3つの国から異世界召喚されたんだが・・・

ØωØver!

(勇者side)王国4

僕達は初めてのダンジョン探索がはじまった
それから1時間か2時間がたっただろう
先に情報を集めていたので4階まですんなり行けた
1階は岩の洞窟だったが2・3階はジメジメして湿気が凄かった
4階はそれほどジメジメしておらず、警戒しながら進んだ

「ダンジョンって不思議ですね
2・3階ジメジメしてたけど4階はジメジメしてませんしね」

「まだ弱いスライムしか出てきてないけど
人型のゴブリンなんかが出てくるはずだからこういうのになれないと命に関わるから気をつけないとですね
橋本さん次の魔物は魔法で倒して見てはいかがでしょう
慣れておいて損はないはずですし」

「そうね
次はそうさせてもらうわ」

「来たぞ
スライム2体だ
俺が一体を受け持つ」

「分かったわ
五月雨君は1度スライムを攻撃してその後私が魔法を打つわ」

「了解」

晃は剣を左から右えと振りすぐさま後退した

「火よ球となれ ファイヤボール」

ボーン

「魔法すごいな」

「おい、どうやらゴブリンさんのお出ましだぜ」

「確かにゴブリンだな」

晃の前には身長70cm程で緑色の皮膚をした正しくゴブリン
だが群れではなく1体だった

「身長低いな」

「ギャギャギャ」

佐滝の言葉に反応したのか分からないがこちらに襲いかかってきた
だが、武器を持たず両手を上にあげ口を開いてこちらに走ってきている

「「「「・・・」」」」

((((切ってくださいと言っているようだ))))

みんなの心が一つになった

「あー、俺が行かしてもらうわ」

「「了解」」

「ふっ」

「ギャ、、ギャャ、、、」

「五月雨先に切った感想を教えてやる
鶏肉を切ったあと中に骨とこんにゃくがある感じだ」

「つまり、筋肉、骨、内蔵って感じで形さえ気にしなければ料理って事?」

「ま、そうだな
俺的には上手い例えだと思ったんだがどうだ?」

「分かりやすくもあり、分かりずらくもありました
と、そろそろほかのグループも次の階に進むみたいですね
僕はまだ行けそうですがみんなはどうですか?」

「私もまだ行けるわ」

「俺もだ」

「私もです」

「じゃあ行きますか」

そこからはゴブリンがちょこちょこ出てくる程度だったので6階7階とどんどん進み10階に到達した

「ここまで来たのはいいけどボス部屋どうする?」

「これまでの階のことを考えると行ける気はするわ」

「俺達だいぶ強くなったし大丈夫じゃないか」

「まだMPも残ってますし行けると思います」

「ここまでの戦い見ていたがしっかりと連携が取れているし入っても問題ないだろう
俺達は戦いを見て判断するように上から言われている
だから問題ないと判断する」

「騎士団の人もそうこう言ってるし行こうぜ
早いうちに経験しとかねーと」

「分かったよ」

ゴゴゴゴゴ

「あれは?」

「ああ、あれはゴブリンナイト、ゴブリンウォーリア、ゴブリンファイターだ
三体の連携がなかなかだ回復役がいないから初心者も練習に来れる」

「了解よ
佐滝君はナイトを五月雨君はファイターをウォーリアは私か牽制しておくわ
山戸さんは後ろで攻撃された人のカバーを
ふたりは早めに片付けてこっちに来てくれるとありがたいわ」

「「了解」」

「わ、分かりました」

佐滝は既にゴブリンナイトと剣を交えていた
ステータスが上がったため力負けせずにいる
今のまま行けば、直ぐに決着が着くだろう

(僕もファイターとの戦いに集中するとしますか、と言ってもステータス差があるみたいだから余裕がある
このまま押しきって橋本さんのところに向かうか)

ファイターは蹴りや殴りをしてくるが晃には遅く見えた
ファイターが殴りかかろうと拳を前に突きだしその腕を切断そのままその隙に右下から左上に切った

「ギャ、、、、ギ」

晃の戦いが終わった直後だった

パキッ

音のした方を向くと佐滝の剣が折れていた

「ギャ、ギャ」

「ちっ、このタイミングかよ」

だからと言って負ける状況には見えなかった
ゴブリンは息を切らし剣を持たない左腕を失っていた

「佐滝!」

晃声を掛け剣をほった
その声に反応して佐滝も晃がほった剣を受け取り直ぐにナイトを切った
その後、橋本の所に向かおうとしたがやめた

「ちょっと遅いじゃない
ウォーリア魔法3発で終わったわよ
それにしても、剣が折れるなんて予想外ね」

「そうだな」

「俺もちと焦ったぜ」

「私もびっくりしました」

「さて、感想を言い合うのもいいが後ろが混んでるかもしれねー
そこに転がってる宝箱開けてさっさと上に戻るぞ」

「へーい」

「そうね」

「はい」

「そうですね
帰りは転移陣があるので楽でいいですね」

ちなみに宝箱の中身はポーションと銀貨が1枚だった


「お疲れさん
ほぼ全ての班が帰ってきている
あと1班だけだ
向こうにみんないるから待っててくれ」

そして30分後全ての班が揃った

「よし、全員帰ってきたな
今回10階まで行けた班が6班もあった
嬉しく思うぞ
明日からは自由行動らしいな
悔しい思いをした奴、楽しかった奴、こういうのには向いてないと思った奴、様々だと思う
悔しかったら鍛錬や慣れが必要だ
楽しかったらそれを続ける努力や精神力だ
向いてないと思ったら戦闘ではなくサポートに回ればいい
この国では様々なことができる自分にあったことをしろよ!
それじゃあ帰るぞ」

全員城につくと自分の部屋に行き、起きたのは昼過ぎだった



  五月雨 晃(さみだれ こう):男

16歳

Lv.8

HP2510

 MP2010

 攻撃力1080

 防御力960

 俊敏性900

【称号】
2つの国に召喚されし者 異世界人
上位神の加護
【魔法】
 炎 水 土

【武術】
剣術Lv3(up)

【ユニークスキル】
心眼Lv1

【スキル】
言語Lv- 鑑定Lv1 身体強化Lv1
HP自動回復Lv2(up) 罠感知Lv1
瞑想Lv1


誤字脱字ありましたらコメントの程よろしくお願いします

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