙織命”と書いたハチマキまでしている輩までいる。

絶体絶命のピンチとはこのこと

しかし、俺達がいる青園高校は、中途半端な進学校。

だから、中途半端に成績が良かったや奴らが集まっている。

中には有名大学に行く奴もいるが、半分は就職組。

しかも、大手企業か公務員とお堅いことを考えている連中だから、

いくら堀川が喧嘩に強いといってもしれている。

だから、俺もここまでやってきたんだけど、

ざっと20人くらいはいる。これは予想外だった。

堀川はガタイがいい、身長は185cmは優に超えている。

そんな奴に制服の襟元を引っ張られて

「貴様!!沙織様と付き合っているのか?」

「い・・・いえ・・」

すると腹にどすんと鈍い痛みが走った。

「うぐ・・」

膝蹴りを入れられて腹を抱えてその場に蹲っていると髪の毛を引っ張った

「おっと、まだ寝てもらうには早いんだけど」

ぐいっと引っ張り上げられた上に両手を二人に抑えられてしまった。

「もう一度聞く、沙織様と付き合っているのか?」

「付き合ってません」

どす・・・

「うぐ・・」

また・・・腹かよ・・

「顔を殴ると見つかった時にやばいからな・・」

「だから?」

「だから・・こうすんだよ」

どす

「うぐ・・・」

また、腹を蹴られた。そろそろ限界だ。

「おっと、ここで、宣言してもらおうか、別れるって」

「だから・・俺は付き合ってな・・・うぐ・・」

また、腹を蹴り上げてきた

「何も、そんなこと宣言してくれとは言ってない」

「じゃ・・なんだ・・・」

「沙織様の前でお付き合いできませんと言ってくれたらいいんだよ」

「そ・・・そんな・・・言えるわけないだろ!!」

「言えって言ってんだ・・・」

何度も蹴り上げられて、俺は意識を失った・・・・






目を覚ますと俺は保健室にいた。すると保険の先生が

「さっきまで水樹さんがいたんだけど、授業が始まるから教室に返した」

まだ、蹴られた腹はいたい・・

「君をここまで、彼女が連れてきたんだよ」

「え?」

「よくお礼というか、ひょっとして君たち付き合ってるのかい?」

「いえ・・」

「隠さなくてもいい。私にはわかる。彼女の愛を・・彼女を大切にしなよ~。本当に君のこと心配していたから」

「あの~、おれは・・・」

「あそんでボールが当たって転倒したんだって、水樹さんがそう説明していたよ」

「あ・・そ・・・」




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