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名探偵の推理日記〜奇霊な仮面は外せない〜

耕一

第2話『彼氏と彼女と元カノと」

「荒川さんが、昨日友香里さんの部屋からのテレビの音がうるさかったと、言っていたんですが、何かご存知ですか?」
俺がそう言うと近藤さんは即答した。
「私も隣の部屋だったので聞きました。友香里が好きなドラマだったと思います。友香里は流行りに遅れるのをひどく気にしていたんで、録画もせずに全部生で見ていたんです。だから1人だけテレビのある部屋を用意したんですよ。でも10時40分頃に急に音が止まったんです。」
「そうですか。ありがとうございます。」
俺はそう言って次の人の準備をした。
 「私は聞いてませんよ。」
川口は落ち着いた様子でそう言った。
「あなたは荒川さんとはどういうご関係なんですか?私がここに来た時から一緒に行動しているように見えるんですけど。」
俺がそう聞くと彼女は俺の観察力に感心したような表情を見せた。
「慎二は私の彼氏なんです。前までは友香里の彼氏だったんですけど、お互い距離が離れちゃったみたいで。慎二はミュージシャン志望で、ほとんど無職みたいな感じだけど、私が獣医として頑張れば彼も安心して音楽活動出来るかなって。」
「獣医だったんですか!?すごいですね。」
小林刑事が目を輝かせてそう言った。
「聞き取りは以上です。ご協力ありがとうございました。」
俺は一人で喜んでいる小林刑事を無視してそう言った。

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