3つの国から異世界召喚されたんだが・・・

ØωØver!

閑話3

「お出かけかい、ユーアイ」

「はい、おばちゃん
調味料が切れたので、でも森まで行かないと無いものなので行ってきます」

「そうなのかい、気をつけて行くんだよ
この辺りは魔物が少ないと言ってもね」

「分かってますよ
元冒険者を舐めちゃいけないですよ、
ははっ」

「そうだったね」




「たくさん取れた
魔物にも出くわさなかったし、
え?煙が!あっちは村の方」

ユーアイは走って帰った
村に帰った時は既に遅く村の家々は焼け落ち、村人は焼け焦げ死臭が漂っていた

「嘘っ、誰がこんな事を」

(事故、そんなはずないこんな大規模な火災が発生するわけがない、
はっ、隣のおばちゃんが心配だわ)

「おばちゃーん、おばちゃーん」

ユーアイがそう叫んでいると近くの家から声が聞こえてきた

「誰かいるのか?ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...
いるなら助けてくれ」

「私には持ち上がりそうにないので、人を読んできますね」

「ああ、わ、分かった
なるべく早く頼む」

「誰かー」

そう叫ぶかそれに応える声はなかった
そして、声をかけてきた人の声も次第に弱くなり聞こえなくなった
それから一日が経過して近くの街から兵士がやってきた

「この村で生き残っているのはお前だけか」

「はい」

それから自分の見た事を話したが兵士は聞く耳を持たなかった

「嘘をつくな
どうせお前が村に火を放ったんだろう」

「違う!」

私はこの男の目を見た
そして確信したこの目は冒険者時代に自分の手柄欲しさに悪どいことを平気でする奴の目だった

「この女を連れていけ」

それから私は無実の罪で奴隷落ちとなった

私は何処で売られるのだろう
そんな事を考えながら虚ろになっていた

そしてスロル小国につきすぐに売られることが決定した
子供だった、貴族の子供なのかもしれないと思った、不安で仕方がない
でも、すぐに不安が吹き飛んだ
貴族でもなく傲慢でもなく、私に求めているのは元冒険者としての力だったからだ
出来るだけのことをしようと思った


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