記憶のアルバム
〜第0章〜 Epilogue-➀ はじまりは…
【※注意※】
この作品に登場する人物、社名等は現実のものとは一切関係はありません。
・第1話 Epilogueー①
ーー時間は20時、5分前
?「……システムにログインしています…」
?「ようこそ!!グランデリベルタへ!」
ゲームを起動し目の前に広がるゲームタイトル。そして耳に届く陽気なBGMと女の人のアナウンスの声。
いつも同じ声で同じ台詞なのだが、決して機械の合成音ではなくしっかりとした女性の声だ。
何故かその声を俺は気に入っている。単純に自分の好みの声なのかもしれないが、それでも落ち着きや安心を与えてくれる声だ。
??
「か……っ!かい…っ!海斗っ!!」
ハッとなり、俺は返事をする。
海斗
「あー、悪い悪い。どうした裕太?」
俺の名前は岸田海斗。
17歳、高校2年だ。ある病気で少し入院していたんだが、今はすっかり元気になった。
裕太
「どうした?じゃねえーよ!一昨日言ってた
あれ!ちゃんと覚えてるのか?」
前の席から話しかけてきているこいつの
名前は高橋裕太。
小学校からの同級生で、今は高校で同じ同好会に所属していて、俺の親友。
海斗
「あれって??」
裕太
「グラリべだよ!グ・ラ・リ・べ!」
海斗
「あー、グラリべね!
大丈夫、大丈夫!覚えてるから!」
グラリべとは世界中で大人気になっているオンラインバーチャルゲーム『グランデリベルタ』の略称で、国内ユーザー数は2000万人を超えているとも言われている。
裕太
「本当か?今夜8時いつもの場所に
集合だからな??」
海斗
「おっけー!おっけー!
ちゃんと覚えてるって(b・ω・)b"」
??
「ちょっと海斗ー?アンタ大丈夫?
約束忘れないでよねー?」
隣の席から話しかけてきたこいつは、
桜葉理恵。
クラスは違うこともあったが、
幼稚園〜高校までずっと同じ学校に通っている。所謂、“腐れ縁”ってやつだ。
理恵
「グラリべのクエスト行こうって誘ってきたの海斗なんだからしっかりしてよー( ˘・з・)」
海斗
「ちゃんとスマホにメモしてあるから
大丈夫だって!ほら!(笑)」
と言って2人にスマホの画面を見せる海斗
理恵
「ならいいんだけどさー(¬_¬ )
最近、海斗ボーッとしてること多くない?あ、もしかして恋の悩み?(笑)
お姉さんに言ってごらん♪」
理恵がクスクスと笑いながら聞いてくる。
海斗
「はぁ!?そんなんじゃねーから!!」
少し図星をつかれて俺はドキッとする。実は俺、岸田海斗は理恵のことが好きだったりする。まぁ本人には言えるわけないんだが。
理恵
「ムキになる所が怪しいなぁー?」
と言って、ジーっとこっちを見てくる理恵。
慌てて目線を外す俺。
理恵
「まぁ、いいや!あ、そうそう!
春も誘ったから4人で今夜行こー!」
裕太
「おぉ!春華も参加するの珍しいじゃん!
じゃあ……」
『キーンコーンカーンコーン♪』
授業開始のチャイムが裕太の声を遮った。
裕太
「なら今の話はまた後で!(小声)」
海斗&理恵
「はいよー!(`-∀-´)b(小声)」
チャイムが鳴ってくれて助かったと心の中で静かに呟いた海斗だった。
To  be continue…
この作品に登場する人物、社名等は現実のものとは一切関係はありません。
・第1話 Epilogueー①
ーー時間は20時、5分前
?「……システムにログインしています…」
?「ようこそ!!グランデリベルタへ!」
ゲームを起動し目の前に広がるゲームタイトル。そして耳に届く陽気なBGMと女の人のアナウンスの声。
いつも同じ声で同じ台詞なのだが、決して機械の合成音ではなくしっかりとした女性の声だ。
何故かその声を俺は気に入っている。単純に自分の好みの声なのかもしれないが、それでも落ち着きや安心を与えてくれる声だ。
??
「か……っ!かい…っ!海斗っ!!」
ハッとなり、俺は返事をする。
海斗
「あー、悪い悪い。どうした裕太?」
俺の名前は岸田海斗。
17歳、高校2年だ。ある病気で少し入院していたんだが、今はすっかり元気になった。
裕太
「どうした?じゃねえーよ!一昨日言ってた
あれ!ちゃんと覚えてるのか?」
前の席から話しかけてきているこいつの
名前は高橋裕太。
小学校からの同級生で、今は高校で同じ同好会に所属していて、俺の親友。
海斗
「あれって??」
裕太
「グラリべだよ!グ・ラ・リ・べ!」
海斗
「あー、グラリべね!
大丈夫、大丈夫!覚えてるから!」
グラリべとは世界中で大人気になっているオンラインバーチャルゲーム『グランデリベルタ』の略称で、国内ユーザー数は2000万人を超えているとも言われている。
裕太
「本当か?今夜8時いつもの場所に
集合だからな??」
海斗
「おっけー!おっけー!
ちゃんと覚えてるって(b・ω・)b"」
??
「ちょっと海斗ー?アンタ大丈夫?
約束忘れないでよねー?」
隣の席から話しかけてきたこいつは、
桜葉理恵。
クラスは違うこともあったが、
幼稚園〜高校までずっと同じ学校に通っている。所謂、“腐れ縁”ってやつだ。
理恵
「グラリべのクエスト行こうって誘ってきたの海斗なんだからしっかりしてよー( ˘・з・)」
海斗
「ちゃんとスマホにメモしてあるから
大丈夫だって!ほら!(笑)」
と言って2人にスマホの画面を見せる海斗
理恵
「ならいいんだけどさー(¬_¬ )
最近、海斗ボーッとしてること多くない?あ、もしかして恋の悩み?(笑)
お姉さんに言ってごらん♪」
理恵がクスクスと笑いながら聞いてくる。
海斗
「はぁ!?そんなんじゃねーから!!」
少し図星をつかれて俺はドキッとする。実は俺、岸田海斗は理恵のことが好きだったりする。まぁ本人には言えるわけないんだが。
理恵
「ムキになる所が怪しいなぁー?」
と言って、ジーっとこっちを見てくる理恵。
慌てて目線を外す俺。
理恵
「まぁ、いいや!あ、そうそう!
春も誘ったから4人で今夜行こー!」
裕太
「おぉ!春華も参加するの珍しいじゃん!
じゃあ……」
『キーンコーンカーンコーン♪』
授業開始のチャイムが裕太の声を遮った。
裕太
「なら今の話はまた後で!(小声)」
海斗&理恵
「はいよー!(`-∀-´)b(小声)」
チャイムが鳴ってくれて助かったと心の中で静かに呟いた海斗だった。
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