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名探偵の推理日記〜奇霊な仮面は外せない〜

耕一

第6話『犯人の自供』

「そんな……。」
川口はその場に崩れ落ちた。
「今からなら遅くない。彼女は今どこにいるんですか?」
俺がそう聞くと川口は窓の外を指差した。俺はそれを確認すると玄関のドアを勢いよく開け川口が指差した方向へと走り出した。
 しばらく進んでいくと目の前にコブシの木に縛り付けられて衰弱した状態の百瀬が見えてきた。俺はすぐに縄をほどいた。
「おい!!大丈夫か?」
一緒についてきた荒川が百瀬の肩を大きく揺らした。
「し……ん………じ?」
百瀬はうっすらと目を開け荒川の名前を呼んだ。
「とりあえず、山荘まで運びましょう。」
俺がそう言うと、川口が俺を押しのけて百瀬の前に立った。一瞬この場に緊張が走ったが次の瞬間川口は百瀬を担ぎ上げ山荘へと歩き出した。
「女でもこれくらいはできるの。レンジャーロールって言って小柄な人でも簡単に人を運べるの。昨日の夜、私は話があると言って、友香里の部屋に入ったの。とりあえず飲みながらと思ったんだけど友香里はお酒苦手だから、サイダーにケタミンを入れて飲ませたの。その後すぐに友香里を運んで、友香里の部屋に戻った。アリバイ工作のためにテレビの音をわざと大きくして慎二と奈々に友香里はまだここにいるということを確認させたの。」
川口が話し終わる頃には山荘が目の前に見えてきた。

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