詩
ツバメ
燕の様に生きる。
地に足はついていなくとも、
暖かさと共に小さな幸せを運ぶ存在でありたい
年に一度しか会えずとも、
目に見えぬ手土産を置いていく
そんな存在でありたい
 
嬉しさや悲しさ、楽しさ、怒り
美しいものや醜いもの
生きるモノの全て
命の歩み
世界をその翼で巡り
まだ見ぬものを自分の目に焼き付け
こころ動くことがあったとしても
必ず   自分   がもどれる場所を持ち
その度に小さな晴れを置いて行く
常に側に在るものでなくていい
よく見なければ見落としてしまいそうな、
ありふれたもので良い
 
そんな暖かさに為れるように。
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